16 君の為に放つ、私のありったけ(脚本)
〇洞窟の深部
マリリン「おぉ! 出口が見えてきた!!」
マリリン「外の戦いは終わっているんだよね?」
アデライーデ「全部片付けてあるよ 砦の兵士さん達に見張りも頼んでおいたから安心しな」
〇海岸の岩場
マリリン「うおおおおーーーーっ!!」
マリリン「久しぶりのシャバだぜーーーーい!!」
マリリン「潮風が心地良い!」
マリリン「西日がまぶしい!」
ミスリル「グルル、ルルウゥ(ほう、生き残りが居たか)」
マリリン「ドラゴンがデカイ!!??」
マリリン「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば・・・」
ミスリル「ル? グルルゥルグルグルウ?(ん? その女ドーカに囲まれて気でも狂ってしまったのか?)」
アデライーデ「あー・・・ ミスリルの事を言うの忘れていたよ」
マリリン「マ、マリリンは多分おいしくないよー ドーカだって食べ残したぐらいだよー」
マリリン「しかも今チョッとチビってアレだから食べない方が良いですよー・・・」
アデライーデ「おい!? アンタ人の背中で何を!?」
マリリン「あれ? アタシ達を、食べない?」
マリリン「このドラゴンもしかして、臭いに敏感なの?」
マリリン「それなら・・・」
アデライーデ「おいまさかバカな事を考えていないだろうね?」
マリリン「マリリンのありったけを、今ここで・・・ 解き放つ!!」
アデライーデ「なんて力、振り落とせない!? 止めろッ! 早まるんじゃあないよッ!!」
マリリン「アデライーデ、アンタの事、マリリンが守ってあげるからね・・・!」
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