ビビトモの解説(脚本)
〇テレビスタジオ
女性アナウンサー「著者のビビッとくる出会いの体験談 を紹介する前に」
男性アナウンサー「「渋谷のビビトモ」の作品解説を 簡単にしていきます」
女性アナウンサー「「渋谷のビビトモ」のネタバレを 含みますので」
男性アナウンサー「まだ読んでない人は「渋谷のビビトモ」を 先に読むことをオススメします」
女性アナウンサー「それでは解説します」
女性アナウンサー「最後、2011年に昭子と平一が互いに ビビッとくることを体験しました」
男性アナウンサー「ですが、2022年の昭子は 飲み仲間と話す中で」
男性アナウンサー「ビビッときたことがないと言ってますよね」
女性アナウンサー「これは重なった3つの渋谷が・・・」
女性アナウンサー「それぞれパラレルワールドの 渋谷だからです」
男性アナウンサー「起きる出来事が異なったりする世界なので」
女性アナウンサー「ある世界ではコロナが蔓延しないことも あります」
男性アナウンサー「しかし、かなり似ている世界であったため」
女性アナウンサー「昭子と平一は元の世界でも あまり人としての魅力は変わらなく」
女性アナウンサー「お互いにビビッときたということです」
男性アナウンサー「ちなみに令がいる世界は」
男性アナウンサー「2022年に「渋谷のビビトモ」に似た作品 が映像化され」
女性アナウンサー「大型ビジョンと車内ビジョンで 放映されてから11年後の渋谷です」
男性アナウンサー「令が冷静だったのは 「渋谷のビビトモ」に似た小説を 読んだことがあるからでした」
女性アナウンサー「以上で作品の解説を終わりにします」
女性アナウンサー「続いて、著者にビビッとくる出会いに ついての実体験を話してもらいます」
著者「私は過去にビビッときたことがあります」
著者「その回数は4回!」
著者「それぞれ別の人です」
著者「初めて目が合った瞬間に 自分だけでなく相手も同じように 惹かれていると思えました」
著者「お互いに 「惹かれ合っている」ということが わかるんです」
著者「でも、やっぱり惹かれてるのは自分だけで、相手は惹かれてないという可能性や」
著者「別のことで自分に注目しているのではないかという可能性も考えられ」
著者「2回目までは 相手に声をかけられませんでした」
著者「それに・・・」
著者「相手から声をかけてきてほしかったんです」
著者「その2回とも予定があったため」
著者「自分からその場を去ってしまいました」
著者「それから2年ぐらいビビッとくる出会いが なかったので」
著者「そういう相手が非常に少ないということを 私は痛感し」
著者「次に出会えたら 自分から声かけようと思いました」
著者「そして一昨年にビビッとくる人に 出会いました」
著者「私は自分から声をかけました」
「あの、すいません。私と目が合ったとき、何か感じませんでしたか?」
著者「と声をかけ」
著者「相手も感じたと言ってくれたので」
「連絡先を交換しませんか?」
著者「と言いました」
「いい友達になれるかもしれませんし」
著者「とも付け加えました」
著者「そして、その人と知り合いになって」
著者「すぐにビビトモ(ビビッときた友達)に なりました」
著者「趣味などは全然違いましたが 一緒に話すと」
著者「とにかく楽しい気持ちになれるんです」
著者「その人にはパートナーがいたのですが」
著者「そのパートナーの方は 友達付き合いなら相手が異性であってもいいという考えを持っていましたので」
著者「その人と私はベストフレンドになれました」
著者「今でも親友として仲良くしています」
著者「そして、去年にビビッとくる人と 出会いました」
著者「私はベストフレンドとの出会いの経緯で」
著者「このビビッとくる感じは 相手も自分に惹かれていると 確信していましたから」
著者「すぐに声をかけませんでした」
著者「相手から声をかけてほしかったんです」
著者「3回目の時と同じで予定がなかったので」
著者「前回以上にねばりました」
著者「二人で同じ場所を5分ほど ウロウロしていたと思います」
著者「お互いの姿を見失わないように チラチラ見合いながら」
著者「結果、私から折れました」
著者「前回と同じように声をかけました」
著者「やはり相手も私と同じように感じたらしく」
著者「連絡先を交換しました」
著者「その後、すぐにビビトモになりました」
著者「なんで声をかけなかったのか聞くと」
著者「やっぱり自分の勘違いだったら恥ずかしいから声をかけられなかったとのことでした」
著者「趣味が似ていたので盛り上がりました」
著者「一緒にいると、とにかく楽しくて幸せを感じます」
著者「もちろん、ドキドキもします」
著者「その人には恋人がいなかったので」
著者「私とその人はベストカップルになれました」
著者「今もラブラブです」
著者「私は初めてビビッとくる人に出会ってから」
著者「外では積極的に人の目を 見るようになりました」
著者「それで、ビビッとくる出会いは 年に1回あるかないかです」
著者「私の経験と恋人、親友、友人、同僚の話を総合すると」
著者「多くの人にとって ビビッとくる相手は非常に少ないと思います」
著者「さらに目が合わなければ 互いにビビッときません」
著者「恋人との出会いにしても」
著者「最初、相手はスマホを操作していて」
著者「私だけが相手を見ていて 相手の姿に対して好印象を持ってました」
著者「でも、そう感じる相手は 普段から街中なんかを歩いている時に よく見かけます」
著者「ところが、相手がスマホから顔をあげて 私と目が合った瞬間」
著者「ビビッときたんです」
著者「街中で同じように姿に対して 好印象を持った相手と目が合っても」
著者「ビビッとこない時もあります」
著者「つまり、目が合うことで ビビッとくるということです」
著者「「ビビッとくる」は大きくわけて」
自分だけがビビッとくること
著者「と」
お互いにビビッとくること
著者「の2つあるんだと思っています」
著者「前者は、目が合わなくても相手の姿を見ただけでビビッとくるのかもしれません」
著者「後者は、お互いの目が合って初めてビビッとくるものだと考えています」
著者「私の場合は4回とも 目が合った瞬間にビビッときました」
著者「お互いに顔がはっきり見える距離で目が合うとビビッとくるのではないかと思います」
著者「「ビビッとくる」感じを もっと詳細に話すなら」
著者「お互いに惹かれ合っていることがわかるだけでなく」
著者「初めて目が合ったとき3秒ほどは目をそらせないくらいの魅力を相手に感じます」
著者「目が合った瞬間、相手に魅力を感じ 「お互いに惹かれ合っている」と思え」
著者「3秒くらい互いに思わず見つめてしまうようなことがあれば」
著者「確実に相手もビビッときていると思います」
著者「ビビッとくる出会いに 運命という言葉は使いたくありません」
著者「その言葉を使うと」
著者「最初から出会うことは決まっていた ようなニュアンスを感じるからです」
著者「年齢を重ねていき魅力が大きく変わることがあれば」
著者「ビビッとくる相手も変わるのではないかと 私は考えています」
著者「ですが、今の恋人とは結婚してずっと一緒にいられると互いに断言できます」
著者「私は結婚したことがありませんが」
著者「年齢を重ねても、二人でいれば互いに気に入っている魅力は変わらないと思えるからです」
著者「同僚に私と同じような体験をして結婚された方がいますが」
著者「その方は出会ってから20年ほど経った今もラブラブで楽しい家庭を築いているそうです」
著者「ビビッとくる相手に出会うには 運命のようにその時がくると考えるのではなく」
著者「外で面識がない人の目を見て 探していく必要があると思います」
著者「ビビッとくる出会いを求めるためだけに 大勢の人がいる場に行く必要はない と思います」
著者「そう感じる相手自体が少ないと思いますし」
著者「そんなことをしなくても 普段から外にいる時に 人の目を見るようにすれば」
著者「出会う確率は急上昇すると思います」
著者「私はそうするようになってから」
著者「年に1回あるかないかで出会うようになりました」
著者「私はビビッとくる出会いを初めて体験するまで、面識のない人がいるような場所では」
著者「あまり人の顔を意識して見ようと してなかったです」
著者「だから一度も体験したことが なかったんだと思っています」
著者「ジロジロ見る必要はありません」
著者「ビビッとくる相手であれば 目が合った瞬間にわかります」
著者「一瞬だけ目が合ってビビッとこなければ 目をそらせばいいんです」
著者「外で友人と話しながら歩いている時も」
著者「ずっと友達の顔を見ながら話すことはないですから」
著者「前方から歩いてくる人などの目を見てみましょう」
著者「以上です」
女性アナウンサー「ビビッとくる出会いを求めるなら」
女性アナウンサー「普段から面識のない人がいる場所では 人の目を見るようにするということが 大切なんですね」
私もビビッとくることは中々ないですが、ビビッとなったときは何かしらの縁がやっぱりあります。
初めて会った感はないんですよねえ。不思議。
運命という言葉は使いたくないというところに感銘を受けました。確かにその時の自分はその時の自分で、だからこそ気が合う人というものがいますよね。私ももうちょっと人の顔を見るようにしてみたいと思います。
ビビッとくるのはあまり体験しないんですが、いい意味で「この人なんか違う」って思うことはあったかもです。
親しくなる人とは、出会った時になにか違いますよね。