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菊地恵子

第三話(脚本)

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菊地恵子

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〇武術の訓練場
  三日後
  ナギ村の訓練場
ライ「アミレー、アンタ凄いな・・・。 たった三日でここまで成長するなんて・・・」
アミレー「いや、ここまで私が成長出来たのは貴君の教え方が良かったからだ」
ライ「いやいや、そんな事無いさ」
ライ「オレが教えたのは基礎的な事だけ、後はアンタが努力したからさ」
アミレー「そうか・・・。 ありがとうライ、これで魔物も討伐出来るだろう」
アミレー「さてそろそろ見張りの時間だ、村の入口に行かなくては・・・」

〇寂れた村
ナギ村の男性「た、大変だ・・・! 魔物の急襲が起きたぞ・・・!!!」
ナギ村の村長「皆落ち着くのだ!」
ナギ村の村長「戦えない者は避難所まで逃げよ! 戦える者は武器を持ち、魔物を討伐するのだ!」

〇武術の訓練場
ライ「魔物の急襲か・・・。 オレも戦いに行かなきゃな・・・」
ライ「・・・アミレー、アンタはどうするんだ?」
ライ「言っておくが魔物は訓練と違って命のやり取りだ、死ぬかもしれないぜ?」
アミレー「無論、私はこの村を守る為に戦う。 それが私の務めだ!」
ライ「・・・分かった、アンタの覚悟は伝わったよ」
ライ「じゃ、準備が出来たら・・・」

〇寂れた村
ナギ村の村娘「大変だよ、大変・・・!」
ナギ村の村長「どうした、何があったんだ?」
ナギ村の村娘「それが遠くから見たから良く分からなかったけど」
ナギ村の村娘「なんかミハイル君が悪そうな人に連れてかれちゃって・・・!」
ナギ村の村長「な、何だと・・・!? それは本当か!?」
ナギ村の村娘「うん、本当だよ! だからライさんに助けを頼もうと思って・・・」
ナギ村の村長「・・・だとしたらかなりマズいな・・・」
ナギ村の村長「しかし今ライには魔物の対処を頼みたい・・・うーむ・・・」
アミレー「・・・村長、私が行きましょう」
ナギ村の村長「なんと・・・!?」
ナギ村の村長「しかしアミレー、君はまだライから剣技を習ったばかり・・・!」
アミレー「心配ありません、私は聖剣ジャスティアに選ばれし者」
アミレー「必ずミハイルを救い出してみせましょう」
ナギ村の村長「そこまで言うのならば・・・ミハイル救出は君に託すとしよう」
ナギ村の村長「頼んだぞ、アミレー」
ナギ村の村娘「ミハイル君はチミガの森の方に拐われたんだよ、お願い急いで・・・!」
アミレー「あぁ、分かった。 情報提供感謝する」

〇森の中
アミレー(いよいよ初戦闘か・・・緊張するな・・・)
アミレー(・・・向こうからミハイルの気配を感じる・・・きっと向こうにいるはずだ)
アミレー「・・・!」
二足歩行の魔物「グルルルル・・・」
盗賊の男性「さぁ、この魔物に食われたくなかったら村の秘宝の場所を言え!」
ミハイル「し、知りません! 大体貴方の様な邪な考えを持つ人に秘宝を渡すわけには行きません!」
盗賊の男性「ふん、なら用はない・・・! この魔物の餌にしてやる!」
二足歩行の魔物「グルルッ!!!」
ミハイル「くっ・・・!」
二足歩行の魔物「グギャアッ!?」
盗賊の男性「・・・!だ、誰だ!?」
ミハイル「・・・アミレーさん! 何故貴方がここに!?」
アミレー「村の少女が教えてくれた。 貴君が悪者に連れて行かれたとな」
アミレー「だから私は村を出てここまでやって来たのだ」
アミレー「・・・さぁ、ミハイル。 私の後ろに下がってくれ」
ミハイル「は、はい!」
盗賊の男性「ちっ・・・!まさか邪魔が入るとは・・・」
盗賊の男性「だが所詮はガキだ、魔物の相手じゃない!」
盗賊の男性「おい、あのガキを殺せ!そしてあの剣も奪ってこい!」
二足歩行の魔物「グルル・・・!」
アミレー「・・・っ!来る!」
二足歩行の魔物「グルルル・・・」
アミレー「・・・ふっ」
二足歩行の魔物「ギャアッ!?」
盗賊の男性「な、なんだあのガキ・・・!? あんな強いなんて聞いてないぞ・・・!」
ミハイル「アミレーさん、凄い・・・! あんな大きな魔物を圧倒してる・・・」
アミレー「・・・喰らえ!!!」
二足歩行の魔物「グギャアァァァァッ!!!」
盗賊の男性「なっ・・・俺の魔物が・・・!?」
盗賊の男性「・・・ひ・・・ひぃ〜っ!」
アミレー「・・・ミハイル、怪我は無いか?」
ミハイル「はい、大丈夫です。 助けて頂きありがとうございます」
アミレー「いや、私は当然の事をしたまでだ」
アミレー「さぁ、村へ帰ろう」
ミハイル「はい!」

〇寂れた村
ナギ村の村長「・・・なんと、村の近くにそんな恐ろしい悪者がいたのか・・・」
ナギ村の村長「アミレーよ、ミハイルを助けてくれた事感謝する」
アミレー「いえ、私は当然の事をしたまでです」
アミレー「それより村長殿、私が留守の間に村に急襲してきた魔物はどうなりましたか?」
ナギ村の村長「あぁ、村の衆が協力して討伐した。 だから安心するといい」
アミレー「そうですか、それは良かったです」
アミレー「・・・では、私はこれで失礼します」
ナギ村の村長「待ってくれアミレーよ、実は皆の活躍を祝して宴を開こうと思っておるのだ」
ナギ村の村長「だからぜひ参加してはくれないか?」
アミレー「い、いえ私はただ一人の村人の窮地を救う為に魔物を討伐しただけ」
アミレー「村の窮地に何も出来なかった私が宴に加わっては・・・」
ナギ村の村長「しかし君が魔物を討伐してくれなければミハイルはもっと危険に晒されていただろう」
ナギ村の村長「だからこれは村人達からの感謝の印だ、ぜひとも君には参加してもらいたい」
アミレー「・・・」
アミレー「・・・分かりました。 では、謹んで宴に参加させて頂きます」
ナギ村の村長「うむ、そうしてくれるとありがたい」
ナギ村の村長「では私は村の衆にその事を伝えてくるから、ミハイルと一緒に待っていてくれ」
アミレー「さて、私達は家で待つとしよう」
ミハイル「そうですね、アミレーさん」

〇怪しげな酒場
  ナギ村の酒場
ライ「アミレーよくやったな! ミハイルを助けるなんて指導した甲斐があったぜ!」
ライ「本当にアンタは良く頑張ったよ!」
ミハイル「アミレーさん、貴方がいなければ僕はきっとあの魔物に食べられていたでしょう」
ミハイル「僕は貴方に全霊の感謝を伝えたいです」
ミハイル「・・・本当に、本当にありがとうございます!」
アミレー「そ、そこまで言われると少し恥ずかしいな・・・」
ナギ村の村長「アミレー、ミハイルを救った事への感謝の印として君にはこのブローチをあげよう」
アミレー「これは?」
ナギ村の村長「このブローチは村の加工職人が丹精込めて作ったブローチだ」
ナギ村の村長「きっと君に似合うだろう」
アミレー「・・・ありがとうございます。 では有り難く頂戴致します」
ナギ村の村長「うむ、喜んでくれた様で良かったよ」
ナギ村の村長「さて、今夜はまだまだ宴は続くぞ! 皆、存分に飲んで食べてくれ!」
「おぉー!!!」

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