イントロダクション(脚本)
〇合宿所の稽古場
「・・・」
「どうして・・・」
「どうして彼女を殺したんだよ!」
???「俺たちはなにも悪いことなんかしてない!」
???「彼女が死ぬ理由なんて一つもないのに!」
???「ちくしょう・・・殺してやる・・・」
???「絶対に・・・おまえを殺してやるっ!」
〇一人部屋
「・・・はっ!」
「なんだ夢か・・・ ふぅ~ 落ち着け落ち着け・・・」
「まずはベッドから起きて 着替えてっと・・・」
ガサガサ・・・
ガサガサ・・・
小夜子「・・・これでよしっと」
小夜子「いつものこととはいえ いまだに慣れないから 心にこたえるよなぁ・・・」
小夜子「でも今のビジョンも ちゃんとファイルしておかないとね」
小夜子「さて! 気を取り直して 仕事場へ向かいますか」
小夜子「今日は私に協力してくれる人が 会いに来る予定だけど・・・」
小夜子「本当に信じてくれるのかな・・・ ちょっと不安だ・・・」
〇応接室
──コンコン
「はいっ! 今開けます」
小夜子「こんにちは はじめまして!」
小夜子「よかった! 来てくれたんですね」
小夜子「私一人だと不安だったから 本当に助かります」
小夜子「まずは自己紹介からですね・・・ 私の名前は『小夜子』って言います」
小夜子「これはペンネームで 大好きだったお祖母ちゃんの 名前なんですよ」
小夜子「それからあなたも知っている通り 実は私・・・ 霊能者なんです」
小夜子「ここへ来たっていうことは・・・ 私が霊能者だと 信じてくれたんですよね?」
小夜子「えっ・・・信じてない?」
小夜子「はぁ・・・なるほど 自分は現場主義者だから オカルトの類は信じてないと・・・」
小夜子「ぜんぜん構いませんよ!」
小夜子「・・・逆に安心しました 本当にこの事件を解決してくれそうで」
小夜子「では最初に 今回の調査依頼の内容を ご説明しますね」
〇古いアパートの廊下
「依頼主は被害者の姉である 『高尾沙里奈』さんです」
「事件が起きたのは30年前・・・」
「とある山荘で起きた連続殺人事件で 今も未解決なまま 真相は闇の中です」
小夜子「地元の人たちからも 忘れ去られた事件ですが・・・」
小夜子「高尾さんは 殺された妹が不憫でならないと 今でも嘆いています」
小夜子「・・・そこで私の出番というワケです」
小夜子「当時に起きた出来事を霊視して 事件を解決へ導いてほしいと・・・」
〇応接室
小夜子「・・・ただし 私の霊視は非常に断片的です」
小夜子「霊視したビジョンはとても短く その経過時間は 1分にも満たないでしょう」
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