コーラスシンガーの昼休み

チェンカ☆1159

第一話「はじまりは中庭から」(脚本)

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〇中庭
  それがあったのは、今から少し前。
  今朝のことだった。
青木初羅(まさか下駄箱に僕に宛てた 手紙があるとは・・・・・・)
  手紙の主は『春咲すみれ』という
  知らない人だった。
  どうやらこの学校の二年生らしい。
青木初羅「今日の昼休みに中庭で 待ってるらしいんだけど・・・・・・ この先だよね?」
  ガヤガヤ
青木初羅(なんかやけに人がいるし、 呼び出す場所間違って ないかな・・・・・・?)
紅城このみ「それではこれより、合唱班による 新入生歓迎ミニコンサートを 開始しまーす!」
青木初羅(合唱班・・・・・・?)
  〜演奏終了後〜
紅城このみ「最後までありがとうございました〜」
紅城このみ「合唱班に興味があったら、 ぜひ放課後第一音楽室にも 聞きに来てくださいね!」
  ありがとうございました〜!
青木初羅(結局最後まで 聞き入ってしまった・・・・・・)
青木初羅(久々に聞いたけど、 合唱って素敵だなぁ)
青木初羅(とはいえ──)
青木初羅「肝心の春咲先輩には会えなかったけど、 まぁいいか・・・・・・」
「そこの君ちょっと待った!」
青木初羅「えっ?」
青木初羅(今僕、呼び止められた?)
青木初羅(いやでも知らない声だし、 違う人のことかも)
「ちょい待ちスルーしないの! 青木初羅くんでしょう!?」
青木初羅(僕が知らない相手なのに 名前まで知ってる!?)
「やっと止まってくれたぁ。 あのね、私──」
青木初羅「ごめんなさいっ!」
「あっ!ちょっと!!」
春咲すみれ「謝るくらいなら 逃げないでよぉ・・・・・・」
紅城このみ「ちょっとー? 片付けまだ終わってないよ」
春咲すみれ「あっ、すみません! このみ先輩」
紅城このみ「さっきの彼って、 青木初羅くんだったっけ」
紅城このみ「入学式で新入生代表の挨拶してたよね」
春咲すみれ「そうですそうです!」
春咲すみれ「私、絶対彼を合唱班に入れたくて!」
春咲すみれ「今日手紙でここに呼び出したんです!」
紅城このみ「そりゃ相当だ・・・・・・」
紅城このみ「無理に勧誘すると 逃げられちゃうから 気をつけなよ?」
春咲すみれ「大丈夫です! 手は抜きます!!」
紅城このみ「手は抜かないであげて?」
紅城このみ「強引なのはダメってことだよ」
春咲すみれ「でも最後までいてくれましたよ?」
春咲すみれ「合唱に興味自体はあるはずです!」
紅城このみ「彼が真面目なだけかもしれないけど?」
春咲すみれ「そうとは限らないと思います!」
春咲すみれ「なんなら次勧誘する時に 聞いてみますね!」
春咲すみれ「それじゃあ、 片付けも終わっちゃった みたいなのでまた放課後!」
紅城このみ「・・・・・・全く」
紅城このみ「それにしても、彼も災難だなぁ」
紅城このみ「班内でも上位を争うほど 合唱ラブなすみれちゃんに 目をつけられるとは・・・・・・」

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