エピソード8(脚本)
〇生徒会室
カタカタカタ・・・
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「あぁァァ・・・・」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「仕事が...終わらない・・・」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「で、この仕事は・・・明日までか」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「終わる気がしねぇな、これ・・・」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「下でコーヒーでも買って一気に終わらせるか」
〇まっすぐの廊下
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「廊下の明かりも付いてないか」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「でも、もう少しで終わる・・・」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「あと少し....あと少しなんだ....(自己暗示)」
???「・・・・・・」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「は?なんで、お前がこんな時間に?」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「おい!ちょっと待──」
バキッ!!
???「一人になる瞬間を見計らっていたんですよ」
〇生徒会室
ツクヨ・ルミ「お久っさ〜、元気してる〜?」
ガラル・ライカ「やあ、久しぶりだね ルミ」
ツクヨ・ルミ「あれ?アイツは?」
ガラル・ライカ「葛井なら欠席だ」
ガラル・ライカ「しかも、今日までに頼んだ仕事もせずにね」
ガラル・ライカ「大体終わらせてくれるから、珍しい事もあるもんだよ」
ツクヨ・ルミ「そうなんだ」
ツクヨ・ルミ「でも、やけに散らかってない?」
ガラル・ライカ「ああ、それも彼のだ」
ガラル・ライカ「下手に片付けると怒りそうだから、一応そのままにしてはいるんだが・・・」
ツクヨ・ルミ「でも、会長 これって」
ガラル・ライカ「ルナ、君もそう思ったか──」
「” ──働き過ぎたな”」
ガラル・ライカ「しかも、これはだいぶ末期だぞ」
ガラル・ライカ「いつも仕事やれやれ言う彼が、ここまでの ヤケを起こすのは初めてだ・・・・」
ガラル・ライカ「ちょっと下の購買で甘いものでも買ってきて労う準備を始める」
ガラル・ライカ「留守番は頼んだぞ ルミ」
ツクヨ・ルミ「はい、会長」
ガラル・ライカ「それと、ここの惨状を写真に収めといてくれ」
ガラル・ライカ「──ゆするネタに使うから」
ツクヨ・ルミ「はい、会長! > パシャ」
──ガラガラッ
やどっ君「竜ちゃん、ここに居るちゃか?」
ガラル・ライカ「あれ?やどっ君か、ちょうど良かった」
ガラル・ライカ「携帯で彼を呼び出してはくれないか?」
やどっ君「いや、それが・・・・」
やどっ君「竜ちゃん、朝から見当たらないんです」
ガラル・ライカ「朝からとは、どう言う事だ?」
やどっ君「実は竜ちゃんと学校に来ることが多いんですけど、家を確認してもいなくて・・・」
ガラル・ライカ「それで、ここを確認しに来てもいなかったと」
ガラル・ライカ「確かに不自然だな・・・・」
ツクヨ・ルミ「でも、下駄箱にアイツの靴置いてあったわよ」
ガラル・ライカ「そうなってくると、校内にいる可能性が高い」
ガラル・ライカ「アイツのことだ、もしかしたら授業が始まり次第、出てくるかもしれない」
ガラル・ライカ「とりあえずは、様子見だな」
ガラル・ライカ「見つけ次第、やどっ君にも伝えるよ」
やどっ君「ありがとうございます・・・」
〇生徒会室
ツクヨ・ルミ「・・・来ませんでしたね」
ツクヨ・ルミ「少し面倒ですけど、探すしかなさそうですよ」
ガラル・ライカ「だな・・・・」
ガラル・ライカ「ただの杞憂で終われば御の字」
ガラル・ライカ「──そうじゃなければ、事件の捜査だな」
ツクヨ・ルミ「探すといっても、どこを探します?」
ガラル・ライカ「探すなら狭くて閉じ込められやすい倉庫あたりだろうが、」
ガラル・ライカ「これが人為的なものなら、人が立ち寄らない個室だな」
ツクヨ・ルミ「でもそれだと、私たちで見つけるの厳しくありません?」
ガラル・ライカ「だから実際かなり難しい問題だよ・・・」
ガラル・ライカ「とりあえず、近くの倉庫から潰しに行くぞ」
〇屋上の倉庫
〇グラウンドの隅
〇体育倉庫
〇田舎の学校
ツクヨ・ルミ「ダメだ、全然 見つからない」
ツクヨ・ルミ「先輩、ほんと何処に行ってんのよ」
ガラル・ライカ「ここまで探していないとなると、本格的に巻き込まれているね」
ツクヨ・ルミ「学校で起きたって事は、アイツに恨みがある誰かが起こしたって事かな?」
ガラル・ライカ「その可能性は高い....とは思うが、外部の 人間が関わってないとも限らない」
ガラル・ライカ「その場合は捜索範囲が絶望的に広がり、公的機関を頼る他なくなる」
ツクヨ・ルミ「う〜ん」
ツクヨ・ルミ「あ、そうだ!」
ツクヨ・ルミ「最後に、あそこ行っても良いですか?」
〇学園内のベンチ
ガラル・ライカ「ここは?」
ツクヨ・ルミ「売店です」
ツクヨ・ルミ「基本的は、人や獣人用の食べ物を売っている場所なんだけど」
ツクヨ・ルミ「先輩が捕まっている場所が校内だとするなら飯の調達も必要になるはず」
ガラル・ライカ「なるほど」
売店のおばさん「あら、ルミちゃんじゃない?」
ツクヨ・ルミ「きゃあ!叔母さま お久しぶりです〜」
売店のおばさん「叔母さまと言われるほど年じゃありません、全くもぉ・・・」
ツクヨ・ルミ「ところで叔母さま、最近変わった事はありませんか?」
ツクヨ・ルミ「ほら、唐突に食べる量が増えた人がいるとか」
売店のおばさん「うーん、高校生はみんな沢山食べるからそんなハッキリは覚えてないわね〜」
ツクヨ・ルミ「そ、そうですかー」
売店のおばさん「でも一人だけ、凄い買ってくれた子なら知ってるわよ」
ツクヨ・ルミ「えっ、誰ですか!? 知りたい知りたい!」
売店のおばさん「確か・・・カムイさんだったかしら?ほら、いつも白い剣道着を着ている」
ツクヨ・ルミ「カムイさん、ですか?」
売店のおばさん「しかも彼女、ちょっと変わっていてね」
売店のおばさん「弁当は持って来てるのに、いつも売店でパンを2つほど買っていってくれるの〜」
売店のおばさん「──でも今日は、弁当まで買ってくれたの」
売店のおばさん「たくさん食べてくれて、本当に嬉しいわ〜」
ツクヨ・ルミ「(見つけた)」
ガラル・ライカ
>グッジョブ!
〇道場
女子高生 (獣人)「やあー」
女子高生 (獣人)「いたーい〜!」
黒髪の女「もっと声を出してかかって来なさい」
黒髪の女「それだと、相手の気合いに押し負けます」
女子高生 (獣人)「でも気合い出すの面倒だしお腹空くんだよね〜」
女子高生 (獣人)「はむッ、はぁー おいしい〜」
黒髪の女「ここは、柔道場です。飲食は控えてください」
女子高生 (獣人)「待って〜、もう少しだけ補給〜」
黒髪の女「まったく」
黒髪の女「キビキビ動かないと、相手に食われますよ」
女子高生 (獣人)「それは、嫌だな〜」
黒髪の女「なら立ちなさい」
女子高生 (獣人)「仕方ないな〜」
女子高生 (獣人)「これって、本気でやった方が良いやつ〜?」
黒髪の女「ええ」
黒髪の女「──やれるものならですが」
女子高生 (獣人)「そっかー」
女子高生 (獣人)「なら、こっちも本気で──」
ガラガラッ
ガラル・ライカ「ここが剣道部の部室か」
ツクヨ・ルミ「正確には、ただの柔道場なんだけどね」
黒髪の女「君たち、見学者?」
ガラル・ライカ「すまないが カムイって、誰なんだ?」
ガラル・ライカ「少し、その人と話をしたくてね」
黒髪の女「──カムイは、私だ」
カムイ「それで、用と言うのは一体?」
ガラル・ライカ「なに、生徒会からの連絡だよ」
ガラル・ライカ「部長には、少し生徒会室まで来てもらいたい」
〇生徒会室
カムイ「──で、話というのは一体?」
カムイ「予定書や決算書の提出は、既に済ませたはずですが」
ガラル・ライカ「その事についても、少し聞きたかったんだが」
ガラル・ライカ「──なぜ、毎月の補助金を受け取ろうとしない?」
カムイ「・・・・・・」
ツクヨ・ルミ「補助金って、部活するにあたっての支給よね?(備品補充用や大会参加とかに使う)」
ガラル・ライカ「そうだ」
ガラル・ライカ「活動していれば、多少ではあるが学校側から援助がもらえる」
ガラル・ライカ「部活だって、タダで出来るサービスじゃない」
ガラル・ライカ「実際、運動部関係にかかる資金は毎年10万を超える事だってある」
ガラル・ライカ「──だが、剣道部はその援助金を一切必要とせず活動を行っている」
ツクヨ・ルミ「補助金を受け取らないって、そこまで重要?」
ツクヨ・ルミ「受け取らないって言ってくれるなら、むしろいい事なんじゃ」
ガラル・ライカ「”金がかからない”という点ではいいんだが」
ガラル・ライカ「そうなると、決算書の作成も義務じゃなくなってくる」
ガラル・ライカ「実際、今回出された紙もほぼ白紙だったしな」
ガラル・ライカ「決算書を作成してもらう目的って、何も金を何に使っているか知るためだけじゃない」
ガラル・ライカ「その部活動がしっかり行っているか、好き勝手な事はしてないかなどの、」
ガラル・ライカ「部活動の透明性を図るためでもあるんだよ」
ガラル・ライカ「それらの情報が一切分からなくなるのは、 こちらとして非常に困る」
ガラル・ライカ
──実際、陰で色々やっているようだしな
ツクヨ・ルミ「やけに詳しいですね 会長」
ガラル・ライカ「よく葛井がその事でぼやくからな...」
ガラル・ライカ「そう言う意味でも、カムイという名前には聞き覚えあって助かったよ」
カムイ「葛井....先輩...ッ!」
ガラル・ライカ「私としては、彼ほど細かい事を言うつもりはない」
ガラル・ライカ「──でも、こんな事をするなら話は別」
ガラル・ライカ「彼は大切な仲間だ。返してくれ」
カムイ「!!──ッ」
カムイ「──私に、指図するなぁアアア!!」
──バキッ!
ツクヨ・ルミ「──先輩!!」
ガラル・ライカ「危ないなー」
ガラル・ライカ「防具もない相手に切り掛かるのって、礼儀を重んじる武道としては許されるわけ?」
カムイ「黙れ!!」
カムイ「大切だのやれ愛情があるだの、」
カムイ「嘘で塗り固めた言葉で相手を利用し、自身の立場と力を保持しようとする」
カムイ「──弱い分際で、私に命令するのはやめろ!!」
ガラル・ライカ「・・・・」
ガラル・ライカ「この際、私に弱者のレッテルを貼って貰っても構わない・・・・」
ガラル・ライカ「だが、葛井は返───」
カムイ「そうか」
カムイ「──ならば、”斬る”」
ぎしぎしぎし・・・
ガラル・ライカ「──!!」
やばい、押し負ける───
ツクヨ・ルミ「──いい加減にしなさいよ あんた!」
ガラル・ライカ「ルミ・・・・」
ツクヨ・ルミ「──会長に弱いと言った事を訂正しなさい!!」
あ、そっち・・・・
ツクヨ・ルミ「確かに葛井先輩をよくコキ使うイメージはあるけど、」
ツクヨ・ルミ「立場や保身のために動くような人ではないわ」
ツクヨ・ルミ「だいいち会って早々に決めつけられるの、 本当にムカつくのよ・・・・」
ツクヨ・ルミ「何も知らないのに、そうやって評価するのはやめて!」
カムイ「・・・・」
カムイ「なるほど、一理あるな・・・・」
カムイ「ならば、正当な評価をすれば良いのだな」
シュっ・・・・
カムイ「私は生徒会に決闘を申し込む」
ツクヨ・ルミ「はあ!?馬鹿じゃないの いつの時代の文化よ!!」
ツクヨ・ルミ「と言うか、早く先輩返してよ!!」
カムイ「戦わないのもまた自由・・・・」
カムイ「ただ、よくもまぁ大切だの宣えたなと──」
カムイ「やはり、我が身の可愛さには敵わないか」
ツクヨ・ルミ「いいわ 乗った」
ツクヨ・ルミ「その馬鹿頭、ボコボコに蹴ってあげる」
ガラル・ライカ「おい、ルミ・・・」
カムイ「そちらが負けた場合、私が行なっている事に対する不問──」
カムイ「──そして、葛井先輩を生徒会から除名を要求します」
ツクヨ・ルミ「なんで、アイツの名前が出てくんのよ!!」
カムイ「なんでも、葛井先輩は不正に生徒会に入ったと聞く」
カムイ「なのに先輩が生徒会にいるのは、選挙に参加した生徒が浮かばれない」
カムイ「それに、私も先輩には個人的な恨みがありますので」
ツクヨ・ルミ「それで、あんたが負けたらどうすんのよ」
カムイ「好きにしたらいい・・・・」
カムイ「それこそ勝者の自由だ」
カムイ「痛めつけるなり殺すなりすればいい・・・」
カムイ「──もとより、私が勝った場合もそのようにするがな」
ガラル・ライカ「おい、さすがに暴力行為は許可できな──」
カムイ「──何もしない弱者は黙ってろ」
カムイ「話を聞くに、先輩を居座らせた元凶はあなたらしいですね」
カムイ「幸い先輩なので、利用するために居させている事は構いません」
カムイ「──が、あなたのような者は 本当に嫌いだ」
ガラル・ライカ「──────」
ガラル・ライカ「分かった・・・・」
ガラル・ライカ「だが、私が参加するようにしてくれないか?」
ツクヨ・ルミ「ちょっと会長!私がやりますよ」
ガラル・ライカ「いや、しかし・・・・」
カムイ「二人で手を組んでもらっても構いません」
カムイ「何人、何十人だろうと弱者は 弱者───」
カムイ「──協力して勝てるなら、いくらでも策を講じればいい」
ガラル・ライカ「なら・・・そうさせてもらうよ」
カムイ「時間は明日の夕方。場所は剣道場で行う」
カムイ「殴る蹴る叩く なんでもありの総合格闘方式」
カムイ「──せいぜい実感しろ 生徒会」
ガラガラ──
ツクヨ・ルミ「なんなんですかね アイツ!」
ツクヨ・ルミ「絶対勝ちましょうね 会長」
ガラル・ライカ「・・・ああ」
ガラル・ライカ「というか、本当にルミも戦ってくれるのか?」
ツクヨ・ルミ「当たり前ですよ」
ツクヨ・ルミ「先輩たちが弱いって評価されたら私まで弱いって事になるんですよ」
ツクヨ・ルミ「そんなの、私自身が蹴り付けたいじゃないですか」
ツクヨ・ルミ「勝っても負けても、自分の結果にする」
ツクヨ・ルミ「それが、私の生き方です」
ガラル・ライカ「助かる・・・・」
正直、葛井がどうなっているかは分からない
無事でいてくれ・・・
〇牢獄
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「──くそ、あの野郎」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「気が付いたらこんな場所だよ」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「──おい、出せって」
???
ギャアギャアうるさいなぁ・・・
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「──誰だ!?」
派手な男「お前、男だろ?」
派手な男「ああ、女だったら良かったのに・・・」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「人がいたのか。かぎ、鍵持ってないか?」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「まだやり残した仕事があるんだ、出してくれ」
派手な男「残念だけど、俺は鍵を持ってない」
派手な男「出たいなら、彼女に頼めば?」
カムイ「全く、本当にうるさいですね 先輩」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「お前か、”セン ” さっさと出せ!!」
カムイ・セン「出たいなら、力で無理やりこじ開ければいいじゃないですか」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「──そんな力、あるわけねえだろ! 人間だぞ、こっちは!!」
カムイ・セン「人間でも生物を殺すぐらいの力はある」
カムイ・セン「それでも出られないなら、あなたに力がなかったからです。諦めてください」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「冗談じゃねえ、こんな場所早く出てやる!!」
カムイ・セン「それと、これは今日のご飯です」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「うん?ああ・・・あん」
カムイ・セン「それと、明日まで待てばあなたはここから 出られます」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「ブッーっ!(米を吹いた)」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「時間制限を設けて遊ぶぐらいならさっさと出せよ!!」
カムイ・セン「明日、生徒会と命運を賭けた試合をします」
カムイ・セン「会長が負けたら、あなたの除名と私の抱える不祥事を秘匿してもらう約束で」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「お前、本当に俺のことが嫌いだよな・・・」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「こんな事ばかりやって、警察のご厄介になる 未来しか見えねえよ」
カムイ・セン「だとしても・・・かまわない」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「はあ?」
カムイ・セン「彼女らが勝てば、あなたは自由の身。今までどおり、仕事にも戻れます」
カムイ・セン「そして私は、先輩を監禁した罪で懲役確定。もうお会いする事はないでしょう」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「・・・・」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「お前、勝つ気あんのか?」
カムイ・セン「勝てなければ死ぬだけですよ。どちらしろ...」
カムイ・セン「捕まろうと変わらない」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「武士道精神かよ、アホくさ・・・」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「これから殺し合う訳でもないのに」
カムイ・セン「──むしろそこまでしてもらわないと困る」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「!!」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「お前ら獣人が何をしたいかは知らんが、迷惑だからやめろ!」
カムイ・セン「これはどちらが上かを決める争い」
カムイ・セン「弱者である先輩には関係のない話です」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「ふざけんな!思いっきり当事者なのに、話す権利すらないのはおかしいだろ!!」
カムイ・セン「だったら、勝てばいいだけの話です」
カムイ・セン「──勝てば、負けなければ、先輩らが思う 理想を押し付けられるのがこの世界です」
カムイ・セン「まず先輩は、目の前の檻に勝ってからです」
カムイ・セン「──あと、後ろの男は女子更衣室を盗撮した容疑で捕まえた者です。せいぜい仲良く」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「え?」
派手な男「うん? よろ⭐︎」
──ガシャン!!
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「──ふざけんな早く出せ!こんな奴と一緒にいたら絶対変なのが移るだろうが!」
カムイ・セン「では──」
葛井 竜逸 (くずい りゅういち)「──おいセン待て、セン!!」
〇道場
カムイ・セン「─────」
カムイ・セン「やはり無駄を残してしまうな・・・・」
カムイ・セン「──弱くなると、分かっているはずなのに」
〇道場
カムイ・セン「──それでは試合をしましょう お二方」
ガラル・ライカ「勝ったら葛井は返してもらえるんだろうな?」
カムイ・セン「ええ、その場合は丁重にお返しいたします」
カムイ・セン「それと確認なのですが、本当に防具の装着はいいんですか?」
ガラル・ライカ「ああ、不慣れな物はつけない方が動きやすいからね」
ツクヨ・ルミ「私も蹴る時に邪魔になりそうだし、いいや」
カムイ・セン「そうですか」
ツクヨ・ルミ「へッ!?」
ツクヨ・ルミ「がッ・・・!!」
カムイ・セン「──早く仕留められそうですね」



更新待ってました!
例のシルエットの彼女、カムイ・センが生徒会に殴り込み。
ライカとルミの2人に勝とうとするセン。
彼女が隠したい不祥事とは一体……?🤨
そして監禁された葛井はどうなるのか。