妖し神 

砂糖塩!

玖 神籠塔「祈使初級」②(脚本)

妖し神 

砂糖塩!

今すぐ読む

妖し神 
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇SHIBUYA SKY

〇渋谷の雑踏
「──ウフフ」

〇SHIBUYA SKY
???「──ああ。まるで静神世の外の景色はとっても綺麗ね」
???「人々が移動してる間、建物の輝き、 圧巻してしまうほどだわ」
???「でも...この輝きも、この美しさも...」
???「──いつか退廃的になるかもしれないわ。」
???「...」
???「...」
???「...」

〇黒

〇黒

〇城の客室
  次の日の朝
翡翠「──ど、どうでしょうか?アタシの作った朝飯は...」
筑瀬洋花「す、すごく美味しいです!」
柊桃奈「なんかもう、とろけるような...美味しさが...」
翡翠「お、お褒めの言葉ありがとうございます!」
筑瀬洋花「そ、そういえばもうそろそろ、冒険の朝礼時刻じゃないですか?」
柊桃奈「確か朝7時...でしたよね?」
翡翠「そうですね!今はもう七時直前なのですぐ準備しましょう!」
筑瀬洋花「とりあえずごちそーさまーー!」
柊桃奈「ごちそうさまです〜」

〇洋館の玄関ホール
筑瀬洋花「──はぁはぁ、朝礼に間に合った〜」
柊桃奈「洋花ちゃん、「魔力確認機」持ってきた...?」
翡翠「魔力確認機はアタシのバッグの中にあります!確認機は「魔森」についた時に渡しますね」
筑瀬洋花「わ、わかりました!」
筑瀬洋花「...あの人たち、私らと同じ祈使初級の冒険者の人たちか...」
柊桃奈「なんか、朝っぱらから皆元気があって良いね!」
翡翠「ですね!お二人方も冒険時前に やる気を出すと魔力高めやすくなれるかもしれません!」
筑瀬洋花「そうですね、今からやる気出せるよう頑張ります!」
柊桃奈「私ら頑張るよ!!」
筑瀬洋花「うん!」
翡翠「...」
翡翠(本当に途中から”あの人”が来てくれるのでしょうか...?)
翡翠(いいえ、アタシには少しわかりません。 ”あの人”のことが...)
翡翠(...)

〇洋館の玄関ホール
祈使初級長「──では今から6059回祈使初級冒険を始める」
筑瀬洋花「あの魔法陣は...?」
柊桃奈「多分、あの魔法陣の中行けば「魔森」に行けるはずだと思うけれど...」
翡翠「ええ、桃奈さんの言う通り、「魔森」に繋ぐ 魔法陣です」
翡翠「一分以内にこの魔法陣の中に行かなければ冒険できないので、、」
翡翠「今急いで魔法陣へ行きましょう!」
柊桃奈「じゃあ魔法陣の中へ行って急ごう!」
筑瀬洋花「ちょちょっとまってーーー!」

〇森の中の沼
筑瀬洋花「ここが...「魔森」...、」
柊桃奈「祈使初級の冒険者達は...?なんか見渡してても居ない...」
翡翠「確か魔法陣の中へ行くときにグループ冒険者は行き先がランダムで決まるんです」
筑瀬洋花「んー...でも見た通り沼からあんまり化物とかは出てこないはず...」
翡翠「じゃあ他のところへ移動しましょうか?」
筑瀬洋花「そうですね...特に化物とかが来そうな怪しいところは無さそうですし...」
柊桃奈「...蒸し暑いですし...、ちょっとここより、 他のところへ行きたいし...」
翡翠「そうですね、ではアタシについてきてください!」
翡翠(...っと、二人方になにか大事な物を渡してない気が...)
翡翠「あっと...すこし遅くなりましたが... これが「魔力確認機」です」
翡翠「二人方分をご用意しました! ぜひ魔力を確認する時、連絡する時に使ってください!」
筑瀬洋花「ありがとうございます!」
柊桃奈「ありがとうございます〜」
翡翠「では、気を取り直して 私達から左側の方の道へ進んでいきましょう...」

〇山道
翡翠「...ここなら、どうでしょうか...?」
柊桃奈「前の場所よりは、歩きやすくて良いかと思います!」
筑瀬洋花「まあ冒険しやすそうだし、戦う時に 適してる場所だと思います!」
翡翠「まあ、この場所以外でも、戦えやすい場所は沢山あるので、そこも探索してみましょう!」
祈使初級冒険者②「──誰か助けてくださああい! 今の私の状況だと負けそうで...!」
筑瀬洋花「──桃奈ちゃん、翡翠さん、あの襲われてる人を助けよう!」
柊桃奈「そうだね!」
翡翠「あ、はい!!」

〇山道
筑瀬洋花「──常世に連なる御神木よ、地に眠る根を解き放ち仇なすものを穿て、千根穿!」
筑瀬洋花「生まれしより地を離れぬ蔦よ、その執念をもって逃れ得ぬ縛めとなれ──絡縛ノ翠蔓!」
柊桃奈「あ、ありがとぉ...?」
筑瀬洋花「礼は後で!今は戦闘に集中!」
柊桃奈「う、うん!」
柊桃奈「水よ、我が血潮と共鳴せよ。 我が身を駆け、脈打て。奔りて穿て── 水鎧!」
翡翠「や、やったぁ...!」

〇山道
翡翠「...、はぁはぁ....、さすがのアタシでも疲れました...」
筑瀬洋花「な、なにその剣...!かっこいい〜!」
柊桃奈「まるで勇者の剣みたいだね!」
翡翠「...は、この剣は...!」
筑瀬洋花「...あ!翡翠さんの剣、迂闊に触ってしまってすみませんでした!」
翡翠「あー、別に勝手に触っても大丈夫ですよ!」
  ──あ、あの!
祈使初級冒険者②「さ、先ほど私を助けさせてくださり、ありがとうございます!」
筑瀬洋花「あぁ、いえいえ!どういたしまして!」
祈使初級冒険者②「あはは...、 もし貴方方が私を助けなかったら...気絶してたと思います」
祈使初級冒険者②「まあでも、この先貴方方のように素敵な人になれるかもしれないので...」
祈使初級冒険者②「...そのために一生懸命頑張ります!」
祈使初級冒険者②「またどこかでお会いしましょう!」
柊桃奈「はは、良かった良かった!」
筑瀬洋花「私達のおかげだね!」
翡翠「素敵な人って呼ばれて... 良かったですね!」
筑瀬洋花「はい!」
翡翠(...)
翡翠(なんか...誰かからの視線を感じます...)
翡翠(も、もしかして...)
筑瀬洋花「あれ...なんか音しなかった?」
柊桃奈「もしかしたら...、単独行動の通知じゃない?」
翡翠「そうです!桃奈さん! よく分かりましたね〜!」
柊桃奈「魔力確認機から音がなったので... 多分単独行動の通知かと...」
筑瀬洋花「その単独行動の通知が鳴ったて事は...」
筑瀬洋花「ここから一人で冒険するってことですよね?」
翡翠「はい!なのでもう今はもう解散してもよろしいですよ!」
柊桃奈「分かりました!では早速一人で冒険していきますね!」
柊桃奈「洋花ちゃんまた冒険後でね〜!」
筑瀬洋花「うん!また後で!」
筑瀬洋花「では...私もそろそろ単独行動してきますね!」
翡翠「あ!洋花さんはまだ待ってください!」
筑瀬洋花「えっ?何でですか?」
翡翠「その理由には実は昨日...」

〇洋館の玄関ホール
  先日の深夜、アタシは
  すべての仕事を終え、寝る準備をしようとしたら...
  突然、入口の門に誰かからのノックがあったんですよ...
  アタシは少し気になったので
  祈使初級の門を開けて、

〇神殿の門
  神籠塔の門扉へ向かうと...
  そこには、黒髪青目の女性が居まして...
  多分その人がノックをしてたんでしょう。
  で、その女性はアタシのことをよく知っていて
  少し怖かったので、
  「どういったご要件でお越しになりましたか」と問いかけたら
  「洋花さんにすぐ会いたい」って答えてきました。
  でもその時の時間は、もう洋花さんは寝てまして...
  すぐには会えないとその女性に答えると、
  「明日の冒険で待っている。
  途中から洋花さん一人の時におじゃまする」
  と言いながらその女性は消えました...

〇山道
翡翠「なので、この事を洋花さんだけに伝えていきたかったので...」
筑瀬洋花「ある程度の事はよく分かったんですけど...」
筑瀬洋花「その問いかけてきた女性の事について 詳しく知ってますか?」
翡翠「うーん...、その女性、前どっかでお会いした覚えはあるんですけれど...」
翡翠「微かな覚えだったので、詳しくは知りません」
筑瀬洋花「そうですか...」
翡翠「その女性曰く、「洋花さん一人だけの時におじゃまする」と言ってたので...」
翡翠「アタシはここでお暇いたしますね」
翡翠「そ、それと、何か大変な事が起きましたら すぐ魔力確認機で連絡してくださいね!」
筑瀬洋花「も、もちろんです!」
翡翠「...では」
筑瀬洋花「...」
筑瀬洋花(黒髪青目の女性....、なんか見覚えある気がする...)
筑瀬洋花(...もしかして...)
筑瀬洋花「えっ...」

〇山道
「フウ、待たせてごめんなさい。洋花」
小宮翠衣「昨晩、翡翠とお話した黒髪青目の女性は、 私のことよ」
筑瀬洋花「翠衣ちゃ....ん、」
小宮翠衣「何よ。そんなに青ざめて。 私の事嫌いだったの?」
筑瀬洋花「いや、そんな事思ってないよ... でも...」
筑瀬洋花「今、静神世の現実で翠衣ちゃんと会ってるって事は...」
筑瀬洋花「この前、私と翠衣ちゃんが 封印された場所で話した事って、 本当だったんだ...」
小宮翠衣「そう。あれは現実よ。 夢だと思うかもしれないけれど、現実よ」
小宮翠衣「この前の事が現実て事...」
小宮翠衣「── つまり現状、呪神に呪われてるってことも本当の事よ...」
筑瀬洋花「...っ!」
小宮翠衣「...伝えたいことは山程あるわ。 まず私について来ながら語るわね」
筑瀬洋花「わ、分かった...」

〇山道
筑瀬洋花「...そういえば、この前呪神の名前 翠衣ちゃんに教えてもらったんだけど...」
筑瀬洋花「さっぱり、呪神名覚えてなくて。 もう一回教えてもらって良い?」
小宮翠衣「...本当は一回で覚えてたらうれしいけれど...」
筑瀬洋花「ご、ごめん...、あんま記憶力良くなくて...」
小宮翠衣「いいのいいの。謝らなくて大丈夫よ」
小宮翠衣「── で、その呪神の名前の事ね?」
筑瀬洋花「う...うん...」
小宮翠衣「...」
小宮翠衣「── その呪神の名は「神隠薄紅姫」」
筑瀬洋花「しんおん...?」
小宮翠衣「「しんおんうすべにひめ」ね」
筑瀬洋花「その呪神って一体何の神様だったの?」
筑瀬洋花「明らかに、名前が呪神ぽくない気がするんだけど...」
小宮翠衣「かつて、静神世の”かなり最高位の神”として存在した女神よ」
小宮翠衣「でも、とある事がきっかけで呪神となってしまったわ」
筑瀬洋花「とある事?」
小宮翠衣「説明するわ」

〇雲の上
  説明っていうか、昔話なんだけど。
  今から1000年前、静神世では、
  「神隠薄紅姫」というまだまだ幼い神と
  「神垂幽谷神」(しんすいゆうこくしん)という、彼女の使い神が居たの。
  その二人の神は楽しく楽しく、
  静神世の天界で過ごしてたんだけどね...

〇雲の上
  ある日、静神世の創造神
  神犹 翠生主(かみゆみおぬし)は
  天気が悪い所為か、神力が少し弱まってしまって...

〇山間の集落
  その所為で「静神世」で災害が多発してしまったの。

〇雲の上
  静神世の多発災害を止めるために
  神暖薄紅姫にあることをお願いしたの。
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「......薄紅、聞きなさい」
神隠薄紅姫「はい?」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「私の神力が、このところ陽炎のように薄れていくのを感じるの」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「このままでは、この世界の理(ことわり)さえも維持できなくなってしまう」
神隠薄紅姫「...!」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「...案ずることはありません。方法はあるのです」

〇神社の本殿
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「遠き古より伝わる、静神世の神社近くに、神力を良くする薬の材料があるの」

〇雲の上
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「見た目は紫色の花で、花の裏に魔法陣が書いてある物です」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「薄紅、それをとって神水に浸し、私に飲ませてください」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「薄紅、お前だけが頼りです。私のために、その材料を手に取ってきておくれ」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「...それと...、その材料に似た植物には注意ですよ」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「神力を吸い取り、命を蝕む『翠の毒茨』が紛れていると聞きます」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「気をつけて。私はここで、お前の帰りを信じて待っています」
  ...と、神暖薄紅姫にお願いをしたの。
  神犹は、薄紅姫に対して物凄く頼りにしてて
  ずっと信じていたそう。
神隠薄紅姫「翠色の毒茨...か。気をつけないと」
  採取の日、薄紅姫は本当は使い神といっしょに行きたかったんだけど
  他の仕事があってからか、一緒に行動する事できなかった。
神翠幽谷神「悪天候の中、気をつけてくださいね?」
神隠薄紅姫「大丈夫、神だから死にはしないよ」

〇山間の集落
  悪天候でも、どうにか頑張って薄暗い中、材料がある神社へ向かったの

〇神社の本殿
神隠薄紅姫「あ、あった...!」
  神社に着いた先には、神力の材料となる物があったから、
  急いで自分が持ってた「神水」に浸し、
  天界へ向かったの。

〇神社の本殿
  でもね。神暖薄紅姫は、採取した花の
  細かなところを見てなかった。

〇雲の上
  天界に帰った時にはすぐ、
  神犹翠生主がいたから
神隠薄紅姫「神犹様、これを飲めば神力が良くなるはずです」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「分かった。では飲んでいただこう」
  その薄紅姫が持ってきた神力の水を飲んだのだけれども...
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「...?」

〇雲の上
  天界の景色は一変して、神犹はその瞬間
  暴れ狂うように叫んだの。
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「....あ、が.........っ!! ぐ、あぁぁぁあああ!!!」
  ...実は、薄紅姫がとってきた材料の花は
  凄く見たい目酷似してた
  「翠の毒茨」そのものだったの。
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「お前....まさか....、」
神隠薄紅姫「ち、違うんです!私は私は、私はただ、あなたをお救いしたくて......!」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「お前よ、裏の模様をよく見てなかったのか!?」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「翠の毒茨と同じ...模様が魔法陣じゃなくて、目模様じゃないか!!」
神隠薄紅姫「...え?」
神隠薄紅姫「う...うっそ...」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「ちゃんと説明したのに。貴方は話をまったく聞かず。その上更に私を狂わせた」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「許さない。ちゃんと頼りなやつだと思ってたのに。私はお前に裏切られた。最低だ」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「...永遠の罰として、お前を呪神として 封印させよう」
神隠薄紅姫「そんな、まさか...で、でも....、」
神隠薄紅姫「呪う意外の選択肢はあるのでしょう?!!!」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「口答えするなっ!」
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「さあ、私の火の玉よ。薄紅姫を封印場所へ案内し封印魔法を放て。さあ今すぐ!」
神隠薄紅姫「神犹様! お聞きください、私は、私はただ...!」
  ...あああああああああああああぁぁぁっ!!!
神犹 翠生主(かみゆ・みおぬし)「ウフフ....!」

〇祭祀場
  そして神犹から、呪神として封印された
  薄紅姫はずっと封印場所で後悔した...
神隠薄紅姫「...ああ、神犹様。これは私のせいだ。自らの間違いで神犹様を苦しめてしまった」
神隠薄紅姫「神力を良くする薬だと言って、あんな毒を神水に浸して...」
神隠薄紅姫「主様の信頼を、私がこの手で粉々に砕いてしまった...」
神隠薄紅姫「......裏切ったつもりなんて、欠片もなかったのに」
神隠薄紅姫「ただ、お救いしたかっただけなのに...ッ!」
神隠薄紅姫「それでもお願い。助けて頂戴! 神翠幽谷神...!」
神隠薄紅姫「貴方だけは私だけの親しい使い神...。お願い、私をここから連れ出して...ッ!」
神隠薄紅姫「逃げたら絶対に許さない、地獄の果てまで呪ってあげるから.......っ!!」

成分キーワード

ページTOPへ