君の為の学園(脚本)
〇学校の屋上
たくや「この学園は君の為にある」
たくや「始めようか」
たくや「新しい物語を」
〇生徒会室
かおり「ねこ作戦?!」
たくや「ねこ作戦だ」
かおり「何なのそれは?」
たくや「君にねこになってもらう」
かおり「なれるわけないじゃない」
たくや「ねこ耳をつけるんだ」
かおり「いやです」
たくや「それならしょうがない」
かおり「それ以外で考えてみて」
たくや「この学園をクリアするにはどうしたらいいのか」
かおり「ねこ作戦じゃ意味ないと思うよ」
たくや「ねこ作戦・・・」
かおり「そんなにねこ作戦に興味があったの?」
たくや「いや、俺達みんなでねこ作戦をすればあるいは」
かおり「アホなの?」
たくや「多分違うな」
かおり「呆れた。じゃあ、もう私行くわ」
たくや「え?」
かおり「新入りを頼んだわよ」
たくや「ああ」
〇生徒会室
たくや「お、目覚めたか?」
たくや「さっきから目覚めていたのか?」
たくや「話しは聞いていたな」
たくや「これよりねこ作戦を実施する!!」
たくや「え?しない?」
たくや「してみない?」
たくや「してみない、あ、そう」
たくや「じゃあ、俺も行くわ」
たくや「君はこの学園をクリアする方法を考えてみてくれ」
たくや「じゃあな」
〇学校の屋上
かおり「あら、目覚めたの?」
かおり「ここ、学園よ」
かおり「だけど、私達3人しかいないみたい」
かおり「まあ、退屈は意外としないわね」
かおり「変なクラスメイトがいるから」
かおり「彼ともう会った?」
かおり「いや、ねこ作戦はしなくていいわ」
かおり「彼はこの学園はゲームのフィールドだと思っているみたい」
かおり「クリアすれば出られるんじゃないかって」
かおり「確かなことは何も分からないわ」
かおり「まあ、気楽に行きましょう」
〇生徒会室
かおり「今日1日はここで過ごすといいわ」
かおり「私は見回りにいつまで来るから」
かおり「たまに魔獣、出るし」
たくや「と言うわけでババ抜きしようぜ!」
たくや「え?しない?」
たくや「つまんねーの。俺、本読んどくわ」
たくや「この世界から出るヒントが書かれてるかもしれないだろ」
たくや「すごい展開だ!これは博打漫画の傑作だ!!」
かおり「ちょっと、何してんのよ!!魔獣が出たわよ!!」
たくや「お、俺達の出番か」
〇学校の屋上
たくや「ここにいんのかよ」
かおり「いるわ」
たくや「マジ寒いじゃないか」
かおり「早く終わらせましょう」
たくや「魔獣いなくね?」
かおり「・・・・・・・・・いないわね」
たくや「見つけても戦えた試し、ないもんな」
かおり「この世界はなんなのかしら」
たくや「帰ろう。寒い」
〇生徒会室
たくや「トランプするか」
かおり「魔獣、攻撃してこないしね」
たくや「イェーイ、俺の勝ち!!」
かおり「騒いでバカみたいよ」
たくや「バカ・・・・・・・・・だと?」
かおり「バカみたいじゃない」
たくや「バカはいいことなんだぞ!分からんのか」
かおり「私、分かりません」
たくや「バカはなぁ。・・・・・・・・・」
かおり「バカだったらこの世界から出られるの?」
たくや「そうかもね。逆にね」
かおり「はぁ。寝ます。おやすみなさい」
たくや「おー。おやすみ」
たくや「じゃ、もう寝ますか」
たくや「おや、すみ、クォォォ」
たくや「おい、よせ。それはハンバーグにかけても合わない・・・・・・・・・」
〇生徒会室
たくや「お前も起きたか」
たくや「俺も今起きたとこ」
たくや「校庭に行ってみようぜ」
たくや「キャッチボールでもするか」
たくや「え?しない?」
たくや「そう言わずに」
〇田舎の学校
たくや「おーい、球投げるぞ」
たくや「・・・・・・・・・取ってくれや!!!」
たくや「え、キャッチボールはしない?」
たくや「そうか・・・」
かおり「あなた達何してるの?」
たくや「キャッチボール」
かおり「キャッチボールしてないじゃない」
たくや「いや、これからする所」
かおり「教室の掃除でもしましょう」
たくや「えー、やだよ」
かおり「2-Aで待ってるわ」
たくや「俺行かないよ?」
かおり「新入り君は来てくれるのね」
たくや「マジか」
かおり「よかった」
たくや「行かないほうがいい。きっと、行かないほうがいい」
かおり「先行ってるわ」
たくや「はぁ。じゃあ行くか」
〇教室
たくや「ここが魔王の城の最奥部なのか・・・」
かおり「何言ってんのよ。ここは2-Aの教室でしょ」
たくや「そうとも言う」
かおり「魔王の城の最奥部とは言わないわよ」
たくや「それはそうだ」
かおり「ちゃんとやってね」
たくや「りょーかいっす」
かおり「机を後ろに下げるわよ」
たくや「えー。めんどい」
かおり「いい加減なやつね・・・」
たくや「やりますって」
かおり「はぁ。次は床をほうきで掃きます」
たくや「うぉぉぉぉ。ほうきエクスカリバー!!!」
かおり「ほうき振り回して遊ばないでね。危ないからね」
たくや「はぁ。じゃあ、どうすればいいんだ?」
かおり「床を掃いてください」
たくや「こうか」
かおり「それを端から端までやってね」
たくや「めんどいな」
かおり「新入り君もありがとう。その調子でいいわ」
たくや「新入りだけ褒めやがって」
かおり「当たり前でしょうが」
たくや「終わったよ~」
かおり「今日はこれでいいでしょう」
〇学校の屋上
たくや「そして、君は気づくんだ」
たくや「この毎日は君のためにあったのだと」
たくや「少し寂しいけどこの物語はお終いだ」
たくや「きっと、また会えるさ。元気でな」
(終)


