異世界還りの聖女様!

檸檬桃緑茶

Ⅱ-38.帰還(脚本)

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〇幻想空間
女神「さて・・・ 最後に今回の偽物魔王や強制的な異世界召喚について・・・ 説明いたします」
吉沢 奏楽(ソラ)「・・・???」
女神「まずね。 この世界は、私と魔神で作った世界なの・・・」
吉沢 奏楽(ソラ)「え?マジで?」
女神「そうなの・・・!!♡♡」
吉沢 奏楽(ソラ)「・・・えっと・・・」
  それが何故なのかを聞きたいような聞きたくないような気持ちにこの場にいる全員。
  だが、そんな空気を全く読まずに問いかけるのは・・・
吉沢 奏楽(ソラ)「なんで二人でこの世界を作ったんですか? 普通神って一人なんじゃ・・・」
女神「・・・」
吉沢 奏楽(ソラ)「え?何その反応? 急に赤くなって・・・・・・・・・・・・」
魔神「・・・」
女神「私と、魔神はね・・・」
女神「その・・・」
女神「夫婦なの!!!♡♡」
魔神「うむ」
吉沢 奏楽(ソラ)「えぇ?!?」
高野 杏奈(アンナ)「わーお!」
高野 蓮(レン)「わーお!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・おぉ」
吉沢 拓磨(タクマ)「・・・マジか」
田所 衛(マモル)「おぉ・・・」
田所 蒼(アオイ)「おぉ・・・」
元魔王「マジか」
魔王部下「わーお」
魔物1「おお・・・・・・」
女神「それでね・・・ 私たちの加護を受けた子供たちが平和で暮らしていたんだけどね・・・」
女神「でもね・・・ 独身時代から、私に好意を持っていたストーカーの”男神”って奴がいるんだけどね・・・」
吉沢 奏楽(ソラ)「・・・”男神”」
女神「あいつの告白なんて何度も断ってるし、 魔神と結婚したから諦めると思ったのに、全く私のこと諦めてくれなくて・・・」
吉沢 奏楽(ソラ)「へ、へぇ・・・」
女神「その”男神”が・・・ 勝手に異世界召喚したり、私たちの世界の子達に変な加護を与えたりと・・・」
女神「色々ちょっかいかけてくるのよォ・・・ 本当に困ってるの・・・」
魔神「・・・我にも原因はあるのだ・・・」
魔神「本来、”男神”のやつが我や女神・・・ そして、我らが作った世界にちょっかいかけようなんて思うはずがない・・・」
魔神「こう見えて我は強いからな・・・」
吉沢 奏楽(ソラ)「がってんで!」
吉沢 拓磨(タクマ)(・・・奏楽のやつ・・・ 話のスケールが大きすぎて、訳分からなくなってる・・・ 『がってんで』って・・・笑)
魔神「だがな・・・ この世界を作った直後に神々の争いが起きてな・・・」
魔神「もちろん我は勝利したのだ!! だが・・・負傷してな・・・」
吉沢 奏楽(ソラ)「なーるーほーどー!」
魔神「長い眠りに着くことになってしまったんだ・・・」
魔神「だが・・・ やつはそんな我の寝ている隙を狙ってきた!!」
魔神「最近の”洗脳”という変な能力も・・・ ”男神”の仕業だ! 本当に忌々しい!!」
魔神「先程目覚めたばかりだが・・・ これからは我と女神でこの世界から”男神”の汚物を取り除く予定だ・・・」
魔神「別の世界のものに迷惑をかけてしまったこと・・・ 申し訳ない・・・」
吉沢 奏楽(ソラ)「いえいえー! 私こそ楽しませてもらったのでー!」
吉沢 拓磨(タクマ)(軽っ!! 衝撃の事実を告げられ神に謝られてるんだぞ? なのにその反応は・・・ アホかな?)
吉沢 奏楽(ソラ)「あ、そうだ! 長く寝ていたのであれば・・・ 魔王の指名、とか加護を与えるとかはどうやってたんですか?」
魔神「それはな」
魔神「眠りにつく前にある程度の条件をつけておけば、魔王に素養にあるものの選定や、魔王領の加護の付与はできるという訳だ・・・」
吉沢 奏楽(ソラ)「なるほど!!! オートモードというわけですね!」
魔神「・・・・・・・・・ それな!」
女神「ふふふ♪♪ さすが、あの方の子──っ!!」
魔神「・・・」
吉沢 奏楽(ソラ)「・・・ん? あの方の子?」
女神(や、やばいやばいやばいやばい!!)
女神「こ、コホン!! では、皆様!! 帰還の準備よろしいですか??」
吉沢 奏楽(ソラ)(・・・話逸らした?)

〇古い本
  女神の意味深な言葉を追求するまもなく、
  
  それぞれの世界へと帰還していくのだった・・・

次のエピソード:Ⅱ-39.その後(完)

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