第1話「マジで!?突然の異世界転移」(脚本)
〇ファンタジー世界
ここは、剣と魔法の世界
”クエスティア”
長きに渡り平和を保っていた世界に
災厄の魔の手が
伸びようとしていた・・・
〇魔物の巣窟
「モンスターが攻めてきたぞ!」
「みんな逃げろ!!」
魔王デストーラ「長かった・・・実に長かった」
魔王デストーラ「ようやく復活した我が身、今度こそクエスティアを我が手に!!」
モンスター軍団「ぐおおおおっ!!!!」
かつて戦争に敗れ、封印された
魔王デストーラが、千年の眠りより
目覚めたのだ
そしてデストーラは
モンスター軍団を率い、
千年越しの人類根絶と世界支配へと
動き出した
〇謁見の間
アースランド城
ティファ・アースランド「・・・既に三つの国が魔王の手に落ちました。このままでは、このアースランドも時間の問題でしょう」
アースランド王国王女
ティファ・アースランド
家臣「しかし、魔王のモンスター軍団に対抗するには”超機”を動かせる者でなければ不可能!」
家臣「そして超機を動かせるのは、別の世界から来るという”選ばれし者”のみ・・・」
ティファ・アースランド「・・・予言は事実でしょう」
ティファ・アースランド「実際、私が超機を触った所でうんともすんとも言いませんでした・・・」
家臣「で、では・・・!」
ティファ・アースランド「・・・カグヤ・シラヌイ!」
カグヤ・シラヌイ「はっ!私はここに!」
剣士
カグヤ・シラヌイ
ティファ・アースランド「・・・あなたに”選ばれし者”の探索を命じます」
カグヤ・シラヌイ「私に・・・ですか?」
ティファ・アースランド「今この国で大任を任せられるのは貴女しかいません。貴女にこの世界の未来を託します・・・!」
ティファ・アースランド「このオーブは”選ばれし者”に反応します、どうか役立ててください・・・」
カグヤ・シラヌイ「・・・お任せを、必ずや”選ばれし者”をこの地に!」
ティファ・アースランド「それでは・・・」
ティファ・アースランド「・・・はああっ!」
家臣「・・・行ってしまわれた」
ティファ・アースランド「・・・頼みましたよ、カグヤ」
〇歴史
第1話
「マジで!?突然の異世界転移」
〇繁華な通り
我々の世界
カグヤ・シラヌイ「ここが別の世界・・・」
カグヤ・シラヌイ「うう、なんだか空気が悪くてばっちいわね・・・」
カグヤ・シラヌイ「早く”選ばれし者”を探さないと・・・」
〇街中の公園
カグヤ・シラヌイ「オーブはここに反応してるけど・・・」
カグヤ・シラヌイ「・・・あっ!」
〇公園のベンチ
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「・・・あー、彼女欲しい」
男子中学生
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)
親友「お前令和にもなってそんな事言うヤツ初めて見たぞ」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「だってそうだろ?お前だって女の子と手繋いだりとか、デートしたりとか・・・」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「・・・もっと言うとエッチもしたいだろ」
親友「まあしたいさ、男だし」
親友「でもよ、冷静に考えてみろよ」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「何を?」
親友「俺達の周りにいる女子ってさ・・・」
〇モヤモヤ
女子「ブルベ〜イエベ〜」
女子「垢抜け〜」
女子「セーテキショウヒ!!!!!カイシャクチガイ!!!!!!ぎゃおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!」
「推し〜推し〜ビジュイイジャン〜」
〇公園のベンチ
親友「”これ”だぞ??」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「そりゃそうだけど・・・」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「あーあ、どっかに二次元みたいな心が綺麗で優しい女の子いないかなぁ」
親友「居たとしても俺らよりイケメンと付き合ってるよ、それ」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「だよなぁ・・・」
親友「・・・そろそろ弟の迎えに行かないと、じゃあな」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「頑張れよー長男」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「・・・はあ、ろくでもないなこの世は」
「あの・・・」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「?」
カグヤ・シラヌイ「はじめまして、こんにちは」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「────────!!!!!!」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)(おっぱいでっか・・・!!しかもカワイイ!!!!)
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)(それにこの格好・・・コスプレイヤーか何かか?)
カグヤ・シラヌイ「あの・・・ちょっといいですか?」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「えっ・・・ああ、はい!」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「俺ユウト、ヒイラギ・ユウトって言います!」
カグヤ・シラヌイ「私はカグヤよ、カグヤ・シラヌイ」
カグヤ・シラヌイ「それで話があるんだけどね・・・」
少女説明中・・・
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「つまり・・・」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「異世界転移の導入ってワケだね」
カグヤ・シラヌイ「飲み込み早ッ!?」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「あはは、こう見えて今の中学生は賢いからね」
カグヤ・シラヌイ「それで・・・私と一緒にクエスティアに来てくれる?」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「えっ、それは・・・」
カグヤ・シラヌイ「こうしている間にもクエスティアは魔王に脅かされているの!お願い!」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「・・・・・・」
カグヤ・シラヌイ(そうよね・・・見知らぬ地に一人で転移するなんて普通は嫌よね・・・)
カグヤの予想は間違ってはいない
勇斗は突然の異世界転移に・・・
今いる世界から離れる事に
迷いを抱いていた。
だが浮かんだのは、望郷の念のような
健全な物ではなく・・・
〇明るいリビング
数日前 勇斗の家
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「ヘイ!マザ────────ッ!!!!」
勇斗の母「何よ勇斗、そんな大声出して」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「何よじゃないッ!!俺の部屋弄っただろ!!」
勇斗の母「弄った?人聞きの悪いことを言わないでよ 綺麗に掃除しただけよ」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「大事に作って飾ってたプラモデルを棚ごと処分するってのは掃除とは言わないんだよ!!!!!!」
勇斗の母「はぁ・・・勇斗、いい?」
勇斗の母「お母さんはね、あなたをジェンダーレスに育てたいの。世の平気で女性を加害するような男に育ってほしくないの」
勇斗の母「お母さんの言ってる事、わかるわよね?」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「わかるかァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「エゴもエゴの極みじゃねーか!!!!そんな理由で子供が納得すると思うなッッ!!!!!!」
勇斗の母「何よ!!!!!!!!お母さんが悪いっていうのね!?!?」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「むしろそれ以外に何があるんだァァ!!!! 子供相手にヒスってんじゃないよォォ!!!!」
勇斗の母「酷い!!!!そうやってお母さんを悪者にするんだ!!!!!!ああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「駄目だ話になんねぇ、これが母親ってマジかよ」
〇公園のベンチ
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「・・・・・・・・・」
結論から言うと、
ユウトは今いる世界に
何の未練も無かった。
このまま育ってまともな将来はない
とも思っていた。
ギャグ補正で誤魔化したとはいえ
虐待されているので当然である。
カグヤ・シラヌイ「・・・ダメ、かな」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「いや、行くわ異世界」
カグヤ・シラヌイ「えっ!?いいの!?」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「うん、世界めっちゃ救いたい」
カグヤ・シラヌイ「やった!!ありがとうユウト君!!」
カグヤ・シラヌイ「それじゃ、私にしっかり捕まって!」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「わわっ!!」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)(でへへ、密着するとおっぱいの感覚が・・・)
カグヤ・シラヌイ「はああっ!!」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「わあっ!」
〇空
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「いっ、異世界転移ってこうやって空に連れ去られるのかーっ!?」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「というかこれは・・・」
キャトル(牛)
ミューティレーション
(現世からの切除)
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「・・・って事かぁ!?」
〇謁見の間
ティファ・アースランド「────────!!!!」
従者「王女様!!これは・・・!!」
ティファ・アースランド「ええ、カグヤがやってくれました・・・!!」
従者「それで、場所は!?」
ティファ・アースランド「・・・・・・」
ティファ・アースランド「・・・東の封印の祠です」
ティファ・アースランド「すぐに迎えを向かわせてください・・・魔王軍に勘付かれる前に!!」
従者「はっ!!」
〇基地の広場
封印の祠
〇神殿の広間
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「いでっ!!」
カグヤ・シラヌイ「きゃっ!!」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「ん・・・この柔らかい感覚は」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「・・・あっ!!!!!!!!」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「わああっ!!ごっ!!ごめんなさい!!!!」
カグヤ・シラヌイ「うう・・・触られちゃったぁ、彼氏だってまだいないのに」
柊勇斗(ヒイラギ・ユウト)「いやほんと、マジですんません・・・」
カグヤ・シラヌイ「うん、あなたもわざとじゃなかったんでしょ?ならいいわ」
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ダイサンダーを動かせただけでなく地味にラッキースケベした勇斗君、羨ましいぞ!😙
この後異世界で何が起きるのか、楽しみにしてます!