来年専門学校から卒業する私は、飲食店のアルバイトで未来のパートナーと出会い始めた

週猩遅

読切(脚本)

来年専門学校から卒業する私は、飲食店のアルバイトで未来のパートナーと出会い始めた

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〇ファミリーレストランの店内
吉川富郎「今日は何の日だよ...こんなに忙しくて疲れたよ」
池早香「お疲れ様!今日は忙しいだよね」
吉川富郎「まあ、賄いをさっさと作って今日を終わりするか」
池早香「そうだね、ちなみに聞いた?新しいバイトさんがくるって、私ついに先輩になるんだ」
吉川富郎「ええ、そうなの?初耳だなぁ、まぁ!美人でよければいいねえ」
池早香「...」
吉川富郎「...」
吉川富郎「そこはツッコミなさいよ!」
池早香「ごめんね、気持ち悪くて言い返さなかった」
吉川富郎「まあまあまあ、新人さんをちゃんと面倒してあげてね、あとは注文ミスのコツとかは教えないてね」
池早香「もう!!賄いを早く作って!!」
吉川富郎「ははは、はいはい~~」

〇明るい廊下
  中華調理専門学校
山田「よ!!兄弟!学校内のビックニュース聞いた!?」
吉川富郎「ビックニュースってなに?」
山田「鬼先生――友舞先生が来週からやめるだって」
吉川富郎「急に!?これは本当にビックニュースだ」
山田「まあ、事情はともかく、これなら学校の楽しみがなくなった!!」
吉川富郎「鬼がいなくなったっていいことじゃない」
山田「いなくなったら誰が俺を罵倒するんだよ!!」
吉川富郎「・・・・・・」
山田「兄弟みたいバイト先が可愛い子ばかりじゃないからだよ、ふ~~羨ましいわ」
吉川富郎「っていうか、たまに声をかけるのは女の子一人しかないけど」
山田「この裏切り者め!!」
友舞久菜「先生ってなに?」
山田「先生はいつの間に...!?」
吉川富郎「先生はやめるんですか?この後どうする?」
友舞久菜「まあ、先生のことはともかく、みんなこれからも頑張ってね」
吉川富郎「今までありがとうございます、先生」
山田「嫌だよ!~」

〇ファミリーレストランの店内
  そろそろ締め時間
吉川富郎「今日も忙しいなあ、新しいバイトさんは大丈夫?」
池早香「そっか、友舞さん!~こっち来て」
友舞久菜「初めまして...って...吉川くん!?」
吉川富郎「先生!!!!!???」
池早香「二人は知り合い?」
吉川富郎「先生がなぜここに?」
友舞久菜「まさか...こんなこともあるなんで」
吉川富郎「先生は料理が上手なのになんでホールに行ったんだ?」
吉川富郎「もしこっちの厨房に興味があるなら私が店長に相談してキッチンに来る?」
池早香「...」
友舞久菜「まあ、私はどっちでもいいですか、どこが人手不足なら手伝う」
吉川富郎「それは心強い!」
池早香「......」

〇ファミリーレストランの店内
  2週間後
吉川富郎「ふ~~これって今日も終わりだね、先生のおかげで今日また無事に済んだ」
友舞久菜「その「先生」はそろそろやめて、もう先生じゃないですから」
吉川富郎「慣れたからすみません...友舞さん」
吉川富郎「でも、よりによって店長がこの一ヶ月いなくて、友舞さんが来てくれて本当に助かったよ」
池早香「今日の締め作業はもう終わった?」
吉川富郎「うん、聞いて池ちゃん、友舞さんのおかけで作業のスピードがいつもと比べならないよ」
友舞久菜「ホールのみんなは?もう終わった?」
池早香「賄いを食べた後はもう返させたよ、今は私しかいない」
友舞久菜「一人?それは大丈夫?」
池早香「大丈夫だよ、それにしたほうが都合がいい」
吉川富郎「都合がいい?どういうこと?」
  (スタンガンでビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
吉川富郎「くぅわ!!!なに......!?(気絶)」
友舞久菜「きゃあああああ!!!!」
池早香「おいおい、大きい声を出さないで、迷惑だよ」
友舞久菜「君は自分なにをしたのかを知ってる?」
池早香「ええ、もちろん、害虫駆除みたいことかな」
  (スタンガンでビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!!!)
友舞久菜「(ドサッ)」

〇地下室への扉
吉川富郎「痛っ!!こ...ここは?」
池早香「やっと起きましたか、吉川くん」
吉川富郎「なんで俺を縛られたんだ!?なんでこんなこと!?」
池早香「吉川くんの害獣駆除するためだよ」
吉川富郎「害虫?もしかして友舞さんのこと?友舞さんはどこ!!?」
池早香「目覚めた早々に他の女の名前を呼ぶなんで、その気絶した間誰が面倒してあげると思う?」
池早香「まあ、でもその質問を答えよ」
池早香「吉川くんって鈍感だね、何日気絶したと思う?」
吉川富郎「何日気絶した?私が?」
池早香「そうだよ、気絶したとは言え、ずっとお腹を空いているとこっちの悪いじゃないですか」
池早香「だからね、いつま賄いを作ってたお礼に、私が料理を作ってあげた」
吉川富郎「料理......?」
池早香「ええ、食べさせやすいために、ミクサーをちゃんとジャムみたいにしたよ」
吉川富郎「まさか......」
池早香「そうだよ、まだ残ったけど今食べる?」
吉川富郎「嫌!!!!!!!!」
池早香「まあ、これからの生活は私に任せるさ、これからもよろしくね、吉川くん❤」

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