#4 ただ、平和な平日に(脚本)
〇女の子の一人部屋
夏菜「ん・・・」
夏菜「ぬ・・・」
夏菜「今・・・何時・・・?」
夏菜「・・・・・・」
夏菜「寝坊したーーー!!!!」
〇明るいリビング
夏菜「あーやっぱり。あーちゃんもう出勤しちゃった・・・」
夏菜「しまったなあ・・・」
夏菜「ん?テーブルに・・・」
夏菜「手紙だ・・・!」
「なっちゃんへ。先にお仕事行くね。朝ご飯ラップしておくね」
「最近なっちゃん、頑張ってたから、たまにはしっかり休んでね」
夏菜「なっちゃん・・・」
夏菜「うわ・・・サラダもある・・・」
夏菜「なんか・・・ちょっと申し訳ないな・・・」
夏菜「今日はあーちゃんにとっておきのディナーを用意しよう!」
〇電車の中
夏菜「やっぱりこの時間は少ないな・・・」
夏菜「私にとっては、そっちの方が顔バレしないから助かるけど!」
夏菜「びっくりだろうなあ・・・あんなイケメンが・・・」
夏菜「実はこーんな可愛い女の子だなんて!」
夏菜「・・・・・・」
夏菜「聞こえて・・・ないよね?」
〇渋谷のスクランブル交差点
夏菜「うわ〜平日でも渋谷はやっぱ混んでるな・・・」
夏菜「今日発売日だけど・・・いきなり売り切れとか・・・ないよね?」
夏菜「あり得るな・・・私の推し看板娘だし・・・」
夏菜「・・・・・・」
夏菜「よし・・・行くぞ!」
〇玩具売り場
夏菜「んー・・・あるかなあ・・・?」
夏菜「ぬいぐるみコーナーは、ここか・・・」
夏菜「・・・・・・」
夏菜「あっ!」
夏菜「あったー!期間限定モデルのウサタローぬいぐるみ!」
夏菜「まだ売っててよかったー!」
夏菜「よーし!お会計に直行じゃー!」
〇ファストフード店の席
夏菜「あーちゃんは太るからって言うけど・・・」
夏菜「私は構わず食べちゃうもんねー!」
夏菜「ポテトとチーズハンバーグと、コーラ!」
夏菜「んー!最高!やっぱランチはこれが最強だよ!」
夏菜「それにしても・・・」
夏菜「お昼休みだから人が多いな・・・」
夏菜「へっへへ〜ここに人気者がいるってのに〜」
夏菜「おっと、危ない・・・!ついついあーちゃんといる時のノリが・・・」
夏菜「早く帰ってこないかな・・・」
夏菜「夕飯の材料買って帰ろう!」