#0 ある女性たちの夜(脚本)
〇美容院
「麻美さん、お疲れ様ー。上がっていいよ!」
麻美「ありがとうございます!失礼します!」
麻美(なっちゃん、いい子にしてるかな?)
麻美(早く帰らなきゃ!)
麻美「お先に失礼します、お疲れ様でした!」
「また明日ー」
〇ゆるやかな坂道
麻美「なっちゃん♪なっちゃん♪」
麻美「待っててね〜♪」
〇シックな玄関
麻美「たっだいま〜!」
「テクテク・・・」
夏菜「あーちゃん!おかえりー!」
夏菜「うわーん!会いたかったよー!ぎゅー!」
麻美「うふふ、私も。待っててくれてありがとう」
夏菜「ねえねえ、あーちゃん。今日ね、なっちゃんね!あーちゃんのために、ご飯作ったんだ!」
麻美「ほんと!?嬉しいな〜!」
夏菜「早く食べようよ!」
麻美「うん・・・でも・・・」
夏菜「なあに?」
ちゅっ・・・・・・
夏菜「!!」
夏菜「もう・・・あーちゃんったら・・・」
夏菜「・・・・・・」
麻美「・・・・・・」
夏菜「ちょ・・・長いよ・・・!ご飯冷めちゃう・・・!」
麻美「ごめんごめん!もう充電できたよ」
麻美「さあ、食べよう?」
夏菜「うん!」
「うわあ!唐揚げだ!美味しそう!なっちゃん、ありがとう!」
「えへへ〜あーちゃんに褒められた♪」
〇明るいリビング
「いただきまーす!」
夏菜「どうかな・・・?あーちゃん・・・・・・」
麻美「・・・・・・」
麻美「すっごく美味しい!!」
麻美「さすがなっちゃんだね!作ってくれてありがとう」
夏菜「わーい!あーちゃん笑ってくれた!」
ちゅっ
夏菜「もう、またちゅーして!」
麻美「えへへ、なっちゃんが可愛すぎるもん!」
夏菜「えへへ・・・あーちゃんだって・・・」
夏菜「ほら、唐揚げ冷めちゃうよ?」
麻美「はーい!いっぱい食べるぞー!」
〇女の子の一人部屋
夏菜「あーちゃん・・・うふふ・・・」
麻美「おやすみ、私の可愛いなっちゃん」
夏菜「おやすみ・・・私の大好きな・・・」
夏菜「・・・・・・あーちゃん」
麻美「私も大好き・・・・・・」
東京のとある一軒家に住む、普通の二人の女性。彼女たちは心から愛し合っていた
しかし二人には人とは違う、変わった秘密があった
これは不思議で愛に満ちた、夢のような出会いと日常の物語