アンダーグランド

黙々倫敦(もくもくろんろん)

エピソード4 脱出(脚本)

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〇古い倉庫の中
二階堂不比等「ぐっ」
二階堂不比等「んん?」
熊谷健太郎「あ、こいつ起きた」
二階堂不比等「!!」
二階堂不比等「熊・・・・・・!?!?!?!?」
伊那村正「熊ちゃんが行ったら怖がるに決まってるでしょ・・・」
二階堂不比等「!?」
  不比等は立とうとしたが、後ろで手を縛られていることに気づいた
二階堂不比等「お前らなんなんだ!!」
伊那村正「『お前ら』?」
伊那村正「口を慎んでくれないか」
伊那村正「君は今傘の薬の精製所に入ってきた初めての部外者として拘束されてる身だ」
熊谷健太郎「まあこの場所ももうバレたから爆破するけどね」
伊那村正「お前名前は?」
二階堂不比等「二階堂不比等だ・・・」
伊那村正「二階堂・・・?」
熊谷健太郎「二階堂ってどこかで聞いたことあるな・・・」
伊那村正「ああ、ここら辺じゃ珍しい苗字だから覚えてる」
熊谷健太郎「え?なんだっけ?」
伊那村正「・・・」
伊那村正「ああ、」
伊那村正「二階堂といえばあの2人じゃないか」
熊谷健太郎「・・・?」
伊那村正「例の薬研究してた科学者よ。覚えてない?」
熊谷健太郎「そういやいたな、MARSに口封じでやられたやつだ」
二階堂不比等「・・・今何の話をしているんだ?」
伊那村正「お前親の名前は?」
二階堂不比等「二階堂健吾と紗栄子だ」
伊那村正「あー、じゃあドンピシャじゃん。お前あの夫婦のガキか」
二階堂不比等「・・・」
熊谷健太郎「確かあれは一年かそこら前の噂だったな」
二階堂不比等「ちょっと待て。俺の両親は俺が9歳の時事故で死んだはずだ」
二階堂不比等「嘘だな。そんな突拍子もない話・・・」
伊那村正「・・・」
伊那村正「ちょっとこいつに興味が湧いてきた」
伊那村正「MARSはボスが変わってからやってることがきな臭せぇからな・・・」
伊那村正「崩すネタはいくらあってもいい」
伊那村正「・・・てかお前、今身寄りあんのか?」
二階堂不比等「・・・じいちゃんと暮らしてる」
熊谷健太郎「・・・お前まさか」
  熊谷の耳元で伊那が囁いた
伊那村正「ここに侵入する身体能力があるのは確かだ」
伊那村正「よし!お前うちに入れ!」
二階堂不比等「えっ!?」
熊谷健太郎「はあ!?えっちょ何言ってんだ!?」
伊那村正「そうだお前ビアー使うか?」
二階堂不比等「急に話すすめてるけど・・・」
二階堂不比等「全然付いてけてねえよ」
熊谷健太郎「そうだ!こんな値の知れないやつ・・・」
伊那村正「いいか?俺はボスに気に入られてんだ」
伊那村正「てことである程度の独断は許される」
伊那村正「と思う」
熊谷健太郎「思うって・・・」
伊那村正「そして何より俺の部隊にはメンバーが今3人しかいない!」
伊那村正「こいつを4人目にする!!」
熊谷健太郎「マジ・・・?」
伊那村正「それにこいつも知りたいはずだ」
伊那村正「こいつの親について」

〇廃倉庫
仁香々谷讃奈「・・・」
堀殄嘉「いまだに動きないんは珍しい」
仁香々谷讃奈「そろそろ出てくる頃だと思ってるが」
伊吹凱「なあ、もう突入しちゃわねぇか!?」
仁香々谷讃奈「バカ言うな!!」
仁香々谷讃奈「このクソど素人野郎が!!」
伊吹凱「はいはいごめんなさーい」

〇廃倉庫
  そんなことを話していると、ドアが突き破られ中から何かが出てきた
熊谷健太郎「グガァァァァァアァァァァァァ」

〇廃倉庫
仁香々谷讃奈「熊!?」
堀殄嘉「どういうこっちゃ!?」

〇古い倉庫の中
二階堂不比等「あんなことして捕まっちまうぞ!?」
伊那村正「大丈夫」
  伊那はニヤリと笑った
伊那村正「あいつはまだ”あっち”に認知されてない」
二階堂不比等「え!?」
伊那村正「今のうちに裏口から逃げるぞ」
伊那村正「いなくなってるまで行かなくとも手薄になるはずだ」

〇廃倉庫
熊谷健太郎「カワァアァァアィァ」
仁香々谷讃奈「くっ・・・とりあえずこっちに応援呼べ!!」

〇地下室
二階堂不比等「どうですか・・・!?」
  伊那が外を覗く
伊那村正「2人・・・」
伊那村正「これなら俺1人で十分だ」
  そう言うと伊那は通信機を使う
伊那村正「もう中戻っていいぞ!!そしたら横の壁突き破って森に姿くらませ!!」

〇廃倉庫
熊谷健太郎(了解)

〇倉庫の裏
伊那村正「こんにちはー!!」
特殊部隊2「!?」
特殊部隊「出てきたぞ!!」
特殊部隊2「ガ・・・」
特殊部隊「クッ・・・応援を・・・」
  特殊部隊の1人が無線に手を伸ばす
特殊部隊「ダァァァァァッッッッ!!!!!!!」
伊那村正「やらせないよ」
  すかさず手にもう一発入れる伊那
伊那村正「こんなもんかな」
二階堂不比等「全部一発で・・・」
伊那村正「あったりめーよ。こちとら伊達にって言うほどでもないけどギャングやってねぇんだから」
二階堂不比等「これからどうするんすか」
伊那村正「んー、とりあえずチームの1人に迎え来させてるから、合流地点まで行く」
伊那村正「長話してると、警察来ちゃうから」
二階堂不比等「はい」
  2人はその場を離れる──
「おい!!!!」
伊吹凱「お前、ギャングのメンバーだったのか」
二階堂不比等「お前は」
伊那村正(・・・武装は無しか・・・?)
伊吹凱「若そうなのになんでだ!!」
伊那村正「彼はまだ正式にはギャングじゃないよ」
伊那村正「僕が誘ったからね」
伊那村正「ま、君には関係ないよ」
伊吹凱「!?」
  伊吹の頬を弾丸が掠る
伊那村正(避け・・・た?)
伊吹凱「危ねぇ・・・」
伊那村正「面白いやつがいるもんだ」
伊吹凱「ぐっ・・・煙?」
伊吹凱「・・・」

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