『なほちゃん』 シリーズ 同い年のれんちゃん 4

八野なな

髪を切りに来ただけだよ!?(脚本)

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〇雑居ビル
れん「あれ?こんな所でどうしたの?」
先輩(同い年)「おぉ、れん!偶然だね。 ちょっと髪を切りにね」
れん「わざわざ隣町まで?」
先輩(同い年)「いつも行ってるお店がこっちに移転してね。 それで来たんだ」
れん「そっか。 それで、今日は私好みの髪型にするんだね!」
先輩(同い年)「えっ?」
れん「えっ?」
先輩(同い年)「あーいや、候補に入れとくよ」
れん「そこは即答で『はい!!』だろ!」
先輩(同い年)「急にスイッチ入った!?」
れん「スイッチって何の事?」
先輩(同い年)「ううん、何でもないよ!!」
れん「も~変なの」
先輩(同い年)「・・・・・・ごめんごめん」
れん「で、どんな髪型にするの?」
先輩(同い年)「いつも通り、伸びた分だけ切る感じかな」
れん「そうなんだ。 というか私が切ってあげようか?」
先輩(同い年)「え? 何で?」
れん「スキンシップ取り放題だから」
先輩(同い年)「放題って・・・・・・」
れん「何もおかしな事言ってないだろ!」
先輩(同い年)「はい! 言ってない・・・・・・のか??」
れん「もーおかしな事言わないでよ!!」
先輩(同い年)「俺が!?」
れん「『俺が』 って何?」
先輩(同い年)「分かりません」
れん「キミって時々変な事言うよね」
先輩(同い年)「そ、そう? ごめんごめん」
れん「じゃあ、家に行こうか!!」
先輩(同い年)「家? 誰の?」
れん「私の」
先輩(同い年)「何をしに??」
れん「髪切りに」
先輩(同い年)「誰が誰の???」
れん「私がキミの!」
先輩(同い年)「そんな話になってたっけ?」
れん「なってなかったっけ?」
先輩(同い年)「・・・・・・」
れん「・・・・・・」
先輩(同い年)「あーーーっと!! そろそろ予約の時間だ!!!」
れん「え?」
先輩(同い年)「いやー残念だけど今日はここで!! じゃあ!!!」
れん「あ、うん」
れん「う~ん。 部屋へ誘うのがダメなら押し掛けるか・・・・・・」

コメント

  • れんちゃんのセリフ、どれが無自覚なのか、どれが意図的なのかと見直したくなりますね。某姉妹と違った強引さがまた…😂
    次のれんちゃんは推し掛け編でしょうか、面白そうであり恐ろしそうでもありですね✨

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