超機剣聖レイセイバー

情無合成獣スフィアマザコンザウルス

最終回「戦わなくちゃ、現実と」(脚本)

超機剣聖レイセイバー

情無合成獣スフィアマザコンザウルス

今すぐ読む

超機剣聖レイセイバー
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇地球
  最終回
  「戦わなくちゃ、現実と」

〇東京全景
  こうして・・・超不快獣は撃滅された。
  それまで何の対処方もなかった相手を倒した
  最初の事例・・・
  差し込んだ希望の光に
  銀河は湧いた

〇兵器の倉庫
烏賊霊(いかれ)博士「さぁ諸君!これから忙しくなるぞ!」
烏賊霊(いかれ)博士「グランドレイセイバーのマスプロダクトモデルとしての、クシナダ25式の量産計画!」
烏賊霊(いかれ)博士「技術者の腕がなるわい!はっはっは!」

〇豪華な社長室
道下(みちした)総理「────並びに、日本を主導とした量産型クシナダの製造工場の指揮」
道下(みちした)総理「それにより生まれる労働需要や経済効果・・・これで日本も安泰だ」
道下(みちした)総理「宇宙の平和を守りつつも、国の経済も潤す・・・実に素晴らしい事じゃないか」

〇荒地
  シャイラ星
蒼井リサ「シャイラ星・・・久々だね」
蒼井ユウ「すっかり荒れ地だらけだ、でも・・・」
蒼井ユウ「連盟が復興に協力してくれるから、ここもまた命に満ちた星になる」
蒼井リサ「そしてあたし達は、この星のアダムとイヴになるのよね♡」
蒼井ユウ「あはは・・・」

〇基地の広場(瓦礫あり)

〇コックピット
絵夢詩子(エム・シイコ)「3番機!遅れているわよ!」
「すいません!教官殿!」

〇施設の展望台
隅州勇(スミス・イサミ)「・・・すっかり彼女も教官役が身についてきたな」
隅州勇(スミス・イサミ)「俺ももう准将だし、パイロットは引退かな・・・」
フレイヤ「ダ〜リ〜〜〜ンっ♡♡♡」
フレイヤ「あれ?」
隅州勇(スミス・イサミ)「・・・・・・」
隅州勇(スミス・イサミ)「・・・3次元行動用の義体が届くのは来月だぞ」

〇綺麗な教会
  ・・・そして

〇教会の控室
榊翔太(サカキ・ショータ)「それじゃいくぞ、せーの」
榊翔太(サカキ・ショータ)「・・・・・・」
榊翔太(サカキ・ショータ)「これが許されるなら水着回もこれで行けたんじゃ・・・」
榊翔太(サカキ・ショータ)「ま・・・今文句言っても後の祭りか」
ルーナ・アルテミア「翔太ちゃん、こっちは準備出来たわよ〜」
榊翔太(サカキ・ショータ)「あ、ママ!」
シャーナ「まったく、義理とはいえ母親と婚式する上にさらにもう一人花嫁も迎えるハーレム婚式とは、前代未聞ですわね・・・」
ルーナ・アルテミア「もう翔太ちゃんの戸籍は銀河政府に移ってるからぁ、日本や地球の倫理観なんて関係ないわ〜」
シャーナ「まあ・・・それもそうですわね」
シャーナ「それに、地球側に文句があるなら地球相手に戦争するまでですわ!おほほほほ!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「は、ははは・・・」
榊翔太(サカキ・ショータ)(そういう所”元ヴィラン”だよなぁ 彼女・・・)

〇教会の中
蔦江アナ「現場より蔦江(つたえ)がお伝えします!これより地球を救ったレイセイバーのパイロット・榊翔太さんと──」
蔦江アナ「二人の新婦様による星間結婚式が執り行われます!」
蔦江アナ「あっ!新郎新婦が入場してきました!」

〇黒背景
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・おい」
「・・・・・・・・・・待てよ」

〇宇宙空間
「ざけんじゃねえぞ!! なんだこのクソ駄作は!!殺してやる!!」

〇綺麗な教会
榊翔太(サカキ・ショータ)「なっ、なんだアレは!?」
シャーナ「惑星より大きい・・・!?」
ルーナ・アルテミア「まさか・・・あれも超不快獣!?」

〇宇宙空間
現実「超不快獣だと?あんな作者の憂さ晴らしのための藁人形と同じにするな」
現実「俺は・・・現実だ!」

〇綺麗な教会
榊翔太(サカキ・ショータ)「現実だと・・・!?」
ルーナ・アルテミア「あらあらぁ・・・この作品とうとう概念まで敵に回したのねぇ」

〇宇宙空間
現実「そうだ!お前たちがくだらないハーレム妄想やロボット遊びにかまけて目を逸らし続けた正論の化身、それが俺だ!」
現実「今までは表現の自由の手前黙っていてやったがもう我慢ならん!」
現実「このくだらないゴミの掃き溜めを叩き潰し、少年ジャ◯プのような正しい作品に”修正”してやる!!!!!!!!!!!!!!!!」

〇綺麗な教会
シャーナ「具体的な雑誌名を出すんじゃありませんの!対立煽りになっちゃいますわよ!?」
ルーナ・アルテミア「・・・でも、確かに」
ルーナ・アルテミア「”現実”から叱られて、叩き潰されても仕方ない作品作りをしてきたという自覚はあるわぁ」
ルーナ・アルテミア「ライブ感にまかせた適当な作品づくりが、読者の皆様の怒りを買ったのもまた事実よ・・・」
榊翔太(サカキ・ショータ)「・・・・・・」
榊翔太(サカキ・ショータ)「・・・現実よ」
榊翔太(サカキ・ショータ)「確かにあんたの言う事には一理ある」
榊翔太(サカキ・ショータ)「でもな・・・」
榊翔太(サカキ・ショータ)「それで批評の名を借りたファンや作者への誹謗中傷という”百害”が許されるわけないだろ!!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「正論なんか知らないね!残念だけど俺はこのハーレムエンドを手放すつもりはない!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「悪いが・・・抵抗させてもらうよ!!」
シャーナ「翔太様・・・!」
ルーナ・アルテミア「それでこそよぉ!翔太ちゃん!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「レイセイバァァーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!」
ルーナ・アルテミア「ええ〜い☆」

〇地球

〇戦闘機の操縦席(空中)
ルーナ・アルテミア「システムオールグリーン!調子良好よぉ」
榊翔太(サカキ・ショータ)「来い!!バスターージェーーット!!!!」

〇地球

〇戦闘機の操縦席(空中)
シャーナ「バスタージェットには私が乗ってますわ!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「よし!合体だーーーーッッッ!!!!」

〇ストライプ

〇戦闘機の操縦席(空中)
「ハーレム合体!!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「グランドッ!レイセイバーーーーッ!!」

〇地球

〇宇宙空間

〇戦闘機の操縦席(空中)
榊翔太(サカキ・ショータ)「自己満足で作られたロボット作品のラスボスが、空想最大の敵である”現実”・・・」
榊翔太(サカキ・ショータ)「・・・ははっ!中々にいいじゃないか!」
ルーナ・アルテミア「武装セレクト〜!」

〇地球

〇戦闘機の操縦席(空中)
シャーナ「エネルギー刃・・・展開!」

〇地球

〇戦闘機の操縦席(空中)
シャーナ「・・・さあ、翔太様!」
ルーナ・アルテミア「翔太ちゃん♪今よぉ〜!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「超!!レイジング・・・ざぁぁーーーん!!」

〇地球

〇宇宙空間
  ある少年の物語は終わった。
  だが
  世界を守るための戦いは
  ここから始まる!
  超機剣聖レイセイバー
  
  完

ページTOPへ