第10話「地球の選択」(脚本)
〇高層ビルの出入口
第10話
「地球の選択」
〇病室のベッド
榊翔太(サカキ・ショータ)「・・・・・・」
榊翔太(サカキ・ショータ)「う・・・ん」
ルーナ・アルテミア「翔太ちゃん!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「ママ・・・?」
榊翔太(サカキ・ショータ)「そうか、俺あの後気絶して・・・」
榊翔太(サカキ・ショータ)「・・・所でここは?」
ルーナ・アルテミア「・・・・・・」
ルーナ・アルテミア「・・・ここは、政府管轄のある建物よ」
〇雲の上
ヒーローっぽい外見の男「地球の諸君、我々は超不快獣 あるお方の命令で惑星の文明を滅ぼして回っている」
ヒーローっぽい外見の男「地球も滅ぼす予定に入っている。の、だが君達に最後のチャンスをやる」
ヒーローっぽい外見の男「レイセイバー、並びにそのパイロットの身柄を我々に差し出せ」
ヒーローっぽい外見の男「そうすれば今回の地球襲撃は見逃してやる。賢明な判断を期待する・・・」
〇豪華な社長室
道下(みちした)総理「・・・これが先程、全世界に向けて発信された」
ルーナ・アルテミア「そんな無茶苦茶な・・・!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「・・・でも、逆らう手段もない レイセイバーは奴らに負けたんだ」
隅州勇(スミス・イサミ)「だ、だったら俺達が・・・!」
烏賊霊(いかれ)博士「クシナダ25式は現在修理中、今出そうと戦力としては期待できんぞい」
烏賊霊(いかれ)博士「そもそも、クシナダも奴等には手も足も出なかったからのう」
隅州勇(スミス・イサミ)「ぐ・・・っ」
道下(みちした)総理「・・・政府の立場としては、連中の要求に逆らって国民を危険に晒す訳にはいかん」
道下(みちした)総理「残念だが・・・」
絵夢詩子(エム・シイコ)「待ってください!!」
絵夢詩子(エム・シイコ)「私はあの時、この二人に命を救われました・・・!それに、彼らが不快獣と戦ってくれたから、救われた人達もいます!」
絵夢詩子(エム・シイコ)「そんな彼等を売り渡すなんて・・・私、許せません!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「お姉さん・・・」
隅州勇(スミス・イサミ)「それ以前に、自衛隊の立場としては彼らは民間協力者であると同時に、我々が守るべき国民です」
隅州勇(スミス・イサミ)「政府は国民を守る義務がある・・・それは相手が超不快獣だとしても変わらないはずです」
榊翔太(サカキ・ショータ)「勇さん・・・!」
隅州勇(スミス・イサミ)「・・・共に日本を守る仲間でもあるし、ね」
「いいセリフね、感動的だわ」
ルーナ・アルテミア「あっ・・・!」
クレセティア・アルテミア「おひさ、ルーナ」
ルーナ・アルテミア「クレセティア姉さん!?」
榊翔太(サカキ・ショータ)「えっ・・・お姉ちゃん!?ママの!?」
クレセティア・アルテミア「妹と同じく銀河文明連盟のエージェント、クレセティアよ。よろしくね、地球のパイロットさん」
榊翔太(サカキ・ショータ)(おっぱいでっか!!)
蒼井ユウ「僕達もいるよ」
蒼井リサ「ただいま〜!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「ソレイユ兄妹!!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「・・・って、オレ達が超不快獣にボコされてるのに今まで何してたんだよ!?」
クレセティア・アルテミア「まあまあ落ち着いて、超不快獣に対抗するために二人にも手を貸してもらってたのよ」
ルーナ・アルテミア「超不快獣に対抗・・・?」
クレセティア・アルテミア「・・・そもそも貴女達が使っているレイセイバーだけれど」
クレセティア・アルテミア「あれは通常の不快獣に対するためのロボット兵器。超不快獣に対する手段はほとんど無いわ」
榊翔太(サカキ・ショータ)「じゃ、じゃあ奴等に対抗する手段は無いって事!?」
クレセティア・アルテミア「最後まで話を聞きなさいエロガキ!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「エロガキて・・・」
クレセティア・アルテミア「超不快獣に対抗するための装備は完成しているわ。後はそれを使うだけ」
クレセティア・アルテミア「そのために・・・」
「ゴクリ・・・」
クレセティア・アルテミア「まずはレイセイバーを奴等に引き渡すわ」
「えええぇぇーーーーーーーーーっ!?!?!?!?」
〇空
〇施設の展望台
蔦江アナ「・・・政府は安全等の理由から レイセイバー、並びにそのパイロットを超不快獣側に引き渡す決定を下しました」
蔦江アナ「街の皆様に今回の件についてどう思うか聞いてみましょう」
レイヤー「薄情すぎる!レイセイバーは今までみんなを守ってくれたのに!」
野球部員「政府のやり方はやっぱ酷いと思いますよ、ほんと」
ホスト「レイセイバーは皆のヒーローなのに、 それをこんな・・・!」
〇空港の滑走路(飛行機無し)
道下(みちした)総理「・・・お待ちしておりました」
超不快獣・バルダイン「おう!出迎え感謝するで」
超不快獣・バルダイン「しっかし自分らが助かるために、今まで不快獣を倒してくれたレイセイバーを差し出すたぁお笑いやのう!」
超不快獣・バルダイン「はははははっ!!」
道下(みちした)総理「・・・・・・」
超不快獣・バルダイン「で・・・レイセイバーはどこや?」
道下(みちした)総理「・・・もうすぐ到着します」
超不快獣・バルダイン「・・・ん?」
〇雲の上
「投下ッ!」
〇空
〇戦闘機の操縦席(空中)
榊翔太(サカキ・ショータ)「バスターージェーーット!!!!」
ルーナ・アルテミア「はぁ〜い♪」
〇空
〇戦闘機の操縦席(空中)
ルーナ・アルテミア「合体よぉ〜!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「合体!!!!」
〇ストライプ
〇空港の滑走路(飛行機無し)
〇空港の待合室
クレセティア・アルテミア「・・・レイセイバーは対不快獣ロボット、超不快獣に対しては対応していない」
クレセティア・アルテミア「でも・・・今は違う」
クレセティア・アルテミア「私が設計した支援メカ・バスタージェットと合体しパワーアップしたレイセイバー・・・」
クレセティア・アルテミア「・・・その名も!」
〇戦闘機の操縦席(空中)
ルーナ・アルテミア「完成〜!」
榊翔太(サカキ・ショータ)「グランドレイセイバーーッ!!!!」
〇空港の滑走路(飛行機無し)
超不快獣・バルダイン「グ・・・グランドレイセイバーやと!?」
超不快獣・バルダイン「おい人間!!どうなっちょるんじゃ!! こっちに引き渡せ言うたやろ!?!?」
道下(みちした)総理「ええ、確かに私はレイセイバーを貴方がたに引き渡すと言いました しかし・・・」
道下(みちした)総理「”無力化した状態で”とは一言も言っていませんよ?」
超不快獣・バルダイン「んがああああああ!!!粋な真似をしよって!!!」
超不快獣・バルダイン「お前らァ!!!!やれェ!!!!!!!!」
〇空港の待合室
蒼井リサ「そいつの相手は・・・」
蒼井ユウ「僕達だ!!」
〇空港の滑走路(飛行機無し)
超不快獣・バルダイン「なっ・・・なんや!?しびれ粉!?」
〇水の中
蒼井ユウ「ふうっ・・・くうっ・・・」
蒼井リサ「お兄ちゃん、大丈夫・・・!?」
蒼井ユウ「うん、僕は気にしないで・・・!」
蒼井ユウ「それにしても、戦闘用の身体を二人で共有する事で変身可能にするなんてね・・・!」
〇中華料理店
〇水の中
蒼井ユウ「おまけに生命力を一時的に活性化させる方法まで教えてもらって・・・クレセティアさんには頭が上がらないよ」
〇空港の滑走路(飛行機無し)
〇コックピット
フレイヤ「手動操縦システム、正常に作動中よ ダーリン!」
隅州勇(スミス・イサミ)「レイセイバー!雑魚は俺達が引き受ける!」
隅州勇(スミス・イサミ)「・・・・・・本丸をやれぇっ!!」
〇戦闘機の操縦席(空中)
榊翔太(サカキ・ショータ)「・・・よっしゃああ!!」
ルーナ・アルテミア「武装セレクト〜!」
〇空港の滑走路(飛行機無し)
〇戦闘機の操縦席(空中)
榊翔太(サカキ・ショータ)「エクスドリィィィルッ!!!!」
〇空港の滑走路(飛行機無し)
超不快獣・バルダイン「ぬ・・・ぐわああああ!!」
超不快獣・バルダイン「これが・・・初登場効果による無敵状態というやつかいな〜〜っ!」
ルーナ・アルテミア「これが無敵の〜」
榊翔太(サカキ・ショータ)「グランドレイセイバーだ!!」
次回へ続く