妖し神 【REMIX】

純連宮華

参 行方(脚本)

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〇小さい滝
筑瀬洋花「ふう、すっきりした〜、!」
柊桃奈「...て、もう気づけば夕方じゃない? そろそろあの空き家に帰らなきゃ...」
柊桃奈「....ていうか、それに、神華さんは? なんか周り見渡してもいないんだけど」
筑瀬洋花「んー、姿消す魔法で姿消してるんじゃないの?」
柊桃奈「え、神華さんは自分の姿...消せるの!?」
筑瀬洋花「うん、姿は消せる魔法出してた...」
筑瀬洋花「あ、そういえば...姿消しても...声は出てたな... 神華さんは...」
柊桃奈「じゃあ、神華さんの名前よめば、返事するんじゃない?」
筑瀬洋花「じゃあ、ちょっと歩き帰りながら、名前呼ぼ!」
柊桃奈「うん!」

〇けもの道
筑瀬洋花「か、神華さーん、い、いますかー?」
柊桃奈「いたら、返事してくださーい!」
  ...
筑瀬洋花「うーん、いないね...」
柊桃奈「...さっきのところ、戻ってみる?」
筑瀬洋花「...そうしよっか、」

〇小さい滝
筑瀬洋花「神華さーん...返事してくださーい...!」
柊桃奈「神華さーん...」
筑瀬洋花「...」
柊桃奈「ちょっと、見かけるまで探そうか...」
筑瀬洋花「そうだね...」
  しかし、その後も...

〇けもの道

〇けもの道
  ずっと、探し続けたけど、神華さんの姿は見つからなかった。
柊桃奈「いないね...」
筑瀬洋花「...とりあえず、空き家に帰る? 仕方ないけどさ...」
柊桃奈「探すのは...明日にまわそうか、」
筑瀬洋花「...そうだね、」

〇城下町
筑瀬洋花「それにしても今日はつかれたねー...」
柊桃奈「魔法、初めて人生の中で出したかも...」
たいやきのおばあちゃん「なあ、そこの女の子たち。 ちょっとわたしのたいやきでも食べないかい?」
筑瀬洋花「あ、いただいてもよろしいでしょうか?」
たいやきのおばあちゃん「今なら無料さ。 ちょっとゆっくりしていきな」
たいやきのおばあちゃん「とりあえず...2個でいいかい?」
筑瀬洋花「どうする?食べる?桃奈ちゃん?」
柊桃奈「ん、私は2つ食べたいなー」
筑瀬洋花「じゃあ、3つでお願いします!」
たいやきのおばあちゃん「あいよ」

〇城下町
筑瀬洋花「ん、美味いです!」
たいやきのおばあちゃん「そりゃどうも、褒めてくれて感謝だよ」

〇城下町
  夜
筑瀬洋花「ふう、それにしても、あのおばあちゃんの鯛焼き美味しかったね!」
柊桃奈「お腹は、まだちょっとすいてるけど、 今日はこれで満足かも。」
柊桃奈「でも、明日の神華さんを探るためには 早く寝なきゃだね...」
筑瀬洋花「じゃあ、もう、空き家に帰って、風呂入って寝る?」
柊桃奈「私はそうしようかな、洋花ちゃんは?」
筑瀬洋花「私はもうちょっと、いろいろここで探索してみるよ」
柊桃奈「でも、遅くはなんないようにね...」
柊桃奈「とりあえず、またあとでね!」
筑瀬洋花「さてと...」
筑瀬洋花「ちょっと、もう一回森方面に向かおうかな...」
筑瀬洋花「なるべく、暗いところに行くのは...やめておこう...」

〇けもの道
筑瀬洋花「やっぱりいないか...」
筑瀬洋花(実はちょっと...この近くで足跡見つけたんだよね...)
筑瀬洋花「ちょっと、この足跡巡ってみよ...」

〇山道
筑瀬洋花「あ...!」
神華「あ、よ、よよ、洋花さん?! どうしてここに!?」
筑瀬洋花「神華さんがいなくなったから、心配で心配で...探してたんですよ...」
神華「あー...そりゃ、すみません。 僕の勝手で...迷惑かけましたね」
筑瀬洋花「いえ、それは別に大丈夫なのですが...」
筑瀬洋花「神華さんってなんか心配事とかありますか? ほら、悩み事とか...」
神華「い、いえいえ、そんなことはないですよ! ほら、この僕が悩みなんてあるわけない!」
筑瀬洋花「なら良かったです、」
筑瀬洋花「でも、もしも仮になんかあったら相談とかしますからね!」
神華「あはは、ありがとうございます〜」
筑瀬洋花「とりあえず、私はこの後風呂入って寝るので、また明日!」
神華「あ、はーい! おやすみなさーい!」

〇空
  ──朝

〇広い和室
神華「桃奈さんっ!昨日は迷惑をかけてしまい誠に申し訳ありませんでしたっ!」
柊桃奈「ええ?え?? あー...」
柊桃奈「別に大丈夫ですよ。 そんな怒ってませんですし」
神華「うぅうう〜、感謝しすぎて仏様...」
筑瀬洋花「あ、ははっw」

〇住宅街の道

〇一軒家の玄関扉
  ──一方その外の世界
洋花ママ「はーい、なん....」
洋花ママ「あ...」

〇一軒家の玄関扉
???「あ、雨の中すいませんね。 いきなり...」
洋花ママ「いえ、別に大丈夫だけど、 何かあったの?」
???「実はちょっと貴方の娘について聞きたいことがありまして... ちょっと失礼ですが中入ってもよろしいでしょうか?」
洋花ママ「別にいいわよ。 さ、入ってらっしゃい」
???「ありがとうございます、」

〇おしゃれなリビングダイニング
洋花ママ「外は寒いし、学校帰りで疲れたでしょう? さあ、座って、座って!」
???「あ、ありがとうございます...!」

〇おしゃれなリビングダイニング
洋花ママ「で?それで洋花になんか聞きたいことって?」
???「えっと...」
???「洋花、七日に確か旅行へ行くんでしたよね。 何処行ったか、覚えていますか?」
洋花ママ「ん、確か大澤市の観光地を目的に旅行していったわね。 確か友達の桃奈ちゃんと一緒に行くって洋花行ってたわ」
???「その...最初の行く場所って何処だかわかりますか?」
洋花ママ「知ってるわ!確か自然豊かの「未新山」 のようわね」
???(...未新山か...)
洋花ママ「ああ、そうだ、ちょっと話ずれるけど、 クッキーと紅茶いる?疲れてるだろうし 飲んで食べたほうが良いんじゃない?」
???「あ、別に大丈夫です。 もう帰るので。 色々ありがとうございました」
洋花ママ「そ、わかったわ」
洋花ママ「ちゃんと、洋花のこと大事にしてね」
???「わ、わかりました!」
洋花ママ「じゃ、また!」
???「ええ、また。」

〇一軒家の玄関扉
???「未新山...ねぇ...」
???「寄り道、しようかしら。 未新山へ、」
???「ここはちょっと、家だから...」

〇住宅街の道
???「...」
???「刹那を断ち、時を駆ける――疾風穿陣!」
???「はぁあ...!」

〇ビルの裏
???(だめっ、もっと早く走んなきゃ...!)
???(空間、粒子、すべてを断ち切る ──零域疾駆!)

〇草原
歩いていた老人「ん?なにあの...速さ...凄いわね」

〇林道

〇森の中
???「ふう、無事到着だわ。 ここが未新山ね」
???「確か神社は...」

〇神社の石段
???「...」

〇古びた神社
???「...ここ、ね」
???「──ここが...、洋花が「あそこ」へ迷い込んだ入口ね」
???「...」
???「──洋花、それと桃奈...待ってなさい。 私が、私がこの世界に帰させてあげるから!」
???「時は環を描き、我は縁を編む....縁環、顕現せよ!」

次のエピソード:肆 魔力説明

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