妖し神 【REMIX】

純連宮華

弐 魔樹(脚本)

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純連宮華

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〇草原
  ──夜

〇広い和室
筑瀬洋花「え?ここ自由に使っても良いんですか?」
神華「はい!美月村の村長がそう仰ってたので自由に使っても良いでしょう!」
神華「たーだーし、落書きとか書いたり掛軸をビリビリにするとガチであの村長怖いんで 絶ッッッたいにやめてくださいね?」
筑瀬洋花「さ、流石にそれはしませんって...!」
柊桃奈「いわゆる、迷惑行為...」

〇広い和室
神華「とりあえず、飯はここで食べていきましょ 歩き疲れただろうし、」
筑瀬洋花「あ、ありがとうございます!」
柊桃奈「でも、飯は...どうするの?」
神華「確かに!飯はどうするのかって〜...」
筑瀬洋花「ん?なんだろう...」
神華「いただきの香、満ちよ。器に和を、心に満足を—飽食転化!」
神華「じゃーっん!机を見て下さい!」
柊桃奈「まあ、すごーいっ!」
筑瀬洋花「ご、ごは...ん、?しかも、魔法で...?」
神華「ふう〜、でももう今日の魔力の力弱まったんで...今日はもう魔法つかわないでおきま──」
筑瀬洋花「あの、神華さんすごいですね!」
神華「っうぉ!?」
神華「まー、いや、これでもまだ神様の中ではまだ弱いんで...全然凄くはないのですがー...」
柊桃奈「いえいえ、でも凄いと思いますよ?」
神華「あはっ、なんかありがとうございますー! そこの...」
神華「はっ、そういえば、まだあなたとの自己紹介まだ聞いてませんね?」
柊桃奈「あ、確かに...」
神華「とりあえず、食べながら自己紹介していきましょう?」

〇広い和室
  自己紹介後
神華「柊桃奈さん!良い名前ですねえ!」
柊桃奈「いえいえ、そちらの名前も良いと思います〜」
神華「そんなぁ〜、はは、ありがとうございますぅ〜」
筑瀬洋花「...」
筑瀬洋花(なんだか、楽しくなってきたかも、この感じ)

〇露天風呂
  それから数時間後、庭にあった湖は神華さんの魔法で暖かくし、温泉になった。
  そして私と桃奈ちゃんが温泉に入り終り、

〇広い和室
  ──今は深夜。
  桃奈ちゃんは寝て、神華さんは自分が祀られてる神社で寝る?事になった。
  ...しかし...
筑瀬洋花「うーん、どうしてもなんか眠れない...」
筑瀬洋花「...それに、なんか外の空気吸いたくなってきた...」
筑瀬洋花「仕方ないけど、外出るか」

〇広い玄関(絵画無し)
筑瀬洋花「...なんか、おばけ出てきそうで怖いけど... とりあえず、行くか!」

〇城下町
筑瀬洋花「相変わらず、人がいない... そりゃ寝てるもんな...」
筑瀬洋花「? なんの音?」
筑瀬洋花「...え何、?」
筑瀬洋花「ひ、ひっ!?」

〇城下町
怪物蜘蛛「...」
筑瀬洋花「く、くもおおおおおお!?」
怪物蜘蛛「シャァアアアアアア...!」
筑瀬洋花「ぎゃあああ...!しかも威嚇してきた...!」
筑瀬洋花「....痛い──」
  ──梢、哭け
筑瀬洋花「え──」
怪物蜘蛛「──!」
筑瀬洋花「...魔法...?」
村人「あのー、ちょっと静かにしてもらえませんかね?うるさ...」
村人「...え?」
村人「──綺麗!!」
村人「もしかして、この木咲かせたのあなたですか!?とっても綺麗ですね!」
筑瀬洋花「...は!」
村人「あなたが咲かせたんですよね?!この木を?!」
筑瀬洋花「あ、えっと、ちが...」
筑瀬洋花(私は前から目立つ行為は苦手...!)
筑瀬洋花「エット、チガイマス!タブン、カミサマガサカセタンデショウ! サヨウナラ!」
村人「?」
村人「...いやどうみても咲かせてた気が...」
村人「...明日村長に知らせるか」

〇広い和室
  朝
筑瀬洋花「...」
柊桃奈「よ、洋花ちゃん!起きて! 村が凄い事になってる!」
筑瀬洋花「...」
筑瀬洋花「ん、おはよ... 何その凄いことって...」
神華「あ、洋花さんおはようございます...!」
神華「て、今村見れば凄いことになってたんですけど...どゆこと?!」
???「お邪魔しまーす」

〇広い和室
村人「──確か聞いた話なんですが、ここに木を咲かせた人がいたって誰かから聞いたのですが...」
筑瀬洋花(あ...昨日の時の...)
村人「あ」
柊桃奈(え、なになに、どうゆうこと?)
村人「あ、昨日の娘さん! 今さっきあなたが咲かせた木のおかげで、 村内人だらけですよ!」
柊桃奈「え?洋花ちゃん、木咲かせたの?」
筑瀬洋花(え、あ、あれは...)
筑瀬洋花(なんか、不意に咲かせた気がする...)
村人「と、とりあえず、来てください! 今村長も貴女に会いたがっているそうですし!」
村人「わ、私についてきてください!」
神華「...」
柊桃奈「洋花ちゃん...ほんと?」
筑瀬洋花「え、あー...うん。タブン、咲かせた?」
神華「...いきましょう」
筑瀬洋花「へ?」
神華「村長のところへ向かいましょう! 新しい事が発見するかも知れませんですし!」
柊桃奈「...とりあえず、私外でてるね...」
筑瀬洋花「え、でも...、なにか発見できそうですかね...」
神華「...この世から帰る方法とか、」
筑瀬洋花「...!」
神華「まあ、わかんないんですが、とりあえず村長の家まで向かっていきましょう」
筑瀬洋花「...いくしかないか」

〇城下町
筑瀬洋花「わぁー...、たしかに人は多いけど....」
筑瀬洋花「神華さん、どこにいるの...?」
神華「ここですよ、ここ。 透明ですみませんねぇ〜」
筑瀬洋花「いえ、それは別にいいですけど、 なぜ透明?」
神華「あーほら、僕って神様じゃないですか...。 伝説とかに出てくる神様みたいなもんじゃないですか」
神華「この人数で、もしそのまま姿を出したら木より僕が目立って大変なことが起きるから...だから姿消してるんですよ!」
筑瀬洋花「つーまーり、大変なことが起きたくないてことですか...」
神華「そそそ、そうゆうことです!」
柊桃奈「あ、ねえ!村長の家ってあそこじゃない?」
筑瀬洋花「村長の家?」

〇大きな日本家屋
「おじゃましまーす」
柊桃奈「多分ここだと思うけど...違うかな?」
筑瀬洋花「あってるとおもうけど...」
村長の使い「あら?もしかして、村長に用があるのですか?」
筑瀬洋花「あ、はい...もしよければ、村長と話をすることって可能でしょうか?」
村長の使い「可能ですよ!ぜひぜひお入りください!」
筑瀬洋花「...入るか」

〇屋敷の大広間
村長「おおお、君がその木を咲かせた緑目の嬢ちゃんか!」
筑瀬洋花「咲かせた?のですかね...多分...」
村長「もしかして、緑目嬢ちゃんは魔法が使えたり? だって木を咲かせたもんな!」
村長「よし、緑目嬢ちゃん! 君がどんな魔法使ってるのかわしが調べるわい!」
筑瀬洋花「えっ...」
柊桃奈「フフッ、洋花ちゃん研究されてるー」
筑瀬洋花「わ、笑わないでってば〜...」
村長「おっ...わかった...!」
筑瀬洋花「えっ...」
村長「緑目嬢ちゃんはもしかして...」
村長「──魔法使えるようじゃね」
柊桃奈「えっ...」
村長「三つ編み短髪の嬢ちゃんは...そうだね... 樹木と雷と光属性の魔法が使える...」
筑瀬洋花「...え」
村長「隣の...橙目の嬢ちゃんは...」
村長「...毒、火、闇、水属性魔法が使えるようじゃね」
柊桃奈「わ、私も魔法...つかえ...」
筑瀬洋花「も、、桃奈ちゃんも...」
村長「そういえば、嬢ちゃん二人は...」
村長「どこからきた?」
筑瀬洋花「ん、」

〇屋敷の大広間
村長「ん、大澤市? 聞いたことがない...」
筑瀬洋花「なんか...変な神社でなんか意識を失って...気づけばここにいて...」
柊桃奈「私も一緒になりました...」
村長「...その変な神社の名前は?」
筑瀬洋花「...覚えてません、ていうか神社の名前気にせずに意識が失って...」
柊桃奈「...私も全然覚えてない..」
村長「そっか、わかった」
村長「嬢ちゃん二人は、ここで何をするんだい?」
筑瀬洋花「んっと、」

〇屋敷の大広間
筑瀬洋花「その...神犹様ていう神様にすぐ会うために 化物退治して魔力ためて冒険をします」
村長「...」
柊桃奈「私も一緒に冒険をします」
村長「そういえば、ちょっとやや余談なんじゃが...」
村長「この村を抜けた先にはとある森があって...」
村長「そこいくと、弱い妖怪が沢山いる」
村長「まあ、強いやつも多いんじゃが...」
村長「そこいけば、魔力沢山集められる。行くときは気をつけるんじゃぞ」
柊桃奈「わかりましたー」
筑瀬洋花「じゃあ、ちょっとこの後冒険してみる?桃奈ちゃん?」
柊桃奈「ん、しよ」
村長「じゃあ、ここでさようならじゃね また会おう!」
「はーい」

〇大きな日本家屋
神華「う、裏で聞いてましたがまさか貴方達も魔法使えるとは思ってませんでした!」
筑瀬洋花「でもまさか、私と桃奈ちゃんが魔法使えるとは...」
神華「そういえば、この村長の家の裏門でると、すぐ村が抜けれます!」
筑瀬洋花「え?そんな他の場所のすぐとなりなの?」
柊桃奈「な、なんか凄いねえ..」
神華「とりあえず、行きましょ!森へ!」
筑瀬洋花「そ、そうだね!」

〇けもの道
筑瀬洋花「も、森...」
柊桃奈「なんか、未新山思いだすね...」
筑瀬洋花「、確かに...」
神華「とはいっても...ここマジ怖な森... 二人共大丈夫ですか...?」
筑瀬洋花「まあ、ちょっと怖いからあまりはぐれたくはない...」
柊桃奈「ここで迷子になったら...なんか詰んだ気がする...」
神華「...」
筑瀬洋花「?」

〇けもの道
筑瀬洋花「て、ちょっ妖怪...!?」
柊桃奈「でも襲ってこな...」
神華「知を継ぎしは、言葉にあらず。 書にあらず、声にあらず。 わが印、そなたの魂に刻まれよ──継刻術!」
神華「今、貴方達二人に呪文を覚えさせる魔法をかけました!」
神華「こいつ襲っては来ないけれど早く倒したほうが良いですよ!」
筑瀬洋花「じゃあ、戦うしかないか!」
筑瀬洋花「えいっ!」
筑瀬洋花「あ、やば...」
柊桃奈「水よ、我が血と踊れ。 魔力よ、我が身を駆け巡れ。 湧き、流れ、穿て──水鎧顕現!」
筑瀬洋花「ちょ、神華さ...」
神華「すぅ...」
神華「神は光を与えた。人は言葉を得た。 されど言葉なきものは、世界に在らず── 見ろ、これが語られざる真理。 虚識崩壊!」
妖怪「──────────────────」

〇けもの道
神華「...ふう、肩こったー...」
筑瀬洋花「魔法って...こんな体使うんだね...」
柊桃奈「ていうか、神華さん強すぎ...」
神華「ふ、ふふん、こうみえて神様ですからね!」
神華「は!そういえば!」
神華「歩いてもいいですから!ちょっと僕についてきてください!」
筑瀬洋花「?」

〇小さい滝
柊桃奈「あ...綺麗な滝...」
筑瀬洋花「ちょっと足冷やしてみない? 戦ったしさ」
神華「戦った証に癒やしあげたいと思って!」
柊桃奈「じゃあ、なら先に私足冷やしてるね!」
筑瀬洋花「私も! ちょっとだけ水遊びしようよ!」
神華「...」
筑瀬洋花「神華さんもちょっとだけ一緒に遊びません?」
神華「いやー...この世の神は水に弱いらしくて...入ったら駄目なんですよね〜 だからちょっと遊びはできません!」
筑瀬洋花「あ、じゃあ、私達二人で遊んでますね〜!」
神華「...」

〇黒
神華(はぁ...なんで...なんででしょう...)
神華「僕はあーゆうかんじで幸せにやっていきたかったのに...」
神華「あいつ、絶対許しませんから.... あいつらのせいで...僕の人生を無茶苦茶に...」

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