エンジェレンジャー、誕生(脚本)
〇施設の展望台
エンジェレンジャーのメンバーが出入りしている研究施設には憩いの場としてこのような展望台がある。
姫原愛奈「ふぃ~、この眺めがいいもんですなぁ~!スッキリする~!」
早島二見「愛奈、気持ちは分かるけどそれ、オジサンくさいわよ・・・」
姫原愛奈「ごめんごめん。でもまあ二見さんと一緒になるのもいいものだよね~」
にこやかに談笑している2人。
早島二見「そういえば、私も自前でパソコン用意したんだ。これなら愛奈の負担も軽くなるじゃないかな?と思って」
姫原愛奈「マジ!?ふわぁ、助かるよ。ありがとう、二見さん」
〇研究施設のオフィス
姫原愛奈「でさー、あたし思うんだよねー」
早島二見「何?」
姫原愛奈「戦隊ヒロインってさ、悪役とかが普通いるじゃない」
早島二見「言われてみれば、確かに?」
姫原愛奈「そういうのがいない戦隊ヒロインって、ありなのかな?」
早島二見「ありに決まっているじゃない!」
早島二見「私たちだけでしかできない戦隊ヒロインをやれるならそれでいいと思うわよ。別に悪役とは見つからなくてもいいわ」
姫原愛奈「あら、そう?」
早島二見「私たちでしかできない戦隊ヒロインを作ってみたいの。だから悪役なんかなくても平気じゃない?」
姫原愛奈「私たちでしかできない戦隊ヒロインか・・・それもありだね!」
そう、2人は戦隊ヒロインの新たなタイプを探すのが真の目的だったのだ。
姫原愛奈「そうだ!戦隊の名前が決まってなかったわ!」
早島二見「あ、そういえば!名前あるの?」
愛奈はポーズを取り、戦隊名を言った。
〇幻想2
姫原愛奈「私たちの心は熱く、美しく、煌く!その想いは天高く!!」
姫原愛奈「ガールズ戦隊、エンジェレンジャー!!」
〇研究施設のオフィス
姫原愛奈「ど、どうかな?今パッと出たのはこんな感じだったんだけど・・・」
早島二見「ガールズ戦隊エンジェレンジャー・・・」
早島二見「──それ、いいじゃない!!」
姫原愛奈「──!」
姫原愛奈「良かったぁ!」
こうして、ガールズ戦隊エンジェレンジャーが誕生したのだった。
姫原愛奈「そうだ、今変身してないじゃん?この状態でさ名乗りとかやってみない?」
早島二見「うん、やろう!」
変身後のアクションを思い出し、それを披露した。
姫原愛奈「燃え上がる炎の愛天使、エンジェルブレイズ!」
早島二見「降り積もる雪の愛天使、エンジェルスノー!」
姫原愛奈「私たちの心は熱く、美しく、煌く!」
早島二見「その想いは天高く!」
姫原愛奈「私たち!」
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