強欲な吸血鬼の不器用な愛情

カップルごっこ(脚本)

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〇御殿の廊下
エメ「3年生になっても同じクラスで嬉しいよ アンジェラ」
アンジェラ「いやー! 近寄らないで」
エメ「嬉しいくせに」
アンジェラ「あたしは破廉恥な女じゃない」
エメ「そんなこと思ったことないよ かわいいよ」
アンジェラ「へ・・・? アホっぽそうって意味?」
エメ「どうしてそんなにひねくれてるの?」
アンジェラ「わかった 普通にぎゅーってして」
アンジェラ「ん? エメにあたしの普通は通じるのかしら」
エメ「俺のこと信じられない?」
アンジェラ「信じるってどうするの?」
エメ「俺のそばにいてくれたらいいよ」
エメ「そしたら不安になってがっついたりしないよ」
アンジェラ「こう・・・?(ぴと)」
エメ「そうそう」
エメ「ねえ、チューしたいな 嫌?」
アンジェラ「ディープなのは無理」
エメ「わかった こっち向いて」
アンジェラ「うん」
エメ「(むぎゅー」
アンジェラ「苦しい」
エメ「ああ ごめんね(離す」
エメ「身体中なでたい」
エメ「手が震える」
アンジェラ「え? そんなことあるの?」
エメ「うん 愛したい」
アンジェラ「女相手だったら誰でもそーなるんでしょ」
エメ「好きが溢れたときにしかそうならないよ」
アンジェラ「理由がわからない」
エメ「アンジェラの存在感が好きだよ」
アンジェラ「あたしもエメの雰囲気が好きだよ」
エメ「両思いだね 一緒に温泉行こうよ」
アンジェラ「ええーっ」
エメ「嫌?」
エメ「なであいっこしようよ」
アンジェラ「はわわわわわわ」
アンジェラ「えっ 世の中のカップルってそんなにセクシーなことしてるの?」
エメ「俺達は特別セクシーだよ」
アンジェラ「どうしてそうなった」
エメ「強欲だから」
アンジェラ「・・・」
エメ「いいんだよアンジェラ 強欲で」
アンジェラ「それじゃあ おっぱい吸わせて」
エメ「いいよ あげる」
アンジェラ「・・・変よ こんなの」
エメ「愛の形に変も変じゃないもないよ」
エメ「俺達は情熱的なのが好きってだけ」
アンジェラ「わかった エメの思うようにぎゅーってして」
エメ「覚悟して?」
アンジェラ「ええっ」
アンジェラ「えろすぎる 逃げろー」
エメ「でもまた戻ってくるでしょ」
アンジェラ「どうしておフェロさんが好きなんだろう」
エメ「自由だから」
アンジェラ「自由ってフリーダムとは違うんだけど」
エメ「うん」
アンジェラ「体の関係にしかならなそう」
エメ「体の関係を続けるには愛が必要だよ」
エメ「どこか具合のわるいところがないか心配になってなでることもある」
アンジェラ「・・・アトピーがあるんだけど」
エメ「愛される人になれば 綺麗に治るよ」
アンジェラ「じゃあ 治して」
エメ「うん ちょっとずつ治していこう」
エメ「離れちゃだめだよ」
アンジェラ「うん」
エメ「愛が留まり続けるのを信じて」
アンジェラ「そうね」
アンジェラ「信じてたら捕まえようとしなくていい」
アンジェラ「答えは無理に出すものではなく、自然と出るもの」
アンジェラ「あたし あなたの求めるような女の役を演じたくない」
アンジェラ「さようなら エメ」
アンジェラ「共依存は苦しいわ」
エメ「・・・」
エメ「どうしたって、みんな、離れていくんだね」
アンジェラ「普通にしていたら大丈夫だよ」
エメ「・・・」
アンジェラ「気を引こうとすると欠乏感がインプットされるよ」
アンジェラ「エメの気持ちには応えられない」
アンジェラ「あたし 変えようとしてくる人がわかるの」
エメ「触ったりできなくていいからそばにいて」
アンジェラ「うん 落ち着くまでみているよ」
エメ「僕を壊して」
アンジェラ「大嫌い」
エメ「そう言われても好きなんだけど」
アンジェラ「変わってるね」
エメ「本能には抗えなくて」
アンジェラ「・・・」
エメ「ずっと大事にするよ」

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