〇明るいリビング
霊息子ちゃん「実は霊と人間は互換性があるんです」
霊息子ちゃん「まばたきも排泄も呼吸も骨も体温も体重も無いのに血の臭いはあるし美味い不味い分かるし」
霊息子ちゃん「生きてる時と同じように生えてる物生えてるし」
霊息子ちゃん「涙も出ます」
霊息子ちゃん「そこは何らかの目的があって、何者かの手によってわざと残してあるとしか思えない、３次元地球に何かあった時の保険とか・・・」
　　⚠️作品内では感情表現としての💦や、ため息や息切れは描いております
霊息子ちゃん「見た目こんなだけど、僕も一応守護霊なので」
霊息子ちゃん「僕も母を守って闘う事があります── （霊だから精神的な闘いですが）」

〇ソーダ
　　幽界が無くなり、統合されてまだ30年も経ってないアッチの世界、まだまだ色々な変化や霊魂様なりのゴタゴタがあるようですが
　　そんな最中、始めから霊の子として生まれた彼──
霊息子ちゃん「お母さん・・・」

〇綺麗な部屋
私（現在）（うーん・・・）
私（現在）（う──）
私（現在）（ん──）
そのまんま魔王「はーう」
そのまんま魔王「美味そうな女だ」
そのまんま魔王「ガハハ、この女の身体乗っ取って俺の操り人形にしたるわ！️」
　　オイ、タコ‥
そのまんま魔王「え？」
　　ここだよタコ‥
　　お前の足元
霊息子ちゃん「なに他人（ひと）の母親いじめてやがりますか」
そのまんま魔王「！？️何故こんなところに子供が！？️」
霊息子ちゃん「母を、守るのは俺だ」
霊息子ちゃん「俺しかいない」
そのまんま魔王「ぎゃああ！？️」
霊息子ちゃん「ふうっ、一件落着」
霊息子ちゃん「！？️」

〇綺麗な部屋
徳川家康公（若い時）「イテテ」
霊息子ちゃん「あー!?️貴方は!!️！！️」
徳川家康公（若い時）「ワシは江戸を、まだ若い幕府を守りたかった・・・ただそれだけだ」
徳川家康公（若い時）「それが何故あのような化け物に」
霊息子ちゃん（幽界消滅して時空が歪んだからな）
霊息子ちゃん「公よ・・・貴方のおかげで江戸の平和は250年もの長きに渡って守られたが、」
霊息子ちゃん「父の生まれ育った土佐藩の身分差別は酷かった」
霊息子ちゃん「貴方の死後もそれは続き──」
霊息子ちゃん「雨でも傘を差せず生涯城に一度も上がれ無かった父は」
霊息子ちゃん「国の為に故郷を脱藩（亡命）し、33で若い命を散らす事になった」
坂本龍馬（先代守護霊）「ちっくと桜見に行って来るぜよ」
霊息子ちゃん「それから父はずっと霊魂のままだ」
霊息子ちゃん「遠因は言うまでも無く関ヶ原で勝った貴方にあると思うけど」
霊息子ちゃん「貴方が父と母の運命に見えない世界から長年圧力をかけ続けていたからでは無いですか」
霊息子ちゃん「怨念パワーで」
徳川家康公（若い時）「そうかも知れない──」
徳川家康公（若い時）「済まない、ワシのせいで」
徳川家康公（若い時）「幼い頃のワシがそうだったように」
徳川家康公（若い時）「親子離れて暮らすハメになったのだからな・・・」
徳川家康公（若い時）「しかし、ワシの正室築山と信康のように望まぬ結婚の末、悲惨な最期を迎えるよりはよほどマシである」
徳川家康公（晩年）「人間何も役割が無ければ生まれて来んぞ」
徳川家康公（晩年）「プヒャー」
霊息子ちゃん「わあっ！！️」
徳川家康公（晩年）「これからもどしどし離れて暮らすように！！️」
徳川家康公（晩年）「プヒャー」
　　狸
徳川家康公（晩年）「そしてたまにはお母さんに甘えて来なさい」

〇幻想空間
　　私子の夢の中
　　子供だ、子供がいる‥
私（現在）「？」
　　一目であの子と分かりました──
私（現在）「苦労したんだね・・・」
私（現在）「ハグしちゃおー❣️」
霊息子ちゃん「くあせふじこふじこ・・・💦」
　　最後の方は何て言ってるか聞き取れませんでしたw
霊息子ちゃん「終わり ３話目あるかな！？️」

〇女の子の一人部屋
　　おまけ
　　携帯ゲームに必死の形相の若い頃の私
霊息子ちゃん「タコスケ」
霊息子ちゃん「タコスケ」
霊息子ちゃん「タコスケ」
　　キミって昔から口悪いんだね
霊息子ちゃん「そりゃー親子だから」