TapNovelの作りかた

会庫

時代を読む(脚本)

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〇狭い畳部屋
あいこう「そろそろ俺ら帰るわ」
あいこう「あ、シドにちぇ〜るあげてから帰ろ」
ヤマト「・・・そういやシドどこ行った?」
瑠璃「さっき外に遊びに行ったけど」

〇街の宝石店
シド「活字の事はよくわからんが・・・」

〇学校脇の道
シド「要は音楽の作曲と同じ話だ」
シド「時代を読むというものがある」
シド「ひとつの作品のテーマが支持を浴びれば 読者は他の同じテーマも読みたくなる」
シド「そこに乗れば見ては頂ける」
シド「この作者の他作品も見てみようと思う人が 100人に1人いたとしたらそれは成功だ」
シド「流行りに乗る。悪くない」
シド「しかし読者がそのテーマに 飽和状態で飽きる頃」
シド「投石を入れるという手もある」

〇公園の入り口
シド「かつて昔、テクニックが重視のバンドが 至高とされる時代に」
シド「一石を投じたバンドが居た」

〇住宅街の公園
シド「そのバンドはテクニカルな演奏が流行る シーンと比べ簡単かつ単調で」
シド「派手なだけで上手くはなかった」
シド「けど受け入れられた。若者はこぞって 支持した。何故か」
シド「わかりやすかった。 難しいテクニックの曲調に飽き飽きしてた」
シド「時代に乗る、時代を壊す投石をかざす」
シド「どちらも正解。 要は時代を読むというのもひとつの手」

〇公園のベンチ
キジ「おっ!シド! こっち来いよ」
シロ「また小難しいこと考えてたんだろ〜」
シド「別に・・・」
シド「うちの馬鹿共が足りない頭で珍しく ディベートなどしてたから」
シド「俺の意見を考えてただけだ」
キジ「猫がディベートとか言うなよ・・・」
キジ「あっ!」
ヤマト「・・・迎えに来た」

〇ゆるやかな坂道
ヤマト「創作って難しいな」
ヤマト「正解なんてないと俺は思ってるけどね」
ヤマト「人によりけりだけど・・・」
ヤマト「コンテストや受賞作は名刺代りである程度 色消してもいいと思っててさ」
ヤマト「そこからガチの作品見て頂けたら 御の字だよな、なんて」
シド(ヤマト・・・!)
シド「クソ陽キャの癖に気持ち悪い奴と 訝しんでいたが良い意見出すじゃないか!」
ヤマト「俺の本当に読んでほしい話・・・」
ヤマト「男だと思ってたバンドのボーカルが 実は女だったって話!」

〇安アパートの台所
あいこう「おやすみ。 ちゃんと鍵かけろよ」
瑠璃「なんだその女扱い!!」
  バンドのボーカル↑

〇ゆるやかな坂道
(・・・ やっぱこいつ気持ち悪いなぁ・・・)

〇桜並木
  ありがとうございました!
  たくさん創作秘話聞かせて頂けて
  勉強になりました!
あいこう「本当にありがとうございました! 楽しかった!」

コメント

  • まずは完結おつかれさまでした✨
    凡庸で無個性なうえ、ヤマなしオチなしイミなしなお話しか作れない私にとっては非常に有益な各回でした😊 勉強させていただきました🙇‍♀️ 会庫さんのような確固たる屹立したモノを持つべく、今更ながら色々と学び直そうというモチベーションになりました✨ 小さいながらも一皮剥けたモノとなるべく頑張ります💪
    (超小声)かのロエベさんの活躍話も楽しみにしていますね😊

  • 創作論楽しかったです!!
    時代に乗れたら良いですね!
    秋元康も意外と打率は低くて、打席数が尋常じゃないらしいです。
    自分はやる前からアレコレ損得考えて、中々行動しないのですが、
    下手な考え休むに似たりで、行動してみないといけないですね!
    そして行動してから間違いを修正して行った方が良いんだなと思います😅
    色々聞けて良かったです、ありがとうございました🙇‍♂️

  • 素敵でした💓連載ありがとうございました❣️
    ‥終わるんですかぁ、えーん😭シドー←ドラクエやんw
    あと単純だけど(歌詞の奥が深くて)人気が出たグループてそれは(ドラムロール)
    今でもTVCMやYouTubeのCMに使われてる甲本ヒロトのブルーハーツてしょ❣️←当てずっぽです💕
    前回のコメの続き、私は月刊ララが好きだったんんです
    花とゆめはもっぱら単行本でしたね💕妹がアクマ君持ってた💕

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