十七話 黒幕(脚本)
〇古書店
摩小 恵「見つけた」
北村 力二「え?」
恵が背表紙が黒く塗られた本に歩み寄っていく
〇まっすぐの廊下
雷戸 啓「おい!!ここ学校の中だぞ!?」
田町 新北「ああ」
雷戸 啓「普通に不法侵入!!!!」
田町 新北「承知のうえだ」
生徒「何?今の人たち・・・」
〇古書店
恵が本を手に取る
北村 力二「それが探してた本?」
摩小 恵「やっと取り戻したわ・・・」
北村 力二「・・・大丈夫?」
摩小 恵「・・・ええ」
摩小 恵「全て完璧」
〇英国風の図書館
雷戸 啓「ここか!?」
梅景 朱人「啓!?遅せぇよ!!」
啓が図書室に入ると、朱人が何かと戦っていた
田町 新北「ここは・・・」
梅景 朱人「ってあんた誰!?」
雷戸 啓「そいつも敵!!」
梅景 朱人「はぁ敵連れてきたのか!?」
雷戸 啓「仕方ないだろ!!」
田町 新北「!?あんた」
田町 新北「ルルハリルさんか!?」
ルルハリル「お前は・・・」
ルルハリル「目を貸した殺し屋か!?」
ルルハリル「いい所に来たな・・・話はまずこいつらを殺してからだ」
田町 新北「了解・・・」
雷戸 啓「まってそこ知り合いなんだよ!?」
雷戸 啓「状況は2対2か・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
田町 新北「!?何の音だ」
雷戸 啓「何をした!?」
ルルハリル「これは・・・」
一瞬にして場を炎が焼き尽くした
「はあ・・・清々しい気分ね」
「自分の力を取り戻すっていうのはこういう気分なのね」
摩小 恵「あとは『アレ』があれば完璧なんだけど・・・」
炎の中から女が出てきた。どうやら力二を引きずっているようだ。
ルルハリル「貴様!!何者だ!!」
摩小 恵「あら?ルルハリルちゃん、あれをくらってまだ意識を失ってないなんて・・・」
女は嘲笑うように言うと、力二を投げ捨てた
雷戸 啓「ぐ・・・恵さん!?」
摩小 恵「あらあなたも・・・」
摩小 恵「まあちょうどいいわ、ルルハリル、『全知全能の書』、どこにある?」
ルルハリル「・・・」
ルルハリル「答えるわけが」
ルルハリル「ない・・・だろう」
ルルハリルは見た目に反してかなりダメージを負っているようだった
摩小 恵「・・・まあいいわ」
摩小 恵「あとで見つければいいし」
雷戸 啓「ぐっ・・・どういうこと・・・なんだ?」
摩小 恵「ああ、そうね。知らないわよね」
摩小 恵「私、魔女なの」
雷戸 啓「はぁ・・・?」
啓は意識を失ってしまったようだ
摩小 恵「まああんたたちもう死ぬし、説明する意味もないでしょ」
梅景は遅れて起きたようだ
梅景 朱人「グッ・・・どういう・・・何が・・・」
摩小 恵「あらあなた起きたの?」
梅景 朱人「お前、騙してたのか」
摩小 恵「察しがいいわね。そうよ。詳しい説明は無し」
梅景 朱人「勝手に・・・話進めんなよな」
梅景 朱人「サーフウィップ!!!!!!!!」
朱人はサーフウィップの影を出すが
摩小 恵「!?」
摩小 恵「無駄な抵抗ね!!」
摩小 恵「まさか出せるとは思ってなかったけど!!!!」
梅景 朱人「グッ」
恵の炎で焼かれる
既に右腕はただれ始めている
摩小 恵「抵抗しなきゃ楽に死ねたかもしれないのにね」
恵は炎を出しながらゆっくりと朱人に近づく
摩小 恵「はぁっ!!」
ただただ殴る
摩小 恵「そもそも!!」
摩小 恵「あんた1人抵抗したところでなんにもなんないのよ!!」
梅景 朱人「・・・」
梅景 朱人「そう・・・かな?」
摩小 恵「・・・」
ピ・・・ピ・・・ピ・・・
摩小 恵「なに?」
梅景 朱人「・・・ふっ」
梅景 朱人「別に俺の抵抗くらい・・・お前には大した問題にならないだろう」
梅景 朱人「でも、こっちは大問題だ」
摩小 恵「はぁ?」
華月 仁一「これは・・・どういう状況だ?」
摩小 恵「先生を呼んだのね・・・」
華月 仁一「まあ・・・そいつが敵のようだな」
摩小 恵「でもそれが何?」
華月 仁一「まずは戦闘不能になってもらう、摩小恵」
華月 仁一「いや、魔女か」
摩小 恵「あんたに私が倒せると思ってんの!?」
摩小 恵「もともとここまで来たら全員殺すつもりだったけど」
摩小 恵「まさかアンタとまで戦わなくちゃなんてね!!」
華月が梅景に近づき話す
華月 仁一「お前はとりあえず全員ここから出せ」
華月 仁一「あいつは俺が受ける」
梅景 朱人「わ・・・わかった」
華月 仁一「どうやら・・・ココ最近この町でわざわざハイトを生み出してたのはお前らしいな」
摩小 恵「ええそうよ」
華月 仁一「・・・」
華月仁一がゆっくりと歩いて近づく