吸血鬼によって語られる世界

無理数は無理だ〜

吸血鬼によって語られる世界(脚本)

吸血鬼によって語られる世界

無理数は無理だ〜

今すぐ読む

吸血鬼によって語られる世界
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇魔王城の部屋
吸血鬼「私は吸血鬼です」
吸血鬼「あなたが探し求めていた真実を知るものです」
吸血鬼「私の話を聞きますか?」
吸血鬼「そうですか、知りたいですか」
吸血鬼「いいでしょう」
吸血鬼「知られざる歴史の話をしましょう」

〇水中
吸血鬼「5000年前には驚くかもしれませんが人魚が生きていたのです」
吸血鬼「しかし、人間は人魚の肉に永劫の命を求め狩りを繰り返しました」
吸血鬼「そして、人魚は滅びました」

〇溶岩池のある洞窟
吸血鬼「4000年前にはドラゴンもいたのです」
吸血鬼「しかし、それも武器を持った人間達の手によって滅ぼされました」

〇草原
吸血鬼「3000年前にはエルフが生きていました」
吸血鬼「エルフは馬を狩って野を駆け回っていました」
吸血鬼「しかし、エルフはある日、滅ぼされてしまいました」
吸血鬼「人間がエルフを滅ぼしました」

〇魔王城の部屋
吸血鬼「信じられませんか?」
吸血鬼「私達吸血鬼の仕業ではないのですよ」
吸血鬼「あなた達が滅ぼしたのです」
吸血鬼「私達は人間を捕食するだけなので」
吸血鬼「もう、帰るのですか?」
吸血鬼「今日の食事は済んでいるのです」
吸血鬼「幸いでしたね」
吸血鬼「では、さようなら」
  (終)

ページTOPへ