パーツ的に作れた創作キャラのみでなんとか作ってみる(エピソード2はよその子です)

ねーちゃん

エピソード1(脚本)

パーツ的に作れた創作キャラのみでなんとか作ってみる(エピソード2はよその子です)

ねーちゃん

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〇ダイニング(食事なし)
ドロル「いきます・・・! 頁(ページ)をめくるは、風・・・!!」
アケビ「アケビもいくの!! 必殺・次元を超える波動ーー!!」
「・・・・・・・・・」
ドロル「・・・・・・奥様、お掃除終わりました!」
アケビ「アケビも!ドラマのチャンネルにしてあげたのよ!感謝するといいの!」
お母さん「二人とも、どうもありがとう」
アケビ「この魔法のリモコンがあれば 余裕なのよ!」
お母さん「そうね、無くさないように 気をつけないとね」
ドロル「では、奥様・・・ 私はお買い物へ行ってきますので」
お母さん「あら、もう?」
お母さん「・・・というか、本当にいいの? お使いを頼んじゃって・・・」
アケビ「そうなの! お母さんはせっかくご家族がお留守だから 休んでてもらうとして・・・」
アケビ「ドラマのあとなら、お買い物くらい アケビが行ってくるのよ」
ドロル「いいえ、お気になさらず・・・」
アケビ「そこまで言うならありがたく お言葉に甘えさせてもらうのよ」
お母さん「そこまで言ってないと思うけど・・・ じゃあ、本当にお願いしていいかしら」
ドロル「もちろんです、お任せください」
ドロル「旦那様のご家族ですから お手伝いするのは当然のことです」
アケビ「偉いの! さすがは妖精王様の従者さんなの! しっかりしてるの!」
お母さん「当の妖精王様はしっかりしてないんだけどね」
ドロル「そ、そんなことは・・・・・・」
アケビ(否定はしないのね!?)
お母さん「じゃあ、申し訳ないけど・・・ 重曹とおみかん、お願いね」
ドロル「ああ、はい! かしこまりました」
ドロル「行ってきます・・・!」
お母さん「いってらっしゃい、気をつけてね」
アケビ「変なひとに捕まらないようにね〜!」
アケビ「さてと、お母さん アケビたちはゆっくりドラマでも観るのよ」
お母さん「今日は何のドラマだったかしら?」
アケビ「再放送刑事2 〜帰ってきた再放送刑事〜(再)なの!! 急がないと始まっちゃうの!!」
お母さん「いろんな刑事がいるわねぇ・・・」

〇豪華なリビングダイニング
ルド「むむ〜・・・」
スヴェンさん「ルド君、大丈夫かな」
ルド「すべん・・・ うまくつつめない・・・」
スヴェンさん「そうか・・・ 包装紙は、やっぱり難しかったかな?」
ルド「すべんならうまくつつめる?」
スヴェンさん「私にも・・・難しいかもしれないね」
スヴェンさん「ここを、こうかな・・・」
ルド「すべん! こっちがわが、ぐしゃってなっちゃう!」
スヴェンさん「ああ、ごめん・・・!」
マーサさん「あーあー・・・ 見てらんない・・・」
マーサさん「ちょっと貸して・・・ これを包むの?」
ルド「まーーしぁ!!」
マーサさん「おはよう、ルド」
ルド「まーしぁ!!それだめ・・・! かえして!!」
マーサさん「え? ちょっとルド、そんなにひっぱったら・・・」
ルド「ああ!!?」
ルド「あああ・・・・・・ やぶけちゃった・・・」
ルド「うわぁあぁあぁん!!」
マーサさん「ルド・・・! ごめん、急に引っ張るから・・・」
マーサさん「それ、貸して? 直してあげる・・・」
ルド「やだーー!! だめなんだもん!!」
マーサさん「ルド・・・・・・?」
スヴェンさん「ルド君・・・ マーサ、ちょっといいかな?」
マーサさん「あ、うん・・・」
スヴェンさん「ルド君、 マーサに秘密にしたい気持ちはよく分かるよ」
スヴェンさん「マーサのために選んだ包装紙で 綺麗に包んだ、サプライズのプレゼントを したかったんだもんね」
ルド「ぐす・・・・・・ぐす・・・・・・ うん・・・・・・!」
スヴェンさん「でも、マーサは・・・」
マーサさん「・・・・・・」
スヴェンさん「・・・君の大切な包みを破いてしまって、 悲しい気持ちだと思う」
ルド「まーしぁ・・・?」
ルド「まーしぁはわるくないよ、 わたしがひっぱったのに・・・」
スヴェンさん「・・・君もマーサも悪くないよ」
スヴェンさん「ルド君、出来るだけ、あまりばれないように 私が説明をしても・・・」
ルド「まーしぁ!!」
ルド「ごめんね、かなしくしてごめんね・・・!!」
マーサさん「ルド・・・・・・ ううん、私こそ・・・・・・」
ルド「まーしぁはわるくないの!!」
ルド「わたしがひっぱったから・・・! ううん、ひみつでちょこよういしたから・・・!」
ルド「それに、みかんがらだからって ほーそうしにしないで すべんのおすすめどおり、ふくろにしたら よかったの・・・!!」
マーサさん「えぇと・・・」
スヴェンさん「ルド君は、マーサに チョコレートを用意していたんだ」
スヴェンさん「ラッピングも探しに行って・・・ みかんの包装紙があったから、 どうしてもこれで包んであげたいって 選んだんだよね」
ルド「まーしぁはみかんがすきだから・・・」
マーサさん「・・・それで、 二人で包むのに手こずってたんだ?」
ルド「ぐす・・・ぐすぐす・・・」
マーサさん「・・・泣かないで、ルド」
マーサさん「ありがとう、私のために頑張ってくれて・・・」
ルド「まーーしぁ・・・!」
マーサさん「この包装紙、直しても良い?」
マーサさん「ルドが一生懸命選んでくれた包装紙、ちゃんとよく見たいから・・・」
ルド「ぐす・・・・・・ぐす・・・・・・ なおせる・・・・・・?」
マーサさん「もちろん」
マーサさん「ーーほら、もう直った」
ルド「ほんとだ!」
スヴェンさん「慣れてきてしまったけど・・・ いつもどおり凄いね」
ルド「うん! ありがとうまーしぁ!」
マーサさん「どういたしまして」
ルド「まーしぁ、このしわしわはなおせないの?」
マーサさん「もちろん直せるよ」
マーサさん「でも、これは・・・ ルドとスヴェンが私のために 頑張ってくれた跡だからね」
ルド「ただのてこずったしわしわだよ?」
ルド「まーしぁがいいならいいけど・・・」
マーサさん「うん、大事にしまっておく」
ルド「・・・!まって!」
ルド「まーしぁはほーそうし、つつめるんだよね?」
マーサさん「うん、包めるけど・・・?」
ルド「わたしにつつむのおしえて!」
ルド「それで、つつめたらまーしぁにあげるの」
マーサさん「・・・・・・!」
マーサさん「うん、分かった・・・ 一緒に包もう」
ルド「うん!!」

コメント

  • キャラクターもエフェクトも使いこなしていて見ていて楽しいですね。
    日常の穏やかな空気感が伝わってくるストーリーも楽しめました。

  • 前半の若者は二人の掛け合いが面白かったです。特にアケビの自己中は最高。後半のラッピングはルドの可愛らしさと2名の彼らが優しさ十分でした。

  • おもしろいタイトルだったので思わずよんでみました。みかん大好きな彼のために一生懸命、包装紙と闘っている姿が健気で、可愛くて、くすっとしながらも見守りながら読みました。こんな可愛い世界で生きていけたら楽しいだろうな。

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