〇教室
クラスメイトA「はぁー、授業疲れたわー」
クラスメイトB「覚える事が多くて大変よね・・・・・・」
クラスメイトC「夏休みの為にも、勉強も部活も頑張ろうね！」
クラスメイトD「おー！」
フタバ（コンクールに向けての練習は順調）
フタバ（それが終わった後は、暑さを凌ぐ為にプールに行こう）
フタバ（リニューアルしたっていうチラシを見たら、行きたくなるもんね）
ハルミ「フタバー！」
フタバ「どうしたの？」
ハルミ「コンクールが終わったら、皆で花火見に行こうよ！」
フタバ「花火大会！ 行こう行こう！」
フタバ（また１つ、予定が増えた）
キョウカ「なぁ、吹奏楽部で壊れた楽器とか無いか？」
キョウカ「再利用出来る部品が欲しくてよ」
クラスメイトA「壊れた楽器・・・・・・有ったかな？」
クラスメイトB「使えなくなった楽器なら倉庫に有るわよ」
キョウカ「貰っても構わないか？」
クラスメイトB「ええ、構わないわ」
クラスメイトB「顧問が使わないって言ってたし」
クラスメイトA「まさにリサイクルだね！」
キョウカ「じゃあ、貰っとくぜ。サンキュー」
キョウカ（素材は何とかなりそうだ）
キョウカ（集まったら、あいつ・・・・・・シゲノブに伝えるか）

〇音楽スタジオ
　　時は、モンスターと頂き女子を撃退した後に遡る
　　キョウカの実家、楽器屋にあるスタジオにて
シゲノブ「これから重要な話をする。よく聞いて欲しい」
シゲノブ「モンスターについて、そして・・・・・・」
シゲノブ「私自身について、だ」
「・・・・・・・・・・・・」
フタバ（あの時、モンスターは人間だって彼は知っていた）
フタバ（あたしと友達を魔法少女へと導いた理由が有る・・・・・・？）
シゲノブ「モンスターにされていた男性、そして配信者の女性」
シゲノブ「本来ならば、君達と出会う事は無かった」
シゲノブ「何者かが男性をモンスターに変えて、君達の所へ仕向けたんだ」
フタバ「えっ・・・・・・」
ハルミ「ハルミ達と出会う事が無かったって？」
ハルミ「つまり・・・・・・どういう意味？」
キョウカ「そんな未来の事が何故分かる？」
キョウカ「そして、私達を狙っている真犯人は誰なんだ？」
シゲノブ「・・・・・・その前に私の事について話す」
シゲノブ「私は・・・・・・」

〇未来の都会
シゲノブ「遠い未来の科学者なんだ」

〇組織のアジト
花魁「ようやく運び込めたよ」
花魁「いつもこんな風に寝てくれたら、良いのにさ」
ロン毛「さぁ姐さん、これを」
花魁「完成したんだね。偉いぞ」
ロン毛「有難きお言葉！」
花魁「眼帯。それと子分の皆！」
眼帯「ええ、分かってますぜ」
眼帯「魔法少女撲滅作戦の成功失敗問わず・・・・・・」
眼帯「こいつらと俺が別行動すりゃ良いだけの話さ」
空き巣「へへっ、がっぽり儲けてやるぜ！」
空き巣「俺達、空き巣のプロだからな！」
空き巣「失敗なんかするもんかっての！」
介護士A「魔法少女撲滅に空き巣・・・・・・！」
介護士A「先輩、これは一体・・・・・・」
介護士A「うっ・・・・・・」
花魁「さてと、それじゃ始めるとするかい」

〇血しぶき
花魁「さあ、薬の力で思いっきり暴れてきな！」

〇学校脇の道
フタバ「爆発!?」
キョウカ「向こうの方だ！」

〇繁華街の大通り
フタバ「前に見たモンスターと色が違う・・・・・・!?」
フタバ「このままじゃ街が危ない！」
フタバ「コスチュームチェーンジ!!」

〇水玉2
エンゼルシープ「心を照らす光！ エンゼルシープ！」

〇新緑
チューリップチック「体を癒やす風！ チューリップチック！」

〇雷
デビルヴァイパー「心に響く雷！ デビルヴァイパー！」

〇繁華街の大通り
エンゼルシープ「車を投げてきたよ！」
デビルヴァイパー「あんなのに当たるわけにはいかないだろ！」
チューリップチック「避けよう！」
モンスター「ワカイオンナ・・・・・・」
モンスター「ワカイオンナ・・・・・・！」
モンスター「ミテルダケデ、ハラガタツワ・・・・・・」
エンゼルシープ（これ以上、駐車されている車を投げてきたら被害が拡大する）
エンゼルシープ（こっちに注意を向けないと！）
エンゼルシープ「祝福の光芒（ホーリーライト）!!」

〇開けた景色の屋上
ロン毛（良いぞ、良いぞ、その調子で魔法少女を追い詰めてやれ・・・・・・！）
ロン毛（・・・・・・・・・・・・）
ロン毛（・・・・・・そういや、もう片方は何処行った？）
ロン毛（ちゃんと魔法少女と遭遇する様にしていたんだが・・・・・・）

〇ビルの裏通り
　　エンゼルシープ達が戦っていた同時刻
スミレ「周辺の住人には避難する様、指示しました」
カスミ「マフユ、その人を沈静させるアル！」
マフユ(雪女の姿)「うん、任せて」
マフユ(雪女の姿)「暴走している心を僕が静めてみせる」