ユメノゲントウ2.5

池竹メグミ

到着!ホープシティ(脚本)

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〇空港の出入口
  アークハール港 出入口
ケイ「ここに来るのも久しぶりだね、ブラック!」
ブラック「あぁ、サーグリアに行く時以来だな」
ケイ「ねぇねぇ、早く泊まる所行こうよ! 確か・・・大きい旅館だっけ?」
ブラック「リノンが手配してくれた場所だな。 あいつ随分金持ちなんだな・・・」
ブラック「まぁいい、早速向かうとしよう」

〇温泉旅館
ケイ「わー!すっごく立派な旅館だね!」
ケイ「しかも貸切って言ってたし、凄いじゃん!」
ブラック「貸切、か・・・。 凄い金掛かってるだろうな・・・」
???「あ、先にチェックインする?」
リノン「それなら僕が案内するけど・・・どうするの?」
ブラック「・・・なぁリノン、この旅館の予約いくら位したんだ?」
リノン「え?親戚の所有物だからタダで貸してくれたけど・・・」
ブラック「随分繋がりがあるんだなお前・・・」
リノン「まぁね、そこら辺は自信があるんだ」
リノン「・・・それより入りたい部屋はある? 希望があればそこにするけど」
ブラック「いや、特にはない。 そこはお前に任せる」
リノン「分かった、じゃ受付してくるね」

〇宿泊旅館
  数分後
ケイ「わー、とってもキレイな部屋だなぁ〜! 布団もふかふかそう!」
ケイ「こんな素敵な所に泊まれるなんて最高だよ!」
ブラック「そんなに気に入ったのか、良かったな」
ブラック「それで明日はどうする? 先に向こうで張るテントを買った方がいいと思うが・・・」
ケイ「え、テント必要なの?」
ブラック「あぁ、どうもテントが足りてないらしく各自用意して欲しい・・・と言われたんだ」
ケイ「うーん、じゃまだ夜まで早いし今から見に行こうよ」
ブラック「確かにそうだな、では店まで行こう」

〇雑貨売り場
  ホームセンター
ケイ「よし、これでいいかな。 丈夫で軽いし、張る時も簡単に出来るみたいだし」
ケイ「・・・って・・・ん?」
女性客 「きゃー!素敵な人!」
女性客「とってもキレイですね〜」
ブラック「あ、あぁ・・・ありがとう」
ブラック「だが待たせてる奴が居るんだ。 これ以上待たせる訳にはいかない」
女性客 「とってもかっこよかったね、今の人!」
女性客「そうだね〜、私あの人の事好きかも〜」
ケイ「いいなー、ブラックは色んな人に慕われてて」
ケイ「・・・それに比べて僕は・・・まだまだ未熟で助けられてばっかりで・・・」
ケイ「こんなんじゃダメだよね・・・。 もっと成長しなくちゃ・・・」
ブラック「ケイ、待たせてすまない・・・」
ブラック「・・・ってどうしたんだ、そんなに落ち込んで!?」
ケイ「ねぇブラック、僕・・・もっと強くなりたいんだ」
ケイ「そして一人前になって、ブラックに負けない位強くなりたいんだよ」
ケイ「だって討伐者として・・・守られてばかりじゃ駄目だから」
ブラック「気持ちは分かる。 その為に毎日訓練しているのも知っている」
ブラック「ただな、少なくとも俺はお前を守りたくて守っているんだ」
ブラック「だから・・・お前を守らせてくれ」
ケイ「ブラック・・・ありがとう。 そう言われて気持ちが楽になったよ」
ケイ「これからもお互いに助け合って頑張ろうね!」
ブラック「あぁ、よろしく頼むぞ」

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