世界樹世界の魔女と龍

小潟 健 (こがた けん)

9 咆哮(脚本)

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〇空
  砦から跳び、ミスリルの背に乗ったアデライーデは、彼に一度高度をあげさせる
ミスリル「グルゥ、グルルゴルル?(それで、ちゃんと話せたか?)」
アデライーデ「・・・・・・なっ、」
アデライーデ「なんとかぁぁっ・・・ うぅぅ・・・」
ミスリル「グゥ、グルルルウゥ(まぁ、人見知りの克服は今でなくても良いのだがな)」
ミスリル「グルゥ、ゴルルグルゥ?(それよりも、状況はどうだ?)」
アデライーデ「あぁ、地上の人影は全部『ゾンビ(被侵食者)』だって、言質は取れたよ」
アデライーデ「でも遺体の回収はしたいらしいからねぇ、ミスリルは大雑把にで良いから幼体のドーカだけを減らしておくれ」
アデライーデ「打ちもらしとゾンビはアタシがヤるよ」
アデライーデ「あ、それと、あそこの洞窟に探険者達が逃げ込んだらしいから、入口を潰さない様にね」
ミスリル「グル、グルルグルグルルゥ(分かった、姉貴が細かい作業をしている間に俺は『門』の方面を減らしておこう)」
アデライーデ「よしなに ほどほどで良いからね」
  そして──
  話を終えるとミスリルが大きく息を吸う

〇城壁
シャーキン将軍「──あのドラゴン、先程の『アレ』をやる様だな」
  シャーキンの言う『アレ』とは、上空でドーカと対峙したミスリルが真っ先に放った攻撃
  散開するドーカを一度に複数体巻き込み滅ぼした一撃
  ドラゴンを象徴する攻撃
  『咆哮』─ブレス─
シャーキン将軍「風の咆哮・・・」
魔法使い1「いえ、違いますな」

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