2日目 前半(脚本)
〇古い洋館
翌朝
〇森の中
エネル「いやー助かったぜサイカー! ちょうどオレも研究の息抜きに何処か行こうと思っててな!」
サイカー「別にいいけど・・・あまり騒がないでよ?」
サイカー「それに今はケイが入れ替わってるんだし、手早く終わらせたいからね」
ブラック(ケイ)「僕は大丈夫だよ。 いつも通りに進めてくれればいいからね」
サイカー「あ、そう? 君が大丈夫ならそうさせて貰うけど・・・」
エネル「それで今日は何を取りに行くんだ?」
サイカー「ボクは水晶を取りに行くんだ。 心を安らげる効果があるからね」
ブラック(ケイ)「二人共凄く詳しいんだね。 まだまだ知らない事ばかりでワクワクするよ」
サイカー「それなら後で図書室に行ってみたら? 管理人がこの世界の情報を集める為につい最近作ったんだって」
ブラック(ケイ)「図書室があるの? ありがとう、後で行ってみるよ」
エネル「お、そろそろ目的地が見えてきたな」
エネル「・・・いや、見えたには見えたんだが・・・これは・・・」
〇暗い洞窟
サイカー「あちゃー・・・土砂崩れで先に進めなくなってる・・・」
サイカー「こうなったらボクの超能力で岩を──」
エネル「いや待ってくれ! いい方法を思いついたぜ!」
ブラック(ケイ)「あっ」
サイカー「ち、ち、ちょっと待って!? 急に爆弾なんて使ったら──」
エネル「よし、思い立ったら実行だ! 二人共下がってろよ!」
ブラック(ケイ)「ど、どうにかなって・・・! 『マジックシールド』!」
〇岩穴の出口
サイカー「ホッ・・・マジックシールドのお陰でわざわざ避難しなくて済んだ・・・」
サイカー「それにしてもブラックの身体でもマジックシールドって使えるんだね」
ブラック(ケイ)「言われてみれば・・・。 まぁブラックって僕より強いし、多分使えると思うよ」
ブラック(ケイ)「・・・それよりエネル、急に爆発させたら心臓に悪いよ?」
エネル「あ、あー・・・ごめんな。 つい研究の勢いでやっちまった・・・」
サイカー「全く・・・次からは気をつけてよ」
サイカー「・・・まぁいいや、ちょうど目的地に着いたしね」
〇幻想3
ブラック(ケイ)「うわー、キレイな場所・・・」
サイカー「ここはホーリークリスタルっていう珍しい水晶の産地なんだ」
サイカー「何でも上質な魔力を秘めていて、辺りを浄化する事が出来るんだって」
エネル「なるほどな、確かにここに居ると気分が落ち着くぜ」
ブラック(ケイ)「ここの雰囲気好きだなぁ・・・。 神秘的で心が洗われるみたいで・・・」
サイカー「気に入って貰えて良かった。 ボクもこの場所は好きだしね」
サイカー「よし、かなりキレイに取れた。 これがホーリークリスタルの欠片だよ」
サイカー「後で加工して二人にもあげるよ」
エネル「ありがとなサイカー!」
ブラック(ケイ)「ありがとう、届いたら大切に飾るね」