読切(脚本)
〇簡素な部屋
コウル「・・・・・・」
エイリーン「・・・・・・」
旅の途中の宿。
コウルは本を読んでいる。
そのコウルを、
エイリーンはそわそわしながら
見つめていた。
コウル「あれ、どうかした、エイリーン」
エイリーン「あ、いえ、その・・・・・・」
エイリーンは恥ずかしそうにしながら、
後ろに持っていた物を差し出した。
エイリーン「その・・・・・・ コウルにこれをと思いまして」
コウル「これは・・・・・・ チョコレート!」
コウル「えっ、この世界にも、 バレンタインってあるの!?」
エイリーン「ありませんが、 コウルの世界のことを調べてて 見つけたので」
コウル「あ、ありがとう。 とても嬉しいよ」
エイリーン「コウルは元の世界で、 貰えていたのでしょう?」
コウル「そんなことないよ。 僕、モテなかったし・・・・・・」
コウル「だから今、すごく嬉しい!」
エイリーン「そんなに喜んでくれて、 こちらも嬉しいです」
コウル「う、うん」
こうして夕方の甘い日が続く。
2人の旅はまだまだ続いていく。
バレンタインデーにぴったりな甘酸っぱい作品でした☆彡照れながらチョコレートを渡すエイリーン,とってもかわいいです☺ホワイトデーのお返しは何をあげるのかなぁと気になります…(笑)