荒廃世界と死に行く者

池竹メグミ

荒廃世界と死に行く者(脚本)

荒廃世界と死に行く者

池竹メグミ

今すぐ読む

荒廃世界と死に行く者
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇荒廃した街
アナウンス「皆様おはようございます。 本日も一日頑張りましょう」

〇荒れた倉庫
ユウ「・・・ぐぅ・・・ぐぅ・・・」
ユウ「ん・・・もう朝か。 そろそろ起きないとな」
ハナ「・・・」
ユウ「ハナ、俺を心配してるのか?」
ユウ「・・・ってもう自我も無いんだったな。 数年経ってもなれないな・・・」
ユウ「まぁいい、物資でも探して来るか」
ハナ「・・・」

〇荒廃したセンター街
ユウ「・・・今日も奴等が働いてる音が聞こえてくるな」
ユウ「まぁAIには感情も疲労もないだろうし、一日中仕事も出来るだろうな」
ユウ「・・・もし俺があそこで抵抗しなかったら、今頃一人にならずに──」
ユウ「ウッ・・・!?!?」

〇荒廃したセンター街
ユウ(う、ダメだ・・・目眩が・・・吐き気が・・・)

〇赤い花のある草原
ユウ「・・・」
ユウ「あれ・・・ここは何処だ?」
???「兄さん!」
ユウ「ハ、ハナ!? どうしてお前がここに!?」
ハナ 「えへへ、会いたかったよ兄さん!」
ユウ「あぁ、俺も会いたかった・・・! ハナ、ハナ・・・!!」
ハナ 「兄さん、泣かないで。 これからずっと一緒だよ・・・」

〇実験ルーム

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

コメント

  • ワクワクする物語の始まり! と思ったら読切だったんですね!
    AIの恐ろしさが染み渡るメッセージで素敵でした😃

  • 人工知能に仕事を支配されて無個性になる惨状。
    近い将来、本当に起こりそうで恐怖ですね。
    今や絵を読み込むだけで、あっという間に描いてくれますから……。

ページTOPへ