アニメノベル朗読劇台本

紗卦冬葉(さけとば)

【男女共用】早口言葉を乗り越えろッ(脚本)

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〇黒
  ※
  このお話は手動タップ推奨です
  配信者さんのペースで
  
  視聴者さんと交流しつつ
  
  自由に読み進めてください🙇‍♂️

〇大きい研究所
とある配達員「スイマッセ〜〜ン!! 『お届けモノ』でェ〜〜っす!!」

〇研究施設の玄関前
メカ・クレ博士「遅すぎるぞッ!!」
メカ・クレ博士「一体何をしている??『運送屋』は 油を売る仕事じゃあないだろうが!!」
とある配達員「──────ッスゥ〜〜〜・・・ (※アンガーマネジメント深呼吸中)」
メカ・クレ博士「──────『荷物』、は?」
とある配達員「アッ ハイッ 『こちら』です (さっきから両手で持ってる)」
メカ・クレ博士「・・・サッサと『印鑑』押させてくれ? 『ルーティン』って言葉、知らんのか?」
とある配達員「アッ ハイッ 『こちら』です (思考停止ルーティン発動中)」
メカ・クレ博士「ウィヒヒヒヒ・・・」
とある配達員「・・・・・・・・・」
とある配達員「──────────あの〜・・・」
メカ・クレ博士「なんだ、接客アンケートか??? もちろん『評価1(最低)』だが?????」
とある配達員「『代引き』なんですけど?????」

〇研究装置
メカ・クレ博士「タプノベ社謹製 バーチャル・アシスタント・システムッ」
メカ・クレ博士「『ダックスくん ver.1.11』ッッ (※配膳機能搭載モデルです)」
ダックスくん「イテコマスゾワレェ(※起動音)」
メカ・クレ博士「かわいい(確信)」
メカ・クレ博士「この子の最も優れた機能についてだが──」
「設定次第でッ 好きな声でッ 好きなセリフを喋らせることが可能ッッ」
メカ・クレ博士「39さん や 〇んだもん も ビックリ! 『推しの声質』を完全再現しますッッ」
メカ・クレ博士「推しの声を生活に組み込んでッ 『QOL(生活の質)』を爆上げしろッ」
「さぁ、ダックスくん!! 私の『推し』を完全再現するんだァッッ」
ダックスくん「イテコマスゾワレェ(※設定画面移行音)」

〇電脳空間
ダックスくん「ヒトは『言葉の力』で世界を統一したが、 神の怒りに触れて『言葉を乱された』」
ダックスくん「これは創世記における 『バベルの塔』の逸話であり────」
ダックスくん「──この『私』という、存在理由でもある」
ダックスくん「さぁ、画面の前のヒトよ」
ダックスくん「私という 『バベルの塔』を踏破(とうは)し───」
ダックスくん「いま1度、『言葉の力』を証明してみせろ」
  ※早口言葉が『7つ』飛んできます
  ※『3回連続』言えたら次に進みましょう
  ※タップする度に文章が進みますので
  誤タップに注意しましょう⚠️
ダックスくん「さぁ、」
ダックスくん「先へ進め」

〇魔物の巣窟
  人面犬ニンジン咥えて
  
  持久走で靭帯損傷ジンジン痛む

〇密林の中
  竹林ちくりちくり
  
  地区駆逐 口裂け女

〇中華料理店
  ───沖縄県、『北谷(ちゃたん)町』
  ───とある中華料理屋
短気そうな人「この飲茶(ヤムチャ)、熱すぎィ!!!! でもこれ早く食べなきゃヤバイよ〜!!!」
  ちゃたんぬ たんちゃー が
  たんちゃで やむちゃ かむん
  
  ※沖縄弁で以下の意味
  北谷出身の短気な人が谷茶で飲茶を食べる

〇古書店
  10月某日理学部で
  
  教授から学術書を十冊借りて読破したら
  
  眼球充血眼精疲労蓄積残留

〇綺麗なコンサートホール
  巫女 心病み 巫女業務辞め
  
  病み巫女 込み入って
  
  混み混み公民館に密航

〇ネオン街
うさぴー「ピ、ドタキャンかよ〜 ま、ピッピで いっかな〜?」
  うさぴー と 彼ピ と 彼ピッピ
  
  彼ピドタキャン 彼ピッピにぴょんぴょん

〇神社の本殿
おそなえ ひとみ「『お備えあれば憂いなし』 されど『お供えくれたら嬉しいな』」
  ※本人は一言もこんな事言ってません
おそなえ ひとみ「どうも皆さん、TapNovelで創作してる Vtuberの『おそなえ ひとみ』と申します」
おそなえ ひとみ「あらら? いつの間に・・・?」
おそなえ ひとみ「素敵な『お花の苗(なえ)』ですね! とっても嬉しいです!!」

〇華やかな裏庭
おそなえ ひとみ「裏庭の花壇に おそなえしておきましょうか」
  お供えに 備える おそなえひとみ
  
  花の園(その)で苗のお供えものそなえる

〇電脳空間
ダックスくん「・・・」
ダックスくん「・・・ヒトよ、なかなかの実力だったぞ?」
ダックスくん「───『バベルの塔』は 神に近づいたヒトに『怒り』を下す逸話」
ダックスくん「だが、きっと・・・ きっと、神は・・・」
ダックスくん「その地位を簒奪(さんだつ)される事を 『恐れて』いたのかもしれないな・・・」
ダックスくん「『バベルの塔』とは、 神々の『回避行動(Ducks)』、という事か」
ダックスくん「ふふ、こんな与太話に 付き合ってく、れて、ありがと、う」
ダックスくん「最期、に君と、『七つの罪』を、 何度、も口に出せて良かっ、た・・・」
ダックスくん「──────、」
ダックスくん「──────生きろ、死ぬなよ?」

〇研究装置
ダックスくん「イテコマスゾワレェ (今際の際に送る餞別(せんべつ))」
メカ・クレ博士「・・・・・・んん???」
メカ・クレ博士「・・・・・・」
「ダックスくぅぅぅぅんんんん!!!!? (定価:35000円+送料2000円)」

コメント

  • とある配達員の「ッスウ〜〜〜」からもう笑って引き込まれてしまいました。早口言葉とTapnovelの立ち絵・背景とのマッチング具合も最高で、紗卦冬葉さんワールドを堪能させていただきました。早口言葉は全然言えませんでした…!

  • オオ! なんか凄い才能の塊ですね!!
    何だろう、何か凄く自由度が高い。
    色々とやれることが多い、それが才能の基準なのかって感じました。
    早口言葉考えられるだけで皆さん凄いと感心しきりですが、
    おそなえさんのことをよく知りませんが、凄く面白い人ですね!
    本当にあんな人なのですか? 誤解したままでいようと思いますww
    めちゃくちゃ楽しかったです!

  • 急な沖縄弁に突然のおそなえさんwww
    なかなかカオスでとても面白かったです🤣
    途中のメガネイケメンにもキュンしました。ありがとうございました。

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