8 大事なホウレンソウ(脚本)
〇城壁
シャーキン将軍「それで、あの銀色のドラゴンはアデライーデ、あんたの騎獣なんだな?」
アデライーデ「まぁ、とりあえずそういう事にしておいとくれ」
アデライーデ「空にはドーカしか居ない様だったから好きに暴れさせたけれども、地上には人影が見えたからねぇ・・・アタシは確認に来たのさ」
アデライーデ「あの中に、マトモな生き残りは居るかい?」
〇海岸の岩場
地平を埋め尽くさんばかりのドーカ達の中に──
幾らかの──
人影が──
見え隠れしていた
〇城壁
シャーキン将軍「いいや、ここから見えるのは全部──」
シャーキン将軍「取り込まれた者達だ・・・」
シャーキン将軍「もはや、元には戻れん・・・ 止めてやるしか無い」
シャーキン将軍「せめて遺体だけでも回収できれば埋葬してやりたいが・・・いや、忘れてくれ」
シャーキン将軍「さっきの空のドーカみたいに吹き飛ばされても構わん やって貰えるか?」
アデライーデ「・・・分かったよ」
アデライーデ「でも、少しは善処しようかね」
シャーキン将軍「あぁ、そうだ・・・一つ言い忘れていた事がある」
シャーキン将軍「あそこの洞窟が見えるか?」
〇洞窟の入口(看板無し)
野戦の撤退に失敗した探険者達の一部が、あの洞窟に逃げ込んだんだ
〇城壁
- このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です! - 会員登録する(無料)