とある王国の異世界難民問題3 〜大いなる負の遺産〜

ぽんたろう

第8話『シャル嫉妬する』(脚本)

とある王国の異世界難民問題3 〜大いなる負の遺産〜

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〇貴族の応接間
伊藤「シャルさん」
伊藤「お似合いです」
シャルティア「ありがとう」
上杉「さすが、お姫様」
上杉「羨ましい」
シャルティア「自分でも忘れそうになるよ」
伊藤「でも、前から思っていたんですけど」
伊藤「シャルさんって心広いですよねー」
シャルティア「そうかな?」
上杉「だって、ユーリが私たちと話していても 嫌な顔を一切しないよね」
伊藤「私が2人でユーリさんと食事に行っても 何も言わないですもんね」
シャルティア「嫉妬なんかしないよ」
シャルティア「みんなとは家族みたいなものだし」
シャルティア「ユーリのこと信用してるし」
伊藤「シャルさんのそういうところが大好きです」
シャルティア「ありがとう」

〇教会の中
ガルード「ようやく帰ってきたか」
ユーリ「父上、お久しぶりです」
ガルード「・・・・・・」
ガルード「それよりも、お前」
ユーリ(この格好について何か聞いてくるのかな)
ガルード「陛下から大帝の対処を命令されたらしいな」
ユーリ「は、はい」
ユーリ(さすが、父上、俺がこんな格好をしていても 何も言ってこない)
ガルード「ちゃんと準備していけよ」
ユーリ「はい」
ガルード「・・・・・・」
ガルード「なあ」
ユーリ(ついにツッコんでくるか?)
ユーリ「はい」
ガルード「シャルティア様とは いつ式をあげるつもりなんだ?」
ユーリ(違うんかい)
ユーリ「この件が解決して、シャルティアが 正騎士に昇格してからですかね」
ガルード「そうか。ちゃんと決めてるならいい」
ガルード「シャルティア様を不安にさせんじゃねえぞ?」
ユーリ「わかってるよ」
ガルード「・・・・・・」
ガルード「さっきから気になってたんだが」
ユーリ(ついに触れるか)
ガルード「スカート、ちと短すぎねえか?」
ユーリ「そこかよ! 他にあんだろ!」

〇城の廊下
伊藤「お城の中の探索楽しいですね」
アストピア「はい。エルフの里と違って新鮮です」
伊藤「創作に役立ちそう」
アストピア「今度は城内プレイですか?」
伊藤「それもありです」
「よし、挨拶も済んだし飯に行くかな」
伊藤「この声はユーリさんかな」
アストピア「みたいですね」
ユーリ「シャルは昼食会だし誰か飯に誘うかな」
騎士A「ユーリ、久しぶり」
ユーリ「ああ、久しぶり」
騎士A「しばらく見ない間に 随分と見た目変わったな」
ユーリ「だろ?」
ユーリ(シャルのメイクを褒められたみたいで 嬉しいな)
騎士A「せっかくだから、食事でもどうだ?」
ユーリ「まあ、久しぶりに飯食いに行くのも 悪くないか」
ユーリ「いいよ」
騎士A「では、行こうか」
騎士A「他の連中も誘おうぜ」
ユーリ「おう」
ユーリ「たまに騎士団の人間とも交流しないとな」
伊藤「ちくしょぉぉ、良いもの見せてもらったぜ」
アストピア「ご、ご飯の後、何するんですかね!?」
伊藤「男たちに囲まれる男の娘・・・・・・」
伊藤「妄想が捗るぜ」
アストピア「もう”アレ”しかありませんよ!」
シャルティア「イトーちゃん、アストピアちゃん どうかした?」
シャルティア「あと吐血大丈夫?」
「シャルさん!」
伊藤「実はさっき、ユーリさんが 他の男性からナンパされてまして」
伊藤「一緒に食事へ行ったもので つい妄想が捗っちゃってたんです」
アストピア「べ、べつにエッチなことは考えてませんよ!」
シャルティア「えっ?」
シャルティア「・・・・・・」
伊藤(何か様子が変)
シャルティア「私というものがありながら 男の人と食事に行くなんてありえない」
伊藤「あ、いや、確かにそうなんですけど」
伊藤「相手男の人ですし」
シャルティア「でも、ユーリ可愛いから」
伊藤「あ、はい」
アストピア「確かにユーリさん、可愛いから 男の人でもドキッとするかも」
伊藤「ん? あれ?」
伊藤「ユーリさんは男だけど女装していて それで男の人と一緒に食事?」
伊藤「つまり、どういうこと?」
シャルティア「立派な浮気です!」
伊藤「えええええ!?」

〇貴族の応接間
  時は数日前にさかのぼる
上杉「シャル、シャル」
伊藤「シャルさん、シャルさん」
シャルティア「ウエスギちゃん、イトーちゃん どうかした?」
上杉「新しい同人誌、描いたんだけど 見てくれない?」
伊藤「なかなか傑作が出来ましたよ」
シャルティア「もちろん、いいよ」
シャルティア「えっとえっとー」
シャルティア「・・・・・・」
伊藤「どうでした?」
シャルティア「しゅ、しゅごい」
シャルティア「男の娘が、男の人に 無理矢理あんなことやこんなことを されちゃってるよ」
上杉「でしょ!」
シャルティア「か、過激」
伊藤「今回は私たちだけ用に特別過激にしたんです」
上杉「喜んでもらえて良かった」
シャルティア「凄い良かったよ、ありがとう」
上杉「でもさ、ユーリも気を付けないとね」
シャルティア「なんで?」
上杉「だって、女装してるユーリ可愛いから あんなことやこんなことされちゃうかも」
伊藤「確かに。理性無くなっちゃうかも」
シャルティア「確かに、ユーリは可愛いけど大丈夫だよ」
上杉「どうかなぁ」
上杉「男の人に口説かれちゃうかもよ」
伊藤「ユーリさん、不思議な魅力ありますからね」
シャルティア「そ、そんなわけ・・・・・・」
シャルティア「マジか」

〇貴族の応接間
シャルティア「・・・・・・」
ユーリ「ただいま」
シャルティア「おかえり」
シャルティア「ユーリ、食事に行ってきたの?」
ユーリ「ああ」
ユーリ「久しぶりに会った騎士団の仲間とな」
シャルティア「ふーん」
ユーリ「どうかしたか?」
シャルティア「別に」
ユーリ「何か言いたいことあるなら言えよ」
シャルティア「私を差し置いて、男の人と食事なんて どういうつもりなのかなって」
シャルティア「浮気だよね?」
ユーリ「だ、だって、相手は男だし」
シャルティア「彼女がいるのに男の人と食事なんて」
ユーリ「えっ? えっ?」

〇洋館の廊下
上杉「だ、大丈夫?」
上杉「相変わらず、凄い吐血ね」
伊藤「すみません。妄想が捗って 今は吐血してる場合じゃないのに」
伊藤「そんなことよりヤバいですよ 珍しく険悪な雰囲気ですよ」
上杉「シャルに会いにきたけど 修羅場に遭遇しちゃったわね」
伊藤「どうにかなりませんかね?」
上杉「そういえば、あの2人が喧嘩してるところ 見たことないわね」
上杉「というか、何でケンカの基準が 男と食事に行くことなのよ」
伊藤「そ、それは・・・・・・」
伊藤「何ででしょ」

〇貴族の応接間
ユーリ「別に何もなかったから安心しろよ」
シャルティア「私、心配なの」
シャルティア「これから、結婚するのに ユーリが男の人に誘惑されないか」
ユーリ「そっか、気付いてやれなくてごめんな」
ユーリ「配慮が足りなかったよな」
シャルティア「私の方こそ、ごめんね」
シャルティア「でも、ユーリが男の人に」
シャルティア「あんなチューやこんなチューされないか」
シャルティア「心配なの」
ユーリ「シャル・・・・・・」

〇洋館の廊下
「・・・・・・」
伊藤(シャルさんかわえええ)
伊藤(チュー以上のことが想像つかないあたり お姫様って感じだわ)
上杉(シャル、ピュアすぎんだろ)
上杉(聞いててこっちが恥ずかしくなるわ)
上杉(あの同人誌以上のものは 見せないようにしよう)
伊藤(こんな人と結婚できるなんて ユーリさん幸せすぎる)

〇貴族の応接間
ユーリ「シャル、安心しろよ」
ユーリ「俺が好きなのはお前だけだ」
シャルティア「ユーリ」
ユーリ「食事に行く時は女子だけの時にするよ」
ユーリ「黙って男だけで2度と食事に行ったりしない」
ユーリ「もし行く時はシャルも誘うよ」
シャルティア「ありがとう」
シャルティア「好きだよ、ユーリ」
ユーリ「俺も」

〇洋館の廊下
伊藤「・・・・・・てえてえ」
上杉「大丈夫?」
伊藤「尊すぎて天国に行きかけました」
伊藤「私は夢でも見てるんじゃないでしょうね」
上杉「安心しなさい、現実よ」
伊藤「でも、仲直りできてよかったです」
上杉「そうね。あの2人はああじゃないとね」
伊藤「一件落着です」
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〇貴族の応接間

〇魔界
大帝「美しい」
大帝「必ず我が物にしてくれる」

次のエピソード:第9話『知らなければ良かった』

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