エピソード5(脚本)
〇海
愛唯「わ、わ、わぁぁぁ!?」
愛唯「り、りんちゃん、どうしよう!?」
愛唯「航空装備が空中分解しそう!!」
りん「え!?」
りん「ちゃ、着水!?ま、」
愛唯「──きゃぁぁ!?」
──堕ちる!?沈む!?
津風「────瑞雲が空中分解するのは昔からあった。特性だ、怖がる事は無いだろうが」
愛唯「れ、烈風の、礼松さん・・・・・・?」
津風「だが整備はちゃんとしろ」
愛唯「は、はい・・・・・・」
りん「愛唯、大丈夫!?」
津風「零戦・・・・・・二一型か。瑞雲を連れて帰れ。いいな?」
りん「は、はい!」
津風「整備はちゃんとしろ、な?・・・・・・私は戻る」
愛唯「あー・・・・・・ありがとうございましたー・・・・・・」
りん「も、戻ろうか、愛唯・・・・・・」
〇海
アキ「しゅ・う・す・い・のぉ〜!!」
アキ「偵察のほぉ〜こくぅ!」
津風「ふざけないで!」
アキ「まぁ〜まぁ〜」
アキ「敵空母機動部隊はぁ、左かんきょーが一隻と、右かんきょーが三隻!」
アキ「艦載機は満タンみたいだよ〜!」
津風「・・・・・・で?」
アキ「お〜しまいっ!」
津風「・・・・・・で?」
アキ「ん?それだけー」
津風「・・・・・・ちょ、ちょっと・・・・・・?」
アキ「残りは紫乃ちゃんに聞いた方が良いとおもうな〜」
アキ「ではさらば〜!」
津風「あっ!待ちなさい!」
津風「・・・・・・やっぱり、攻撃機は攻撃機なのね・・・・・・」
紫乃「て、偵察機、紫雲です・・・・・・」
紫乃「報告します、敵空母機動部隊はセ、シ、ス、タ・・・・・・です」
紫乃「い、以上、です・・・・・・」
紫乃「失礼しますっ!!」
津風「・・・・・・もう・・・・・・」
〇海
「あーあー、降ってきたよ・・・・・・」
「ねー。降る前に着艦できて良かった〜・・・・・・けど、礼松さん着艦できるの?これ」
「あー思った。ずっと鳳翔の周り旋回してるもんね。そろそろ念料危ないんじゃない?」
「あ!着艦するみたいよ!右端寄って!」
津風(これなら・・・・・・でも横風が・・・・・・)
津風(いや・・・・・・いけるか・・・・・・)
「なんて完璧なコース・・・・・・!」
「しーっ、静かに!特に九九式は烈風の前じゃ肩身狭いんだから!」
津風「・・・・・・九九式?」
ユキ「はっ、はい!」
ユキ「すみません、よく言って聞かせますので!」
津風「・・・・・・艦爆と戦闘機は、違うから」
ユキ「・・・・・・ふぇ?」
津風「少なくとも、私は、貴方達の事は邪魔だとは思ってない」
ユキ「は、はい・・・・・・」
津風「じゃぁ、また、」
ユキ「え?あ、あの・・・・・・?」