エピソード40『さよなら、……そして』(脚本)
〇立派な洋館
ルーク・バンデット「では、時を渡るよ。 ・・・意識を強く保ちなさい」
〇菜の花畑
2034年、イバラキ『なゆちゃん王国』『柊モカ』
ルーク・バンデット「・・・着いたよ」
柊 モカ「時間は? マァマは?!」
ルーク・バンデット「まだ間に合うはずだ。 それでは、ここで別れよう『モカちゃん』」
柊 モカ「ありがとうでしゅ!!」
柊 モカ「『ルークしゃん』 本当にありがとうございました!」
柊 モカ「行きましゅよ! フリーシー!!」
〇荒廃した市街地
柊 モカ(フリーシー装着)「マァマ!! ど、何処でしゅか! マァマ!!」
柊 モカ(フリーシー装着)「ここは『ツトムくん』のお家、 ここを曲がれば!」
〇荒廃したショッピングモール
柊 モカ(フリーシー装着)「マァマ?」
柊なゆた(ファジー装備)「『モカ』?! どうしてココに、」
柊なゆた(ファジー装備)「良かった! また会えた!」
柊なゆた(ファジー装備)「・・・え、・・・モカ?」
柊 モカ(フリーシー装着)「え? なんで?」
柊 モカ(フリーシー装着)「・・・どうして、」
「──時の流れは変わらない──」
「──必死になって生きた人々の、──その時の積み重ねを無理やり変えると云うなら、」
レッド・ボーイ「それは、 ──真っ当な悪だ──」
レッド・ボーイ「オマエと会うのも、2度目か? 3度目か?」
レッド・ボーイ「・・・もう、わからないよな」
レッド・ボーイ「おい、俺の元に来ないか? 『柊モカ』」
レッド・ボーイ「俺たち『ホーム・ホルダー』の一員になって、」
レッド・ボーイ「・・・世界を、家族を救いたくないか?」
柊 モカ(フリーシー装着)「ボクは、 ・・・ボクは、」
桜 壱貫(サクラ イッカン)「『ルークさん』のところへ戻れ! 二度と、この世界線に来るんじゃない! 『モカ』!」
柊 モカ(フリーシー装着)「い、『いっか』?」
桜 壱貫(サクラ イッカン)「走れ!! 速く!!」
柊 モカ(フリーシー装着)「い、『いっか』は?」
桜 壱貫(サクラ イッカン)「いいから早く!!」
柊 モカ(フリーシー装着)「『いっか』! 『いっか』!『 いっか』!」
ボクは逃げた。
逃げて、逃げて、
・・・気がついたらココに居た。
〇桜並木
どうしようもなく疲れた。
どうしようもなく疲れて、
頭がパンパンになるくらい痛かった。
そこで出会ったんだ。
柊 なゆた「隠れているのは、 犬くんかな? 猫ちゃんかな?」
柊 なゆた「さぁ、・・・おいでませ!!」
たくさん出会い別れた、もう何度目かの、
・・・アナタと。
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭
もうホント泣いちゃうよー😭
なゆちゃんとモカちゃん2人一緒に幸せになって欲しい˚‧·(´ฅωฅ`)‧º·