異世界還りの聖女様!

檸檬桃緑茶

Ⅱ-29.旅の仲間?(side 蒼、根谷)(脚本)

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〇荒野
根谷 忠司「え、えーと・・・ 君たち・・・ ありがとう!!」
田所 衛(マモル)「・・・」
根谷 忠司「ど、どうしたんだい??」
田所 衛(マモル)「・・・」
田所 衛(マモル)(どっかで見たことあるんだよなぁ・・・)
田所 衛(マモル)(もしかして・・・ こいつ地球から来たとか・・・)
田所 衛(マモル)(・・・いや。 もしその場合余計関わっちゃダメだな・・・ こいつらどーみても関わると面倒くさそーだしな・・・)
根谷 忠司(・・・ この人・・・)
根谷 忠司(めっちゃヤンキーって言われてたクラスメイトに似てる・・・)
根谷 忠司(・・・ 俺、1度遠目で見ただけで、それ以来学校にも来てないから、おそらく・・・ だけど・・・)
根谷 忠司(ここ異世界だし・・・ 本人がいるってことがあるわけないか・・・ きっと別人・・・だよな・・・)
  実は二人同じ学校のクラスメイトなのだが・・・
  徹は不登校のヤンキーで、根谷は存在感を消して生活していたため、互いを認識していなかった。
魔法使い「助けて頂きありがとうございます!! 御三方は強いのですね!!」
田所 衛(マモル)「そ、それほどでも・・・ ないよーな?? あるよーな??」
騎士(こやつ!!! なにかよからぬ事を企んでいる顔をしてるな??)
田所 衛(マモル)(うほーー!! 異世界の女性初めて見たよぉー!! 何気に初めてかも・・・)
田所 衛(マモル)(あの村・・・女がいなかった・・・ というというか人間が居なかったしな・・・)
根谷 忠司「どちらに行く予定なんですか?」
田所 衛(マモル)「・・・どちら?」
田所 衛(マモル)(ど、どこって言ってたっけ??)
根谷 忠司(・・・え?なんだ??? 言いづらいことなのか??)
元魔王「・・・すみません・・・ 彼はあまりこの辺の地理に詳しくないので・・・」
根谷 忠司「あ!! なるほど!!!」
元魔王「俺たちは、数日前に魔王軍に襲われたと言われた村に向かう途中でした!」
根谷 忠司「・・・そうなのか・・・ 襲われた村が・・・」
騎士(・・・彼らは強い・・・ 素性は不明だが・・・ 魔王軍に襲われた村も気になる・・・ となると・・・)
騎士「もし、よろしければ、私たちもご一緒させて頂いてもよろしいでしょうか??」
田所 蒼(アオイ)「俺は構わないっすけど・・・」
田所 衛(マモル)「俺たちの邪魔をしないなら、別に構わないんじゃね?」
元魔王(・・・って! なんか嫌なオーラ感じると思ったら こいつ勇者じゃん!!)
元魔王(あまりに弱々しいから気づかなかったけど・・・ もしかして、こいつ・・・ 地球から・・・)
元魔王(とりあえず・・・ 仲間は多い方がいいか・・・)
元魔王「俺も良いと思う!!」
騎士(よし! これで生き延びる可能性が上がった!!)
根谷 忠司(やったー!! これで俺、死なずにすむかも!)
魔法使い(強い方が一緒に同行するのは嬉しいけど・・・ 私のウッカリ同衾大作戦をする計画が遠のいていく気がするわ・・・!!)

〇魔王城の部屋
  ──数日前──
新魔王?「僕ちん! 人間たちの国に総攻撃をはじめたいな~!!」
魔王部下「はっ!!!」
魔王部下「でしたら!! 魔王様の愛するワタクシめにお任せを!」
新魔王?「え~。 僕ちん、君のことは愛してないけど~~」
魔王部下「な、なんですと!??!」
魔物1「魔王様!! でしたらわしが行きます!!」
新魔王?「よろろ~~!! 君っちに任せるよ~~~!」
魔物1「はっ!!!!」
魔物1「必ずやご期待に沿えるよう精進してまいります!!!」
新魔王?「期待してる・・・ ぴょ~~~~ん!!」
魔王部下「このやろ~~!!! ワタクシの魔王様に色目使いやがって~~!!!!」
魔王部下「グヌヌヌヌ・・・・・・・・」
  新たな魔王による脅威がこの世界を襲おうとしていた・・・。

〇寂れた村
???「キャーーー!!」
魔物1「本当、人間って弱いな・・・」
???「なっ?!?! こ、こんなとこに?!?! くそ!!」
???「グハッ!!」
魔物1「グハハハ!!! これで最後のようだな!!」
魔物1「殲滅!!完了!! よし、魔王様に報告だな!」
  こうして、新たな魔王たちによって・・・
  
  またひとつの村が殲滅されたのだった。

次のエピソード:Ⅱ-30.魔王討伐依頼

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