化け物クリエイターズ

あとりポロ

エピソード39『ジョーカス・オリファー』(脚本)

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〇立派な洋館
  ──定まらない時──、導きの園。『柊モカ』
  ──アフリカ北部、遙か上空にその入口は在った。
  門をくぐると『フリーシー』の時を硬化させるチカラに似た、灰色の空間が広がっている。
  ここの住民だろうか? 20人程の男女がボクを迎えた。
ルーク・バンデット「浮遊都市、中立たる『導きの園』へようこそ」
ルーク・バンデット「『なゆちゃん王国』の生き残り、 『柊モカちゃん』で、合っているかい?」
柊 モカ「・・・・・・」
柊 モカ「はい!」
ルーク・バンデット「此処に居るという事は、 当然『園のパス』を持っているんだろうね」
  ボクは、
  
  『化け物』の彼から貰った『銀色のコイン』を差し出した。
ルーク・バンデット「・・・『ジョーカス』のパスか、 ・・・また厄介なモノを」
柊 モカ「お願いしましゅ! ボクを、ボクを過去に送ってくだしゃい!」
柊 モカ「『フリーシー』のチカラで、世界の敵『ホーム・ホルダー』を滅ぼすんでしゅ!」
ルーク・バンデット「・・・『モカちゃん』、勘違いをしていないかい?」
ルーク・バンデット「世界の敵?」
ルーク・バンデット「・・・違うだろ」
ルーク・バンデット「キミの、敵。 ・・・じゃないのかい?」
ルーク・バンデット「キミが禁忌を犯すなら、 ・・・駆逐されるのはキミだ」
ルーク・バンデット「母親を救う為に、過去を変える? それこそ、・・・言語道断だよ」
柊 モカ「なら、 ボクは、・・・ボクは、」
ルーク・バンデット「だが、それが『ジョーカス』、 キミたちにとっては『歯車フォーチュン』、かな」
ルーク・バンデット「ノアの英雄の意志なら、 ・・・みんな、どうだい?」
導きの園の住人「『ジョーカス』の意志なら、仕方ないだろ! 彼は僕の母を病から救ってくれた!」
導きの園の住人「『ジョーカス』の意志なら、許されると思うわ」
導きの園の住人「彼は残された此処の人々を、地球の人間から守ってくれた!」
導きの園の住人「彼の医療で、数多くの同胞が救われたんだ!」
ルーク・バンデット「私たちは、英雄『ジョーカス・オリファー』の意志なら、」
ルーク・バンデット「・・・禁忌を認める。 絶対的な多数決で、ね」
  𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭

次のエピソード:エピソード40『さよなら、……そして』

コメント

  • モカちゃん( இ﹏இ )
    モカちゃん頑張れーって祈りながら読んだよー😭
    少し光が見えてきたね✨
    また続きが楽しみー😆🎶

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