あの時のやり直し

F君(Silver Capricorn)

エピソード1(脚本)

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〇オフィスのフロア
  俺の名前は、下野拓
  都内の某大手IT会社に務めている22歳の社会人だ!
  ちなみに彼女は、いた事がなく少女漫画のシュチュエーションに憧れていた男である。
上司「この仕事を今日中にやっておけよ。 俺は、これからタバコ休憩行ってくるからよ・・・後は頼んだぜ」
下野拓「ちょ...先輩」
  先輩には都合よく使われる毎日をおくっている
下野拓「あの学生時代に戻れたらなぁ・・・」

〇オフィスのフロア
下野拓「ヤバい、眠ってしまった」
上司「俺の仕事...いや、お前に頼んだ仕事は終わったか?」
下野拓「すいません。今からやります」
上司「朝やれって言ったよな? 本当にお前は、使えねぇーな」
下野拓「すいません。今からやります」
下野拓「あれ?」
上司「なんだ?」
下野拓「先輩に頼まれた仕事が終わってます」
上司「なら、後でメールで送ってくれ」
下野拓「分かりました」
下野拓「一体誰がやったんだ?」
下野拓「それと、このプログラムは...」
  大学生の時に考えた、プログラムが入力されていた
下野拓「寝ながら打ったのかな? (社畜根性極まれり)とでも言うのだろうか?」

〇電車の中
  帰りの電車でスマホをいじっていると懐かしい顔ぶれが目に飛び込んできた
  桜坂ナナ
  高校時代は、陰キャの俺をからかい弄り倒してきた顔は可愛いくスタイル抜群な悪魔の様な女だ
  今は、何処かのチームのチアリーダーとして活躍しているみたいだ

〇男の子の一人部屋
  家に帰った後に、動画編集の仕事を行ってから寝るのが俺の日課だ
  いつもの様にパソコンを開こうとすると
下野拓「起動したアプリ1件ってなんだ?」
  マウスを動かし、カチカチと音を立てて確認すると、そこにはさっき、会社で見た大学生の時に考えたプログラムが書かれていた。
下野拓「ここにも書いてたか...」
  こんなプログラムをjavaで書いたってあの時には、戻れるわけねぇーのになぁ
  このプログラムを起動しますか?
  ...yes
  ...No
下野拓「取り敢えずYesでも押しておくか。それよりこんなにプログラム作ってたっけ?」
  このプログラムは、起動中です。
下野拓「これで俺の人生がやり直せるならどんだけいいだろうか?」
  現実は、甘くないと思っていると...

〇男の子の一人部屋
お母さん「ご飯よ〜」
下野拓 (高校生)「うーん...こんな朝から誰だよ」
下野久子「早くご飯を食べに来ないと学校に遅れるわよ」
下野拓 (高校生)「お母さん?若...」
下野久子「まだ寝ぼけてるの?それと、そんなに若いかな?」
  これは、夢なのか?って思っていると...
下野久子「あなた珍しいわね。いつもご飯を食べる前に制服を着るのに今日は着替えないのね」
下野拓 (高校生)「は?制服って...なんだよ」
下野拓 (高校生)「俺は、今年で22歳だぞ?」
下野久子「なに馬鹿なことを言ってるの? この前高校生になったばっかりじゃない」
  一体何が起きているんだ?
  いや、まだ夢を見ているのか...
  なら、流れに従うしかないなぁ
下野拓 (高校生)「ごめん、寝ぼけてたわ」
下野久子「早く、着替えて学校に行きなさい」
下野拓 (高校生)「うん。わかったよ」

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