ダイオー人

栗スナ

24話 闇の先(脚本)

ダイオー人

栗スナ

今すぐ読む

ダイオー人
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇暗い洞窟
  入口の中
東北空耳(ひがしきた くうじ)「うわ・・・何だこりゃ」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「いかんいかん 臆するな!俺」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「さあ行こう」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「・・・」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「・・・」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「・・・」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「蛍?」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「おや・・・何か見えるな」
東北空耳(ひがしきた くうじ)(・・・なんか急に体が軽くなったような・・・)
東北空耳(ひがしきた くうじ)「・・・」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「・・・」
東北空耳(ひがしきた くうじ)(ここが出口かな・・・)

〇暗い洞窟

〇暗い洞窟
東北空耳(ひがしきた くうじ)(よし、じゃあこの穴にまた入るか・・・)

〇地下倉庫
東北空耳(ひがしきた くうじ)「あ」
東北空耳(ひがしきた くうじ)(ここがダイオー人の国?)
東北空耳(ひがしきた くうじ)「・・・」

〇地下倉庫
大横長者「本当に来たな この日を待ちわびた・・・」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「うわあっ!びっくりしたー! 人・・・ え?日本人?」
大横長者「ふっ」
大横長者「お前が恐怖を抱かないようにこういう姿で現れただけだ」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「つーと・・・」
大横長者「まあ日本人であったこともある・・・」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「日本人であった?どういうこと?」
大横長者「・・・」
大横長者「わしの真の姿はこうではない」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「そうなんだ ・・・じゃあダイオーなの?」
大横長者「当然そうなるだろう・・・」
大横長者「巨木の竜から聞いている 接続器の電源を入れてお前が来るのをここで待っていた」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「ああ、あの龍と知り合いなんだ」
大横長者「お前、シルシはあるだろう」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「え」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「シルシって何?」
大横長者「聞いてないのか」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「あなたは何者?」
大横長者「わしか わしは昔お前の国では大横長者と呼ばれていたことがある」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「マジで・・・? あなたがあの?」
大横長者「そうだ」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「人喰ったりしてたってこと?」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「・・・」
大横長者「まあいい」
大横長者「接続器は片方持っているな?」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「何ですか、それ」
大横長者「・・・レンズだ。この世界に来るにはそれが必要なはずだ」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「ああ。それならあるけど」
大横長者「元々はわしの物だ。返してもらおうか」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「・・・」
大横長者「うん、これだ 何百年ぶりかのう・・・ふふふ」
大横長者「二つないと使えない代物なのだ」
大横長者「これでわしも堂々としていられる」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「これがないと何かまずいの?」
大横長者「ああ これを地上でなくすと、こちらでは犯罪者になる」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「え。じゃあ・・・」
大横長者「ああ。刑期を二百年くらった しくじり者の汚名を着せられてな」
大横長者「だがそれも終わった」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「大変なんだな・・・」
大横長者「巨木の竜に聞いたが やはりもう一人は来ないのか?」
東北空耳(ひがしきた くうじ)「ああ、俺だけだ」
大横長者「よし」
大横長者「ではついて来い」

次のエピソード:25話 空耳探偵団の亀裂

コメント

  • おお!! 大横長者が出てきた!! やはりこれがラスボスなのか、それともまだ裏が?🤔
    民話とSFが入り混じった不思議な感覚ですね。いよいよ大詰め?
    他のメンバーも来るのかな、どう纏めるのか目が離せませんね🤩

ページTOPへ