4話(3/5)聞こえない方がいい(脚本)
〇体育館の屋上
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「こ、恋人・・・? 君たちが? いつの間に・・・?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「いつってそりゃあ──・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「──おい!! いつから俺がアンタの恋人になったんだ!!」
芭登 卓真 バトウ タクマ「白杜陽介!!」
芭登 卓真 バトウ タクマ「追いかけてくるほど俺に会いたかったか!」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「違う!! それよりさっきのはなんだ!! 俺たちは恋人なんかじゃないだろ!! 変な話を広めるな!!」
芭登 卓真 バトウ タクマ「恥ずかしがり屋さんだな」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(告白すらされてないのに何言ってんだこの人!!)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「そもそもアンタ俺のこと嫌いだろ!?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(もっさりだとか地味だとか視界に入れたくないとか思ってただろ!!)
芭登 卓真 バトウ タクマ「好きだが?」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ(わあ・・・直球)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「・・・・・・え」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(好き? 今”好き”って言った?)
芭登 卓真 バトウ タクマ「どうした?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「俺のこと嫌いじゃないんですか?」
芭登 卓真 バトウ タクマ(確かに最初は大御堂に夢中で見てやれなかったか)
芭登 卓真 バトウ タクマ(嫌いだと思われても仕方がない・・・でもまた────だと言うのはさすがに俺でも恥ずかしいな)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「・・・・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(え?)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(”嫌い”は聞こえたのに、”好き”が聞こえない?)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「・・・・・・」
芭登 卓真 バトウ タクマ「し、白杜陽介?」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「君が直球すぎて固まっちゃったじゃないか」
芭登 卓真 バトウ タクマ「好きって伝えて何が悪い」
芭登 卓真 バトウ タクマ(────なんだからいいだろ)
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ(今さらっと抱きしめ直したな)
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「そりゃ困るだろ。君だって眼中にない人に好きだと言われたら」
芭登 卓真 バトウ タクマ(まあ確かに困るが・・・好きと言われるのはいやではないし)
芭登 卓真 バトウ タクマ「そもそも俺たちは恋人だ」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「今違うって言われただろ」
芭登 卓真 バトウ タクマ「照れてるだけだ」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ(だめだこりゃ)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「今まで考えてたことって・・・」
芭登 卓真 バトウ タクマ「ん? 何か言ったか?」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「さっきからどうしたの白鳥くん? いつもの君なら思考をちゃちゃっと呼んで突っ込むだろう?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「いつも思ってたがお前は名前を覚える努力をした方がいい。大切な後輩ならなおさら覚えてやれ」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「うぐ──君に正論を言われるとは・・・」
芭登 卓真 バトウ タクマ(しかし確かにさっきから大御堂の言う通り様子がおかしいな。いつもはぷりぷりしてて──わいいのに)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「・・・・・・」
芭登 卓真 バトウ タクマ(俺の腕の中でじっとしてるのは────な・・・──したい)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(今の、前にも・・・)
会長の顔が近づいてくる・・・
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「わ」
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陽介の反応がめっちゃ可愛いですね💖💖
やはり会長の読めない部分は下心でしたか!!!!😂✨
イメージですが、凄いこと考えてそうですね👍✨