ノラとギルド2(脚本)
〇大樹の下
それから何日か過ぎた──
犬の城・庭──
ノラ「暇だなぁ・・・」
ノラ「もったいなかったかなぁ・・・」
でも仕方ない・・・冒険ができないのに連れ回す訳にもいかないし・・・
衛兵ジョイ「ノラ様〜」
衛兵オサ「暇そうですね」
ノラ「オサさん、ジョイさん・・・」
衛兵オサ「犬の国ギルドに行ってみてはいかがですか?」
衛兵ジョイ「どうせ課金代足りないんでしょ?」
衛兵オサ「いいお小遣い稼ぎができますよ」
ノラ「ありがとう」
ノラ「暇だし、ちょっと行ってみようかな・・・?」
〇西洋の街並み
〇ヨーロッパの街並み
犬の国ギルド──
ノラ「ここがギルドか・・・ ちょっとワクワクするな」
〇おしゃれな受付
ノラ「こんにちは〜」
受付「ギルドへようこそ 見ない顔ですね。ご利用は初めてですか?」
ノラ「初めてです」
受付「では先に書類にご記入ください」
ノラ「はい」
受付「ノラさん、男、11歳、職業勇者」
受付「登録できましたよ」
受付「次は参加するパーティーを決めてください」
ノラ「参加するパーティーですか・・・? どうしよう・・・」
受付「誰かパーティーを組んでくれる人いませんかーーー」
エランド「じゃあうちのチームにおいでよ」
エランド「ちょうど何人か抜けて困っていたんだ」
受付「ノラさん初心者ですよ」
エランド「別にかまわないよ」
受付「ノラさん、いいチームに入れてよかったですね」
受付「依頼はあちらの掲示板に貼ってあるので簡単なのから始めてください。それでは頑張ってくださいね」
エランド「僕はエランド。チームドット勇者のリーダーだ。よろしくね」
ノラ「よろしくお願いします・・・エランドさん」
エランド「呼び捨てでいいよ。そんなに遠慮はいらないよ」
ノラ「ありがとう。エランド」
〇大衆居酒屋
ノラ「依頼どれがいいかな?」
ノラ「Fランク、おばあちゃんの入れ歯探し、にしようかな〜ゴブリン退治もいいかも〜」
エランド「君、さっきから何を言っているんだい?うちのチームの仕事はドラゴン討伐だよ」
ノラ「えっ?」
エランド「うちのチームはSSランクだからね」
ノラ「えーつ!?」