Ⅱ-23.魔王復活?(脚本)
〇先住民の村
???「や! やめてくれ!!!」
???「お! 俺たちが何をしたって言うんだ!!」
???「きゃーーーーーーー!!!!!」
この日・・・
何者かの襲撃により・・・
ある村が誰一人生き残りもなく・・・
全滅していた!!!!!!!!
???「・・・ 生き残りはいないようね・・・」
魔物1「全て・・・ 滅ぼした!!!」
???「・・・ あなたの腕は信頼しているわ!!!」
???「魔王様は喜んでくださるかしら!!!!」
魔物1「・・・・・・・・・」
〇魔王城の部屋
魔物1「魔王様!!! ただいま戻りました!!!!」
魔王部下「ただいま戻りました!!!!」
新魔王?「うむ!! ご苦労であった!!」
魔王部下「ハァン!!!❤️ 魔王様!!!!❤️」
魔王部下「素敵❤️」
新魔王?「僕ちん・・・」
新魔王?「お前嫌い!!!」
魔王部下「はぁ!!!!❤️」
魔王部下「魔王様!!! 辛辣です!!!❤️」
魔物1「魔王様!!! ご指示の通り、近くにある人間の村を滅ぼしました!」
新魔王?「ふむ!!! それは素晴らしいのぉ・・・」
新魔王?「大義であった!!!」
魔物1(な、なんだ?? この胸の高鳴りは!!!!!)
魔物1(おれ・・・ もしかして・・・)
魔物1(魔王様のこと・・・・・・・・・)
新魔王?「では・・・ 僕ちんが新しい魔王として・・・」
新魔王?「この世界を征服しちゃうぞ!!❤︎」
魔王部下「きゃーーーーーー!!! 魔王様!!カッコいい!!!❤️」
魔王部下「私はどこまでもついていきます!!!❤️」
この日・・・
奏楽が倒してからずっと現れなかった魔王が君臨したのだった。
〇暖炉のある小屋
村長「さて・・・ お主たちの基本の修行は終わった!」
村長「じゃが・・・ もし望むなら・・・・」
元魔王「はッッッ!!!!」
田所 衛(マモル)「どうしたマオ????」
田所 蒼(アオイ)「マオどうしたんだ?? お腹痛くなったのか??」
元魔王「いや・・・ お腹痛くなったわけじゃないから!!!」
元魔王(今、物凄い負の魔力を感じた・・・ 魔族たちが動き出したのか???)
元魔王(新たな魔王が現れた・・・??? 一度、確認しに行く必要があるな・・・)
元魔王「お、俺・・・ 暗黒大陸に行こうと思ってるんだ・・・」
「暗黒大陸?」
村長「暗黒大陸じゃと??」
田所 衛(マモル)「師匠??? どうしたんですか??」
村長「・・・ 暗黒大陸は、この村から北方向に行くと存在する・・・ 魔王が管理していた大陸じゃ・・・」
「魔王・・・・・・・・」
村長「現在魔王は死んでしまったため・・・ 暗黒大陸は・・・ 実質無法地帯じゃ!!」
村長「魔王が倒された当初・・・」
村長「人間やドワーフ・・・ エルフなど、、、 いろんな種族が統治しようとしたのじゃが・・・」
村長「暗黒大陸に漂う瘴気は・・・ 魔族以外の種族には毒だったため・・・」
村長「諦めた大陸なのじゃ・・・」
村長「そんな危険な大陸なのじゃぞ?? それでも行くのかい??」
元魔王「それでも・・・ 行く以外の選択肢はありません!!!」
村長「残党である魔族たちは未だ人間を見ると 殺しにかかってくるのじゃぞ??」
元魔王「・・・はい! それでも・・・ 俺は、行かないといけなんです!」
村長「・・・ふむ・・・・」
村長「そこまで危険な 暗黒大陸に行きたいんじゃな ・・・」
元魔王「・・・はい!!!!」
村長「そこまでして行きたい理由はなんじゃ・・・???」
元魔王「俺には・・・ 暗黒大陸のことを知る責任があるから・・・ です!」
村長「・・・ふむ・・・」
その後・・・
村長は納得したのか暗黒大陸行きを引き止めることは無なった。
そして・・・
数か月過ごした村の人たちとの別れを済ませた蒼たち一行は・・・
暗黒大陸へと向かうのだった。
村長「『暗黒大陸のことを知る責任があるから・・・』 か・・・」
村長「元魔王様は、現在の暗黒大陸をみて・・・ 何を成すのか・・・ 見ものだな・・・・・」
元魔王の存在に気づいていた村長は・・・
暗黒大陸へむかった弟子たちを憂いていた。
〇謁見の間
王様「なんじゃと?!?!?!」
王様「暗黒大陸に近い村が・・・ 全滅した・・・ じゃと?!?!?!?」
王様「これは誠か!!!!」
貴族「先ほど・・・ 国境付近の衛兵から緊急の報告を受けましたので・・・ まだ確定ではありませんが・・・」
貴族「急ぎ確認に向かわせております!!」
王様「・・・ ふむ・・・」
王様「魔王が復活する可能性は???」
貴族「以前、聖女により魔王が倒されてから・・・ かなりの年月が流れており・・・」
貴族「暗黒大陸は未だ統治出来ずにいます・・・!!!!!!!!」
貴族「新たな魔王が現れても・・・ なんらおかしくないかと!!!!!!!!」
王様「ふむ・・・・・・ やはり・・・ 懸念していたことが起こってしまったのじゃな・・・」
貴族「・・・はい!!! おそらく・・・」
王様「・・・ 以前召喚した勇者たちは・・・」
貴族「彼らは女神により・・・ 私たちの干渉不可とのお言葉をいただいている以上・・・」
貴族「私たちから接触することはできません!!」
貴族「それに・・・ もし、勇者として活動していただくにしても・・・」
貴族「我らの思うように動かせない以上・・・ 何を要求されるかわかった物じゃありませんよ??」
王様「ふむ・・・・・・・・・」
王様「なら・・・ やるしかないよのぉ・・・」
貴族「・・・ はい!!! それしか方法はないかと・・・!!」
王様「では・・・ 大至急執り行うぞ!!!!!」
王様「【勇者召喚】」
そうして・・・
召喚されたのは・・・・
???「ここ・・・は・・・???」
王様「勇者殿! 混乱しているところ悪いが・・・ どうか我らの世界を助けてくれないか?」
???「勇・・・者・・・?? おれが・・・!?!?!?」
王様「詳しい説明は場所を変えて──」
???「異世界召喚!!!! キタァァァーーーーーーーーーーー!!!」
こうして・・・
魔王を討伐するために、新たな勇者が召喚されたのだった。