高級ワインをいただきます!(脚本)
〇アパートのダイニング
みより「テッテレ〜〜〜♪」
みより「さて今日は、大・奮・発!! 高級ワインを飲んでみたいと思います〜!!」
みより「ワインは高いものだと何百万とかするみたいですが、ネットで頼んですぐに届くのは、この30万の赤ワインでした!」
みより「ま、そんなレアなもの、簡単に手に入らないよね・・・。 お金だけではどうにもならないことがある!と実感」
みより「まーでも、1本30万でも十分っしょ!」
〇アパートのダイニング
みより「ふふーん♪ 料理にもこだわってみました! なんせ30万の赤ワインあけるからね!」
みより(料理は3時間もかかったけど・・・ あぁ、時間があるって本当に素晴らしいわ)
みより「それでは、カンパーイ!」
みより「ぷはー! う、美味いっっ!!!」
みより「はー美味し!」
みより「あ〜〜最高!」
みより(・・・語彙力なさすぎ!!)
みより「もちろん、今まで飲んだ赤ワインの中で一番美味しいわ! だって30万・・・」
みより「・・・って、そんな味なんてわかるかーーーい!!!」
〇アパートのダイニング
みより「マサキ、おかえりー!」
マサキ「ただいまー!」
マサキ「今日、お客さんからワインもらったんだ! 一緒に飲もうぜ!」
みより「マジっ!?やったー!」
マサキ「ははっ、そんな高級なものじゃないと思うけどね」
みより「おつまみ、何があるかなー」
マサキ「コンビニでチーズ買ってきたよ!」
みより「あははっ!コンビニかよ〜! せめてデパ地下とかで買ってきてよ! でも、ありがと♪」
「カンパーイ!」
みより「おぉっ!これ、普通に美味しいね!!」
マサキ「うんうん。レベル高いわ! 家に常備しとくのも良いな」
マサキ「あ、普通にAmadonで売ってるわ! 3000円だって」
みより「へぇ〜、まぁまぁの値段だね!」
マサキ「お祝い事の時にはこれ開けるってのも良いな。記念日とか、クリスマスとか・・・」
みより「いいね!何本かストックしておこう♪」
〇アパートのダイニング
みより「・・・・・・」
みより「あの時のワイン、美味しかったな。 3000円だったけど チーズもコンビニの安いやつだったけど」
みより「いや、そんなはずない! だって値段100倍だよ!?こっちのワインのが美味しいに決まってる!」
みより「・・・のに・・・・・・」
みより「一人で飲んだら、こんなに高級なワインでも、なんだか味気ないよ・・・」
みより「うっ・・・ううっ・・・・・・」
〇アパートのダイニング
みより「う〜ん、むにゃむにゃ・・・」
みより「・・・って!朝!?」
みより「あーそっか、昨日、あのまま寝落ちしちゃって・・・」
みより「あぁーーーっ!! 30万円のワインを、放置したまま寝てしまったー!」
みより「も〜私のバカバカバカっ!! なんで昨日ちゃんと冷蔵庫入れなかったのよー!もったいない!」
みより「ん?LINE? 誰からだろ」
みより、お疲れさま☆
今日19:30〜このお店予約してます!
https://・・・・・・
久々に会えるの楽しみ♪
みより「──あぁっ!!忘れてたぁ〜!!」
みより(気が進まないなぁ・・・ でもさすがに当日ドタキャンはダメだよね キャンセル料かかるし)
みより「まぁ・・・ニートで暇だし、行くかぁ」
なるほど思い出は30万以上…いやプライスレスなものだったんですね‼
一時でも、そういう時間があったのは幸せですよ~😁
余命宣告されて、却って自由になる。自由を謳歌した途端、孤独を悔やむ…人間ってわからないものですね、深いです🤔
会社も彼氏もバッサリいったみのりですが、今回はいろいろ考えるところがあったようで…
美味しいワイン(高級なもの)に高い理由がきちんとあるので、それ自体は全く問題ないんですが、やはり買い手のそのときの状況次第というところでしょうか。でもお金は大事です(笑)
次回も楽しみにしています。