アイドルラブレス

サブカルビジネスセンター大阪

終わりの告白(脚本)

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  あいかが高校3年生になったある日
  アイドル活動もやや軌道に乗り始めていた
  しかし問題もあった、
  あいかにはみっちり組まれた
  スケジュールはやっぱり一時的な
  ストレスを始めたての為に感じていた

〇劇場の楽屋
吉葉 あいか(なにより目の前で応援してくれている かぶらくんにその上で気持ちを 伝えられないのはなによりも辛い)
  けれども、余り具体的な解決方法も無く
マネージャー「経営層に話しが回って営業はやや控える という意見があるから」
吉葉 あいか(マネージャーさんが言うなら)
マネージャー「悩んでいるなら動物を飼うのはどうかな?」
  という提案もあり
吉葉 あいか「それもいいかな」
  と思って手軽な可愛いハムを
  飼う事にしたが
マネージャー「鏑くん熱心なファンなんだよね」
  Ikaの出るステージにはとことん
  付き合い常連であり、運営側の意見は
マネージャー「出禁にする訳にいかないしさ 純粋に活動してくれるファンだし」
  という意見とスキャンダルになるん
  じゃないかという意見があり
  結局このまま様子を見るという事に、
  落ち着いた

〇ライブハウスのステージ
  そんな中で今度は倉庫の地下での
  ライブステージ
吉葉 あいか(前列ステージ、、)
  鏑が必至に汗をかいてやはり
  オタク根性全開の応援をしていた
  そこで前列にいた鏑の目の前でダンスを踊る事になる
吉葉 あいか(思わずー『 目があった! 』ー)
鏑 菜「同時にー『 目が合った 』」
  それがアイドルとしての運命であり
吉葉 あいか(あいかは思うーかぶらくん。大すきよ―)
  鏑はある意味
  思い詰めた視線に気が付いた
鏑 菜(そして、思ったのは、 ー 俺もあいかの事が好きだよ ―)
「その時は、鏑も高校3年を迎えていた」

  高校の教師との進路相談

〇小さい会議室
鏑の父親「このまま地元の 大学に進学させるつもりです」
鏑 菜「はい、僕もそう考えています」
鏑の父親「バスケより受験の勉強へ菜には専念させたいと思います」
木川高校進路担当(そうですか)

〇ファミリーレストランの店内
  夕方
  食事中
鏑の父親「ところで 最近、勉強の方はどうなんだ?」
  菜が
鏑 菜「それは」
妹「お兄ちゃんって」
妹「キスっていうアイドルグループに 夢中だもんね」
鏑の父親「そうなのか」
妹「あいかっていう 地下アイドルに入れ込んでやんの オタク活動と受験と天秤にかけるどころじゃないのに」
  菜はパスタが目の前に用意されている状態
鏑 菜「それはそうだけど」
妹「バスケ部も辞めるんだし 今はアイドルファン活動も自粛したら いいのに」
  母親が言う
鏑の母親「大学に入ったら自由にできるんだし」
鏑の母親「まあ、まあ みんなでさいを追い詰めるのは 良くないわよ」
鏑の母親(さいの意見も聞かなくちゃ)
鏑の母親「大学に入れば ファン活動していいんだよね、お父さん」
鏑 菜「本心では心が揺れていたけれど」
鏑 菜「バスケも大学に入ったら?」
鏑 菜「再開していいの?」
鏑の父親「もし受かったら 大学に入る為の入学金も学費もだしてやる」
鏑の父親「そして、 『 バスケも受かったら続けるんだぞ 』」

  菜は意味で納得した
「その週からあいかへの ファンとしてのアイドル活動は参加する事は無かった」
「それもこのままIkaへの ファン活動もバスケット活動も縁遠いものになるきっかけだった」

〇大教室
  以来
  キスのアイドルグループの姿は鏑にはあまり目にする機会は無かった
  6ヵ月後
「鏑は全てが上手くいき 受験は合格し大学へ入学する事が出来た」
  大学
鏑 菜(はは、それでね 美味いコースメニューが出るレストラン 知ってるんだ)
「彼女に言う」
  鏑は構わず食事に誘ってみる
鏑 菜「奢るよ! 一緒にいかない?」
(彼女が鏑の事をかなり気に入ってるのか 「 うーん、いいわよ、さい 」)
  友達が名前を呼ぶ
(彼女が振り返った)
「おー-い 彼氏と話してないで時間ある?」
「吉葉さん」
  彼女はあいかだった
  そして、
  キスという地下アイドルグループは
  解散していたし
  Ikaといえば芸名は同じに、
  高校の卒業を機に芸能活動を
  引退する事をファン達の前で宣言し
  その宣言自体はネットに流れたが鏑は
  目にする事は無かった

〇海辺
「8月」
  鏑とあいかは両足には、
  裸足で手をつないでいて
  さざ波が、足元を流れて行って
吉葉 あいか「砂浜で、 ばしゃばしゃばしゃと足で海水を蹴る あいかは」
鏑 菜「無邪気さを持つ鏑といえば」
鏑 菜「海水を使いぱしゃぱしゃと足で遊ぶ」
吉葉 あいか「あいかは勿体付けるかのように、 白いスエットパーカー姿で鏑に背を向ける」
吉葉 あいか(あのかぶらくんっ!)
鏑 菜「なに?」
吉葉 あいか(あたしかぶらくんの事すき)
鏑 菜「うん」
鏑 菜「俺も好きだよ」
吉葉 あいか「あたし アイドルオーディションに合格したんだ!」
鏑 菜「えー―――――!!」
鏑 菜「スゴイじゃんか!」
  そして
  それは思い出の一ページとなる
  あいかとのお互いの
  思い出としての最後のあいさつであり
  
  最後の言葉
「--すきよー-」
  ー そして ──
「ー-好きだよー-」

コメント

  • 丁寧な描写でとてもわかりやすく、楽しかったです。青春ストーリーですね。2人の関係はこれからどうなるのか。順調にいくのか、それとも…

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