【第2部・犬っ子モカとナユタの日々】エピソード32『出会い』(脚本)
〇桜並木
2006年、イバラキ。『柊 なゆた』
桜の花びらが舞う中、
町中央にある『ゴミ捨て場』で、私はただただ立ち尽くしていた。
その、
片腕を無くした、真っ黒な女の子の前で。
その子は、
私を守ってくれるような、
優しげな眼差しで、
・・・・・・私だけを見ていた。
???「いつか、キミが大きくなった時、 ボクとまた会ってくだしゃいますか?」
柊 なゆた(幼少期)「お姉ちゃんは、いったい────」
???「これ、──キミに返しましゅね」
受け取ったのは、色あせた1冊のノートだった。
柊 なゆた(幼少期)「・・・・・・」
私は、そのノートに目を落とした。
【4月〇日、晴れ】
【今日なゆちゃんは、ゴミ捨て場でトンデモナイお宝に出逢ったの────】
柊 なゆた(幼少期)「お、お姉ちゃん?」
必死に探したのに、そのお姉ちゃんは何処にも居なかった。
────消えて、居なくなってしまった。
柊 なゆた(幼少期)「また、〇えたのに、ヒドイよ。 やっと、やっとまた〇えたのにッ!!」
私は泣いて、泣いて、必死に抵抗した。
この世界に抵抗した。
なのに、
世界は、ここに、
──私しか──、残さなかった。
あの人が居ることを、
・・・『良し』・・・としなかった。
〇空
世界はザンコクだった。
世界はヒキョウだった。
世界が1番、1番大嫌いになった。
────だから私は願った。
こんな世界はキライだから、
────早く大人にしてくれ、と。
𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹
わわわ✨2人でつくったモカちゃん登場❗
ほんとーーーに感動だよー😭
こんなに素敵な作品に参加させてくれて本当にありがとね🙏
すっごく幸せな気分だよー(∩˘ω˘∩ )♡
素敵❗素敵❗本当にありがとう❗