過去に戻って黒歴史を無かったことにするはずが何故か別世界に来てしまった件。

平日以外動きたくない人

エピソード3(脚本)

過去に戻って黒歴史を無かったことにするはずが何故か別世界に来てしまった件。

平日以外動きたくない人

今すぐ読む

過去に戻って黒歴史を無かったことにするはずが何故か別世界に来てしまった件。
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇華やかな広場
森 絵里「あれから一日たったが、受け入れてみると割と過ごしやすいな」
小林 塔也「一時はどうなるかと思ったわ・・・」
神谷 圭都「まぁ、結果オーライだね」
小林 塔也(原因が言うのはどうなんだろう・・・?)
森 絵里「だが、一つだけ非っ常ーーーーーーーーーーに大きな問題がいくつかある」
小林 塔也「いやどっちだよ」
神谷 圭都「やっぱ時計?」
森 絵里「そうだ。どうにも材料が手に入る見込みがない」
小林 塔也「あれをまた作るのには何が必要なんだ?」
森 絵里「たくさんの金具と外枠の金属、あとはFPSの銃撃戦ゲームとぶどう味の炭酸飲料、その他ってところだな」
小林 塔也「後半お前の欲望だろ!」
森 絵里「そんなに怒鳴らんでおくれ」
神谷 圭都「しっかし、適当に操作しただけで本当に異世界に来ちゃうとはね」
森 絵里「まぁ、自爆コマンドを押さなかっただけマシと言うもんさ」
小林 塔也「なぜつけた?」
森 絵里「要らんけど つけたくなるのが 人のサガ」
小林 塔也「しれっと575という」
森 絵里「それはそうと、ついさっき気づいたが、ここは異世界だし、電話は繋がらない!」
神谷 圭都「なんで嬉しそうなのよ...」
森 絵里「それはしゃーないだろ!私の悩みの種だった姉さんの鬼電から逃れられるんだから!」
小林 塔也「時計が出来たときよりハイテンションなんですが」
神谷 圭都「絵里ちゃん電話なってるよ?」
森 絵里「おい嘘だろぉ...?」

〇魔法陣のある研究室
森 優里「ハァイ!」
森 絵里「その挨拶が許されるのはピンク玉だけじゃい!」
森 優里「おぉ〜相変わらずツッコミのスキルたかいなぁ〜」
森 絵里「まじでやめてくれって...てかどうやって電話したんだよ?」
森 優里「ついさっきどこでも電話が繋がる魔法を覚えたから早速使ってみようと思って!」
森 絵里「便利だけども!」
森 絵里「どこでもは異世界でも例外ではないのか...」
森 優里「異世界?」
森 絵里「あぁ、カクカクシカジカ...」
森 優里「なるほど、GPSの反応が消えたのはそういうことだったのね」
森 絵里「そういうことだ」
森 絵里「って、はぁ!?GPSぅ!?」
森 優里「うん。GPS」
森 絵里「い...いつの間に?」
森 優里「こないだ家に行った時に靴底に仕込んだわよ!」
森 絵里「(靴底を外しながら)うおっ!?マジやん...」
森 優里「それはさておき、貴女いまどこいるの?」
森 絵里「城の庭だけど?」
森 優里「了解!では博士お願いします!」
熊谷 啓次「アッハイ(思考放棄)。《テレポーテーション》」
森 絵里「え」

〇華やかな広場
森 優里「我参上!」
森 絵里「何ぃ!?」
  居たぞ!侵入者だ!
ジェラルド「おい貴様、この城にアポなしで入っていいのは従者か自殺願望のある奴だけだと決まっている。貴様は後者のようだが、一体何者だ?」
森 優里「いきなり長文で来られても困るんやが」
ジェラルド「黙れ!瞬間移動での侵入はより重い罪となるぞ。ひとまずこちらへ来てもらおうか」
森 優里「嫌だと言ったら?」
ジェラルド「ほう?貴様自分の立場が分かっていないようだな?」
森 絵里「ジェラルドさんその人に近寄らないでくれ!」
ジェラルド「それは無理だ。お前たちは原因不明のため様子見でお咎めなしになったが、この女は間違いなく瞬間移動魔法を使っている」
ジェラルド「騎士団長として、見逃すわけにはいかない」
森 優里「ふーん。じゃあちょっくら抵抗させてもらうとしますか」
森 絵里「手から刀が!?」
ジェラルド「む!貴様、騎士に剣を向けるか。面白い、ではこちらも容赦なくいかせてもらう」
森 絵里(ん?姉さんの刀よく見たら模造刀だぞ?)
  次の瞬間、目にも止まらぬ速さでジェラルドが優里に斬りかかる。
森 絵里「はっ!?そうだ!姉さんに近づくなってのは...」
森 優里「脳筋戦法壱の型・音速滅多斬りィ!」
ジェラルド「ぐわああああっ!?」
森 優里「はっはっはっ!模造刀でよかったねぇ、騎士団長さんや」
ジェラルド「ぐうっ...!」
ジェラルド(何が起こったんだ?姿が消えたかと思えば1秒ほどで10回は斬りつけられた...。この動きは見たことがないぞ...)
森 優里「適当に刀持って回転してるだけだから説明もクソもないわよ〜」
森 絵里「適当のスピードじゃなかったんですがそれは」
  この後、絵里が事情を説明し、少しだけならなんとか滞在を許してもらえることになった。
森 優里「この国の司法ゆるいわね〜」
森 絵里「城ん中でそれ言ったら斬られるぞ」
森 優里「逃げるが勝ちよ」
森 絵里「というか、瞬間移動あるなら私たちを連れてってくれないか?」
森 優里「それは難しいかな」
森 絵里「え」
森 優里「瞬間移動は向こうにいる博士にやってもらってるんだけど、博士の魔法が適用されるのは一度でも会ったことがある人だけなのよね」
森 絵里「それなら電話かなんかで...」
森 優里「直接会って話さないとダメみたいなのよ。力になれなくて申し訳ないわ」
森 絵里「いや、大丈夫だ。気ぃつけて帰んなよ」
森 優里「ありがと!じゃあお土産としてなんか買って帰るわ!」

次のエピソード:エピソード3 スーパーメタワールド「お土産さがし」

コメント

  • 主人公一派が無事に帰れるか、不安で仕方がありません。
    ギャグにもシリアスにも転がれる〆方なので、続きが気になります!

成分キーワード

ページTOPへ