第10章1節『アンゴルモアの大王、復活!?』(脚本)
〇生徒会室
狩場玖珠絵「皆さん」
狩場玖珠絵「闇の勢力(ダークパワーズ)との終わりなき聖戦(インフィニティ・クルセイド)も、佳境にさしかかろうとしています」
只野男志(よく今まで生き残れたな・・・・・・俺)
帝院令「思い返せば、早いものです。 デュランダル様が現れて」
帝院霧乃「恐怖の大王デフレエルを見事撃破」
龍場夢來「戦神マルスまで姿を現しましたな」
狩場玖珠絵「闇の勢力最強の存在“アンゴルモアの大王”復活まで秒読み段階でしょう」
帝院令「そうなればいよいよ、最終決戦(ハルマゲドン)ですね」
只野男志(・・・拝啓、アンゴルモアの大王様。 無理に復活なさらなくて結構です。敬具)
帝院霧乃「きっと、デュランダル様が華麗にやっつけてくれることでしょう!」
寺樽真之「はい、師匠ならば楽勝です!」
龍場夢來「いやぁ楽しみですな! がははは!」
只野男志(全然楽しくねーよ!)
寺樽真之「アンゴルモア、いつでも来るがいい! 僕の師匠が相手になってやる!」
???「ならば望み通り、相手になってやろう!」
〇生徒会室
アンゴルモア「予言に語られし邪悪の権化・・・」
アンゴルモア「このアンゴルモアの大王がな」
〇生徒会室
寺樽真之「アンゴルモアの・・・・・・大王!?」
狩場玖珠絵「嘘・・・・・・もう復活しているなんて」
只野男志(ラ、ラスボス来ちゃったぁ! いきなり最終回かよ!?)
只野男志(魔王剣士漆黒のデュランダル物語 ──おしまい)
龍場夢來「ここで会ったが1万2千年め!」
帝院令「決着をつけてやる!」
帝院霧乃「デュランダル様、戦いましょう!」
只野男志「・・・・・・わ、我が出るまでもない」
只野男志「ローラン。まずはお前が行くがいい」
寺樽真之「相手は最強の敵です。 ・・・僕如きではとても」
寺樽真之「ここはやはり、師匠が」
只野男志(だよねぇ! ラスボスだもんね!)
只野男志「え、エクスカリバー・・・」
狩場玖珠絵「応援してますぅ。デュランダル様」
只野男志(あっさり見捨てたァ!)
アンゴルモア「漆黒のデュランダル。 1万2千年の宿命に決着をつけるとしよう」
只野男志(嫌ぁあ! 戦ったら秒で死んじゃうぅう! ど、どど、どうする!?)
只野男志「フ、フッ・・・ハハハハ」
只野男志「アンゴルモアよ。面白い冗談だ。 気に入った」
アンゴルモア「・・・何が可笑しい」
只野男志「時を改め、全力で来いと言っているのだ。 全ての闇の勢力どもを引き連れてな」
アンゴルモア「ほう。自信満々だな」
只野男志「その時こそが、最終決戦(ハルマゲドン)だ」
只野男志「まとめて始末してくれる」
只野男志(秘技、とりあえず先延ばしぃっ!)
アンゴルモア「・・・ふん、確かに」
アンゴルモア「永きにわたる因縁がこのように終わるなど味気ないか」
アンゴルモア「・・・最高の舞台を整えるとしよう」
只野男志「フッ・・・楽しみにしておこう」
只野男志(た・・・助かったぁ・・・)
〇木の上
女眷属「マルス様にご報告しなければ」
〇学生寮
〇学生の一人部屋
只野男志「ハンカチにちり紙に・・・よし」
只野男志「夜逃げ準備完了!」
只野男志「ラスボス出てきちゃったら、流石につき合ってらんないって!」
只野男志「・・・あばよ」
〇広い公園
只野男志「はぁはぁ・・・中身、詰めすぎたかも。 ・・・ちょっと一休み。・・・ふぅ」
アンゴルモア「いい夜だ。デュランダル」
只野男志「あ、アンゴルモア!?」
アンゴルモア「一騎打ちで決着をつけようと思ってな」
アンゴルモア「貴様もそのつもりでこの場所に来たのではないか?」
只野男志(違いますゥ! 普通にトンズラですゥ!)
アンゴルモア「宿命に決着をつけよう」
只野男志(やばァい! 秒で殺される!)
只野男志(どうする・・・俺が偽者だってカミングアウトすれば見逃してくれるかも・・・)
帝院霧乃「デュランダル様!」
只野男志「ミストルティン!?」
帝院霧乃「やはり、お1人で戦うおつもりでしたか。 私もお手伝いします」
只野男志(こいつまたストーキングしてやがったのか!)
只野男志(つか今カミングアウトしたら、ミストルティンに殺されるゥ!)
帝院霧乃「覚悟するがいい、アンゴルモア」
帝院霧乃「我に宿りし世界樹の生命(ユグドラシル・パワー)よ!」
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