闇堕ちパフォーマーって?(脚本)
〇近未来の病室
太陽「闇堕ちパフォーマーってなんだ!? 敵なのか!?」
浅葱 竜「あぁ。敵だ」
土森 翠「ギッシュ側のマジカル☆パフォーマーたち のことを、便宜上そう呼んでるんだよ」
〇モヤモヤ
土森 翠「彼らはギッシュを操ることができるんだ」
浅葱 竜「闇堕ちパフォーマーは負のエネルギーを パワーに変えているのも違うところだがな」
〇近未来の病室
土森 翠「僕たちは正のエネルギー。喜び、憧れ、希望、楽しい、そんな感情をエネルギーとして取り込んでますからね」
ぴかり「あ、たいくんが脳みそバーストした」
青葉「お前、本当に長い話が頭に入らないな」
太陽「う、ごめん・・・」
浅葱 竜「仕方ない。覚えることは山とあるが 言葉では入ってこないのもわかる」
土森 翠「とにかく、パフォーマーの敵がいるって 覚えてくれればいいよ」
太陽「おう! わかったぜ!」
土森 翠「これからは、ギッシュとは別に 闇堕ちパフォーマーとの戦いがある」
土森 翠「そして、彼らは強い」
土森 翠「青空さんも強かったけれど 負けてしまうくらいに」
土森 翠「だから」
土森 翠「君たちは生き残るためにも 強くなってほしい」
土森 翠「強くなれるようたくさん教えるからね!」
青葉「翠さん」
太陽「おう! わかったぜ! オレは強くなる!!」
ぴかり「死にたくないから、やるよもぉ」
土森 翠「みんな、これからよろしくね」
〇テーブル席
太陽「茜、久しぶり!」
茜「うん。久しぶりだね」
太陽「へへー、茜! オレ、ビックニュースがあるんだ!」
太陽「ヒーローになったぜ!」
茜「へぇ? 化け物退治がうまくいった ってこと?」
太陽「おう、茜のおかげでな」
太陽「しかもあいどるでびゅぅもしたんだぜ!」
茜「うん・・・・・・?」
太陽「あ、信じてないな?」
太陽「ええと、でびゅぅ番組は夜遅く だったし・・・」
太陽「あ、そうだ!」
太陽「再来週の無人島B・B・Q見てくれよ!」
茜「え、どうして?」
太陽「オレが出る!」
茜「??????」
太陽「だーかーらー、オレが番組にでるの!」
太陽「収録ももう終わってるんだ!」
茜「・・・あれって千草カメが司会の・・・」
太陽「お、知ってんのか?」
太陽「カメさんは事務所の先輩だ!」
茜「・・・・・・」
太陽「で、オレ、アイドルになって ファンができて」
太陽「その力でヒーローになれるんだ!」
太陽「夢が叶ったんだよ!」
茜「・・・・・・」
太陽「生放送にでたり、無人島で収録したり、 大変だったけど、 今めちゃくちゃいい調子なんだ!」
太陽「次はそのカメさんたちのライブに でるんだけど」
太陽「新しい歌と踊り覚えたり! あ、あと転校もするんだぜ!」
茜「忙しそうだね」
太陽「おう! でもめっちゃ楽しい! 応援してくれよな、茜!」
茜「断るよ」
茜「僕は、アイドルなんて太陽に 似合わないと思う」
太陽「茜っ!?」
茜「だって太陽がなりたかったのは ヒーローでしょ?」
茜「アイドルなんてしなくちゃ ヒーローになれないなんておかしいよ」
太陽「・・・オレも最初はそう思ってた」
茜「だったら」
太陽「でもさ、応援してくれる声を聞いて アイドルもヒーローもおんなじとこが あるんだって気がついたんだ」
茜「どこが同じなの?」
太陽「誰かを笑顔にできるとこ!」
太陽「それが、オレが目指してたものなんだ!」
太陽「だからオレはアイドルヒーロー、 じゃない、」
太陽「マジカルパフォーマーとして 頑張ろうと思ったんだ」
茜「マジカル、パフォーマー」
太陽「あ、茜は知らないだろ? マジカルパフォーマーってのは」
茜「知ってるよ」
太陽「え?」
茜「太陽だけじゃない。 僕もデビューするんだ」
茜「アイドルとして」
太陽「茜も!?」
茜「しかも」
茜「君たちがいう、 闇堕ちパフォーマーとしてね」
太陽「はぁっ!?」